太中
にょた百合
BEAST
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そして、口を開いた___
太「俺”なんか”?」
中「ッ」
そう言った首領は、一寸屈んで、俺の口の前に人差し指を、持ってきた
太「なんかってどういう意味?君は幹部 そして、私は首領 私の命令は、絶対だよ中也?」
そう言う首領の目は、凄く冷たくて、今すぐ逃げ出したかったが、俺は、その気持ちを隠して、一寸強めに云った
中「あぁそうかよ!! ならもう好きにしろ」
太「……」
急に静かになったと思ったら、
太「じゃあ 今回だけは許して上げるよ でも、次はないよ?」
と、俺の顎をクイッとされたので、手で退かした
本当にこの女は、何を考えているか分からない
太「もーつれないなー♡」
と云い、俺の後ろに周り、抱きついてくる
そして、左手で、抱き締め、右手で俺の尻を触ってきやがった
なので、俺は、嫌がって辞めて貰う事にした
中「やめっ」
太「いいね〜♡その嫌がる顔…唆るね… でもさ、さっき私が言ったこと、覚えてる?」
「ねぇ、私さ”次はないよ?”って言ったはずだったんだけど、聞いてなかったの?」
中「ッ……」
……鎖よりはマシか…と思ったが
この時に太宰を突き放して居たら、後で、こんなに後悔しなかっただろうと思う
そんな事を考えていると、急に、首領がパッと離したと思うと、くるりと、まわって椅子へと向かっている
俺はその背中を追い掛けた
首領が椅子に座って、脚を組んだ
その椅子の横で俺は、立って待機する
暫くして、首領が口を開いた
首領は、そのまま、首を動かさずに話すので、独り言かと思ったが、どうやら俺に話し掛けている様だった
その内容は、今日の夜私の部屋に泊まらないかという要件だった
これは、命令ではなく、首領個人の要件だったらしく、俺は、今後の付き合いの為だと思って、お言葉に甘えさせて貰った
その後、何人かの部下が、部屋に入ってきたが、俺が居る事に不思議な顔をしなかった
俺は、夕食を済ましてから、首領の家へと行く事にした
流石に家に泊まらして貰って、夕食まで食べさせて貰うなんて、失礼だと思ったからだ
その後首領が部下が運転してくれる車に乗るからと、言っていたので、今日やる仕事を全て終わらせてやった
暫くすると、首領が
太「中也〜車が到着したから行くよ〜」
と言ったので、返事はせず首領の後ろについて行った
車の運転手は、俺の専属の運転手だった
首領には、専属のやつなど付いていないのかと、考えていたら、首領が突然
太「中也♡膝枕してよ」
なんて、いうので、仕方なくさせてやった
そしたら、
太「中也の柔らかいね もっと硬いのかと思ってたよ」
と、ぽつりと言ったので、一寸恥ずかしかった
それを見た首領は、俺をいじりだした
太「なに?照れてんの?」
中「ッ五月蝿ぇよ」
俺は、片手で、顔を隠した
太「中也も意外と女の子なのだね」
と、言いながら、顔にあった手を退かされた
中「ッ〜〜」
多分俺の顔は、凄く赤いだろう
これを見た首領は、
太「わお」
と、意味の分からない感想だけ言った
わおってなんだよ わおって
そんなこんなしてると、直ぐに首領の家に着いた
予想してた通り、タワマンだった
俺は、半場無理矢理、部屋に入らされた
部屋は首領の香りがして、安心した
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お疲れ様でした
変なところで切ってすいません
最後まで見て頂きありがとうございました