テラーノベル
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無理やり系ですがえろ要素あまりないかもです。
前回と展開似てます。
展開早いです。
yajpです。
イヤホンから聞こえるみんなの声。そして俺には意識的に聞こえてしまうハリがある声。
「urrn!?何してるの!?笑」
「助けてぇぇ!」
そんなあいつに、俺は恋してしまった。
俺はkrptに所属しているメンバーの一人、yaだ。俺はそんなリーダーであるjpに恋をしてしまった。ほんと、どうかしてる。
「jp、今暇?ゲームしようよ」
「ごめん、今日はちょっと忙しいかも」
この通り、こいつはノリが悪い。これは俺だけとか関係なく、みんなにだと思ってる。忙しいっていうのはわかっているが今までパスしてきた中で何となくで断ってる場面もあるだろう。
「ん、りょーかい」
「ごめんね、また誘って!」
誘っても来てくれないくせに。
最近、他の実況者さんとの関わりが増えた、jpが。俺が知らないうちに色んな人とコラボしては好かれている。それがどうも気に食わなくて。
「ねー、jpってメンバーのことどう思ってんの?」
「どうって言われても…表しきれないよ。」
こいつはメンバーのことを撮影中までもなく、友達でもなく、家族とも思っていない。
じゃあ恋愛は?恋愛に発展する可能性は無いのか?
「…恋愛的に好きになる可能性は?」
「俺はないよ、俺はね」
まるで、他のメンバーが好きになることはあってもおかしくないと言わんばかりの言い方。まあ実際そうなんだけど。
「jpはなくても他のメンバーがメンバーに恋を抱くのはありなの?」
「なしでは無いと思ってるよ、それは価値観の違いだから」
「というかyaくんもなしでしょ?言ってたよね」
言ってた。配信で実は言ってる。でもその時はまだ好きという感情に気づいていなかっただけ。
「あー、まあ、というか結構前の情報だな」
「あれ、そうだっけ」
「というかなんで急にそんなこと聞いてくるんだよ~」
もしかしてメンバーに好きな人いる?と聞かれ、本当のことを答えるか、嘘をつくか迷った。だが、ここで迷ってもきっと俺は一生jpと特別な関係にはなれない。
「うん、いる」
「え、…まじな方?」
まだ信じてないのか、顔色を疑ってくる。
「まじ」
「そっか~、ちなみに誰?」
「…jpって言ったらどうする?」
俺が疑問形で言ったからか、まともに取り合ってくれないjp。
「またまた~、そういう嘘いいから笑」
「ほんとに好きだよ、jpのこと」
ずっと嘘と言い張って取り繕ってくるjp。どうすれば信じてくれるんだか。
「へ、ちょ、yaく、!」
言葉で通じないならかくなる上は行動だ。行動に移せば、jpも理解してくれる。そう信じていた。
「っねえ、おふざけならやめて!」
そう言われ、気づいた。jpは俺が好きなことを信じたくないんだ。メンバーに恋心を抱いてないから。
「っ、!?おま、え、何盛った…、!」
「あれ、効いてる?正直興味本位だったけど、効いてるなら都合いいや」
正直信じてなかった通販で買った媚薬。まさか本当に効くとは。
「jpってurのこと好き?」
「なん、でそこでurの名前が出るの、!」
“だって、いつも仲良いから。”そう言おうと思ったが言葉が詰まった。もしこれで、jpがurのこと好きだと言ったらどうしようと、そんな考えがよぎってしまった。
「…やっぱ答えなくていいや」
「ん、、!?」
口を封じるかのようにjpとキスをする。そんなキスが甘くて、でもどこが苦くて。気がついたら血を流していた。
「っ、は、っ」
「、jpって噛み癖あったっけ」
「ねぇよ、!」
キスはまだダメか、と断念し、服に手を入れる。
「お前、!マジでふざけんな、!!」
「とか言いながら勃ってんじゃん」
俺の手でjpのものに触れる。そんな仕草にjpはえろい顔をしながらえろい声を出す。
「や、め…!」
「じゃあ殴るなりなんなり本気で抵抗しなよ。それをしないのはjp自身だよ?」
ほんの少し煽りながら言うと睨みつけてくるjp。7歳も年下のやつに力技で負ける方が悪いと思う。
「っ~~、!tt、!」
jpの口から出る言葉は俺が大嫌いな言葉ですぐさま口を封じた。
「なんでそいつの名前が出てくるの」
今jpの目の前にいるのは俺なのに。なんでjpは俺のことを見てくれないの?
「ttは、yaくんみたいに、…乱暴じゃないから、」
「乱暴じゃなかったら俺はjpに手を出していいわけ?」
「ちが、っ」
「ねえ、教えて、どうすれば、俺はjpの隣にいれるの、」
ずっと分からなかった。俺が小学生の頃からjpとか変わっていたのに、jpの隣にいるのはいつもttやnaさん。俺が隣になることなんてほとんどなかった。
「っ、こんな無理やりじゃなかったら、おれ、おっけーしてたと思うよ、」
「嘘だ、だってjpは…!」
止まりかけた唇の血に何故か最初のようなほんのり甘い香りがする。
「…ごめん、嘘ついた」
「は、え、」
「おれ、yaくんのこと、好きだよ。その…恋愛、対象として、…」
照れながらいうjpに少しながら興奮しながら俺が思っていた反応と違う反応をみせるjpに俺は戸惑いを隠せなかった。
「え、だって、今までそんなことなかったって…」
「うん、今まではね、でも、最近になって、俺が目を追うのはyaくんで、すきなんだなっ、て…」
恥ずかしいのか、ぼそぼそと話すjp。そんな姿でさえも愛おしくて。全て俺のものにしたくて。
俺とjpの初夜は本当に酷いものだった。お互い男同士でやったことなんて無かったから。でも、1つ伝わったことはある。
「おはよ、jp」
「…おはよう、yaくん、」
「昨日のこと、記憶ある?」
俯きながらもこく、っと頷くjp。
「yaくん、すき、だよ」
「知ってる。昨日沢山聞いた」
やっぱりこいつ記憶ないな、と実感した瞬間。
「え、」
「覚えてないでしょ、昨日俺の名前あんなに呼んで好きって言ってたくせに」
今更思い出したのか布団をかぶりふて寝をかますjp。
「…朝からお誘い?」
「ばか!!ふざけるな!!」
なんだか今までより、楽しい時間が増えそうな予感。
コメント
2件
神だ。マジで好きです