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見栄が透けて見えるキラキラの装飾
それを台無しにするような薄暗い部屋
明かりは暖炉の火のみ
「そっちから来るなんてな」
不気味なほど静かだった部屋に
銀髪と宝石のような目が目立つ少女と
手入れが行き渡っていて綺麗な巻き髪の女性
「きちんと契約書かなんかで
この関係をまとめるべきだと思ったの」
血液のようなおぞましさを感じるネックレス
これには瞬間移動の能力がある
「そこまで警戒するな
別にとって食う訳じゃないんだから」
そう言って事前に少女がまとめていた
契約書をめくる
そして全て読み切ったのかすぐにサインをする
契約書に書いてある内容は
住人の管理や社交界には出ることを約束する
それに伴い家族の命は保証すること
裏の住人について口外することを許可すること
権限を与えるに伴い
権限を自由に使うことを許可すること
そして個人を尊重すること
を記されていた
「社交界と記されているってことは
俺が貴族ということは知っているようだな」
「えぇそれ以上は知らないですけど」
「このサインを
見ればわかるが 俺はハデス家の当主だ」
そう言いながらサインを指さす
ルシフェル=ハデス
ハデス家は
大貴族として他国のアルアも知っていた。
ハデス家は
ヘラ帝国に属する大貴族である。
ヘラ帝国は
大陸上でもとても力のある一国である。
軍事力を誇るハデス家
外交力を誇るアテナ家
資金力を誇るアルテミス家
この三大家が皇族に忠実を誓い支えている
まあ簡単に言えば弱みがない国ということ
マフィアや殺し屋
由緒正しき暗殺一家であるゾルディック家でさえ手が出せない裏の住人がヘラ帝国に属しているのならば戦争で右に出る国はないだろう
「当主になるのはもう少し先の予定だったが
俺の両親は側近に暗殺されてしまったんだ」
「そこで皇帝は俺に対し支えるものが
必要だろうと見知らぬ女狐を
よこして来そうになったわけだ」
「そこで弱みも丁度いいほどあり
殺される心配もない私を妻に? 」
「あぁそういうことだ」
「でも11歳それに身元もよく分からない者が妻として向かえることを皇帝や貴族はゆるすの?」
「まあ許さないだろうな」
「もうすぐ無くなる国が1つある
そこの姫としてお前を迎える」
「無くなるってどういうこと?」
「だからまだお前のことは発表しない
本当は国がなくなってから迎えに行く予定だったんだけどな」
「運命のイタズラは分からないものだ」
質問をはぐらかされる
ヘラ帝国は戦争を始めるような国ではない
する必要が無いから
ではなぜ無くなることがわかるのか
それは彼の念能力が予知に近いからではないか
そう少女は予想する
_____同時刻g.i
「除念師との交渉成功したんだって?!」
幻影旅団とヒソカ
少し重い雰囲気の中元気にそう言うのは
白髪に青い瞳が目立つ少女
「アルア君もゲームに参加してたんだね♧」
「うんもうヒソカは帰っていいよ
交渉は終わったんでしょう?」
「相変わらず冷たいなあ」
「感動の再会って言うのに♡」
「気持ち悪いこと言わないでよね」
「ヒソカセクハラはそこら辺にしなさいよ 」