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第6話 - 🐙🌟✕👻🔪　「　　　　　」　中編

791

2025年03月25日

#にじさんじBL

らい。

🐙🌟✕👻🔪

注意⚠️

視点ころころ変わります

口調迷子

前世表現有り

人を選ぶ内容

少しでも無理だと思った人は見ないことをおすすめします！

前編もあるので見ていただければ嬉しいです！

💡「小柳はなんで消えたと思う？」

🐝🤣「やっぱりるべが記憶喪失になったからやろうな」

🥷🔫「狼は意外と考えやすいタイプだけん自分のせいでめっちゃ思ってそうやな」

🍱🦖「だからるべから離れるために消えたのか」

🤝「でもそれって…」

あれから3年が経った

今頃あいつらどうしてるかな

何も言わずに飛び出して来てしまったけど大丈夫かな

そんなことを思っていると声がした

💡「小柳！」

ライだ

ライだけじゃない

カゲツにリトにマナにイッテツ。

👻🔪「何しに来た」

「助けに来た！」

🌩️🦒「その前にお前に質問がある！」

🌩️🦒「小柳！お前はなんで急に消えたんだ？」

👻🔪「俺は星導にとって有害だ。そんな奴がそばにいて言い訳ない。だから星導と離れるために消えた」

小柳は窓の外にある月を見つめていた。表情は変わっていないが、ただ、どうしようもなく悲しい横顔に見えた

🐝🤣「ロウ、お前は絶対有害やないし、言い方が違う」

👻🔪「は？」

🤝「それって「ロウくんにとって最も大切な相手を守るため」でしょ？」

一瞬、小柳の瞼の下がピクリと動いた

💡「一番大切な人と一緒にいる幸せな時間の代わりに大切な人を傷つけないようにするために自分が離れることを選んだんだな」

👻🔪「そうだ」

小柳は落ち着いた声音で言う

👻🔪「昔仲が良かったやつがいた。俺といるのがもったいないくらい良いやつだった…けど、5年前、記憶喪失になった」

💡「それが前の星導か。だけど小柳が自分をそんなに悪く見ないでいいし、小柳が消えて星導は本当に幸せなの？記憶がなくなったら新しくつくればいいじゃん！」

👻🔪「お前らに何がわかるんだよ！」

💡「小柳がどれだけ苦しんだか全てじゃないけどわかってる。でも小柳、選んだんだな。自分より星導を」

俺にとって星導が生きていればそれでよかった

一緒にいたいという気持ちを殺してでも守りたかった星導が自分のことを覚えていなくても、隣に近くに自分がいなくても、生きててくれたらそれでよかった。ただ星導がどこか遠くで幸せに暮らしてくれていれば、他に何もいらなかった。

👻🔪「俺は間違っていたか？」

💡「いいや、よく考えて判断したことを凄いと思うよ。でも、それが正しいかを判断するのは俺たちじゃない。」

🍱🦖「遅くなってごめん！」

泥がたくさん付いたウェンが息をきらせてやって来た

ウェンは両手で車椅子を押していた

車椅子には誰かが座っていた

👻🔪「なんでお前がここにいる…星導」

車椅子には悲しそうに笑う星導が座っていた

👻🔪「俺から離れたのにお前らはなんで連れてくるんだよ。俺が苦しんで離れたのにこんな簡単に再会させるなよ…」

🥷🔫「狼、聞け」

👻🔪「しかも星導は俺を忘れている…俺の顔すら覚えていない…！」

🥷🔫「小柳！」

名前を呼ばれてはっとし、黙った

🥷🔫「星導は思い出したんだよ。この3年間俺たちと話して」

👻🔪「さっきから一言も喋っていないぞ？本当は覚えていないんじゃないか？」

🥷🔫「小柳、違う。それは…」

ガタッと音がする

視線を向けると星導がウェンの力を借りて立ち上がっていた。そして何かを喋った。だが、

🐙🌟「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

声が出ない。口は動いているが、声が聞こえない

🐝🤣「るべは声が出なくなったんや…」

おそらくKOZAKA-Cの件でだろう。声も失ってしまうなんて…俺のせいで…

👻🔪「どうせ覚えていないんだ。思い出すなんてそんな都合のいいことあるわけない」

本当はわかっている。俺が考えすぎてこうなってしまったのも、カゲツたちが嘘をつく訳がないのも。本当はわかっている。でも、否定してしまう。どこかで期待しているけどもう傷つきたくないから否定する自分がいる。

🍱🦖「るべは本当に思い出したんだよ。ロウくんが好きなものも好きな曲も幸せそうに笑う笑顔も、全部。5年前違う人生を一緒に歩んでいたことも！」

👻🔪「違う、違う！お前らは嘘をついている！星導が思い出すわけない…星導と俺の思い出なんてなかったことになってるんだ…！なんでお前らはこんなこと…！」

🍱🦖「僕らはヒーロー。困っている人がいたら必ず助ける。だからロウくんも必ず助けるよ！」

そう言われて周りを見ると頼もしい顔をした最高の仲間たちがいた

🌩️🦒「るべ！」

リトが叫ぶ

星導が地面を這うようにしてこっちに動いていた

👻🔪「星導…なんでだよ…お前と俺は一緒にいちゃいけない…幸せに過ごすなんてできないんだよ…！」

目の前まで来た星導は

泣いていた

星導は小柳を優しく抱き締め、しっかりと目を見て声は聞こえないがこう言った。

ごめんなさい。

星導を謝らせてしまった

👻🔪「ああ、ああっ、ああああああああああっ！ああああああああああああああああっ！」

顔を歪め、泣き崩れながら叫ぶ小柳の背中を星導は静かに撫でていた

そんな時間が数分続き、小柳はゆっくり顔を上げ星導を見つめる

足に絡みついていた重りが全てなくなった気分だ

👻🔪「…3年ぶりか」

優しく微笑みながら星導に言う

👻🔪「久しぶりだな、星導」

それは自分の選択と大切な人との再会を受け入れた言葉だった

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この作品はいかがでしたか？

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素敵です。少し泣きそうになりました。ありがとうございます(*´˘`*)

らい。

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