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今回はLonePiさんの「幸福刑」で曲パロを書いてみました。
名前とか適当に考えてるんですけど普通に気にしないでください。
ちょっとBL要素入れたかったんですけどあんま入ってないです。
設定もクソ適当です。
本当にごめんなさいなんですけど自分なりに解釈しつつ読んでいただいたら面白いかと…!!
この世で、一番の美徳とはなんだろうか。誰かは自分を磨き、成長することと言った。
誰かは自分が満足のいくの好きな生き方をすることと言った。
きっと俺はそれを美徳としてはいけない。
「…僕の意思を、受け継いでね。この灯火は、きっと消してはいけないから。」
大したことじゃないはずだった。
ちょっと世界を変えてやろう、なんて子供の悪戯心だったはずだった。
少しずつ、仲間が増えるたび心も身体も重くなっていった。
色んなものを背負って行かなきゃいけない気がしていた。
でも、あなたがいた。
あなたは子供の悪戯心で始まった物語すら、縋る人がいる限り重荷を背負って紡ぎ続けようとした。
でも、もう過去の話。
だってあなたはもういない。
全部過去形のままで、どこから絡まって今自分がどこにいるかすら分からなくなる。
「すごい、大雅さんはあの人の意思を継いで行くんだ…!!」
なんて、言われるたびあなたも見失いそうで。
でも紡ぎ続けなきゃいけない。
だってあの人は受け継げと言ったから。
周りが期待したから。
あの人を止められず苦しめたのは自分だから。
きっと俺があなたを殺したんだよね。
そう、俺のせいだから。
だから俺がやらなきゃいけない。
世界を変えよう、なんて言った。
世界は少し変わったかもしれない。
なら、俺は?
俺は何か変わったのか?
あなたを救えなかった俺が?
あれよあれよと流されて、意志を継ぐように取り繕って。
自分すら迷って何も分からないのに、世界を変えようと、光に導こうとする。
全部偽善だった。
あなたのためでも、世界のためでもない。
自分のためだ。
だから、もっと他人のために生きなきゃいけない。
他人のために出来ることをする。
それがあなたの意思だから。
いつからか、いや、あなたがいた頃からかもしれない。
絡まった糸は、そのうちどれを辿っても正解に辿り着かなくなった。
この際、どこから絡まったのかなんてどうだって良くなっていた。
他人のため生きる。
その意志を継ぐため。
そう生きてきた道すらもう見えないなら絡まった糸なんて千切るほうが楽になれる。
あなたはもういないから。
何も分からない、何も触れない。
それじゃあんまりだよ。
俺は人の形ばかり見て、あなたのようにできない。
人の数だけ美学があって、信念も、何もかもきっと違う。
なのに、あなたは俺を置いていったんだね。
心ってどこだろうか。
心臓?それとも脳?
答えも見つからない。
何も見つけられない。
心臓でも脳でもなくて、答えも見つからない。
それなら、どうして心が痛いんだろう。
俺は笑えなくなった。
あなたのように、優しい微笑みなんて浮かべられなかった。
美しく咲いた花も、美しく舞った蝶も。
最期は一瞬なんだろう。
あなたも、美しく舞い、咲いたはずなのにいなくなった時は一瞬だった。
暗闇の中、その事実だけが俺の心に突き刺さる。
生きる意義も、あなたの意思も、今までの日々も。
全てが無駄に思えて、ひび割れるように思い出せない。
どうせ明日も思い出せなくて、俺は平凡になるんだろう。
やがてあなたの手がほどけて、俺を縛ってやまないあなたを完全に忘れられたなら。
考えることだってあるのに、そこで思考が止まる。
「ほらね、変われないでしょ。あなたと俺はきっと違うんだね。」
上へ上へ階段を登ろうとするのに。
いつも足は下に下に下がっていく。
たとえ絡まった糸が限界に達しても。
動き続けること。
考え続けること。
あなたが永遠に正しい人であるように。
「ねぇ、これは誰のため?」
『何が、君のためなのかな?』