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ネコの退屈
⚠️銀さんとお登勢さんの口調が難しいし、クロスオーバーって難しい。
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「俺は、あの子を守るためだったら、なんだってする。例え、あの子に嫌われても、俺はあの子を守りたいんです。」
真昼はにっこりと優しく、明るい笑顔を万事屋の3人に見せた。
銀時はそんな、真昼に洞爺湖と書かれた木刀を抜き、真昼を木刀でうちつけようとした。真ん中にあるテーブルをダンっと踏み込み、うちつけようとしたところをクロが素早く反応し、真昼を庇った。
わかったわ、と銀時はドスの引いた声で、真昼とクロたちを睨みつけた。
「真夜が、いつも無表情なのは、てめぇらが何でもかんでも、真夜を守るつって逃がすつって、縛ってからだろ。」
「は?何言ってるんですか、縛ってなんか、」
真昼はすぐ様、銀時に言い返す。しかし、銀時は木刀を真昼に向けたまま、鋭い眼光をさらに鋭くさせた。
「縛ってんだよ、ギッチギチにな、」
「銀さ、」
新八は、銀時を静止しようとした。
しかし、銀時はその静止を振り切る。
「真夜は諦めちまってんだよ。椿とやらが、江戸に来たら、ここにはいられねぇってわかっちまってんだよ。」
銀時は真夜が1年前、お登勢と会話していた話を思い出していた。
(「お登勢さ、ん、私、もう、諦めて、いるんで、す。」
「何言ってんだい、若いんだから、諦めてんじゃないよ。」)
銀時は、奥で話しているお登勢と真夜の話に聞き耳を立てていた。ちょうど隙間風が通った時。
「は?何言ってんスか?真夜が、諦めてる?お前に真夜の何がわかるって言うんスか!?」
(「私、もう、離ればなれは、嫌なんです。」
「兄貴には言ったのかい?」
「言え、てない。」)
真夜は、あいつは、
「あいつは、大好きな人達が生きれるんなら、私はあなた達と友達に、なれねぇ。つって、」
(「私、もう、友達と、好きな人と、この江戸から、」)
大粒の涙を零しながら、普段の大人っぽい様子から一変して、子供のように泣いていた。
(「離れたく、ないよォ」)
「あいつは、もう子供らしい、我儘がいえねぇんだよ。」
(「私、まだ、」)
真昼は、目を見開いた。嘘だ、だって、真夜は、
精神が20のままのはず、まさか、
(「みんなに、大好き、って言えてないよ。」)
「あいつは、まだ15歳のままだ。」
新八と神楽はひゅっと目の前が真っ暗になった。
「精神が、20歳だ?バカ言ってんじゃねぇ。
あいつは隠したんだ。これ以上、お前らに迷惑をかけないように、誰にも置いていかれねぇように、ここから出ていかねぇようによ。」
そんな事実、知りたくなかった。
「真夜は、言葉を選んでいた。大人が使うような言葉を勉強して、使えるようになったのさ。」
上からの大きな音に、苦情を言いに来たお登勢がリビングの入口にたっていた。タバコをスパーと副流煙を出しながら、言った。
真夜が心が15歳であることを知っているのは、父でもなく、兄でもなく、この江戸にいたスナックのママである、お登勢とその2階に店を構える銀時が知っていた。
真昼は、クロは、ロウレスは、真夜のことを何も、理解してあげることができなかった。
「そ、っか、まよ、るは、ずっと、寂しかったのか、」
悔しくて悔しくて仕方がなかった。
銀時はゆっくりと木刀を腰に戻しながら、まひるたちを黙って見ていた。
真夜はずっと黙っていたんだろう。
心が成長出来ていないことを言えば、今度こそ、江戸を二度と近寄ることがなくなってしまうことをわかっていた。
「嫌だよなぁ、友達と、離れんのは、」
真昼は涙が止まらなかった。クロは静かに真夜のことを思い浮かべながら目をつぶる。
だから、戸惑いながら様子をうかがいながら話していたんだな。と。
ロウレスは手を力ずよく握るしかできなかった。手から血が伝う。 真夜はどれほど、心を潰したのだろうか。
バンッっっと万事屋の引き戸がなる音がした。玄関からだ。
くせっ毛のある青年と隣にくせっ毛のある青年よりはるかに背の高い青年、
「大変だ!!!城田!!」
そして、クジラの着ぐるみを来た
「やばいぞ、ロウレス!」
男が入ってきた。
2人の前に長く細い腕を前に出しながら、静止する青年が目線を下げる。
「真夜さんが、夜中、椿に拐かされました。」
時間が止まる。
新八がその青年に質問を投げかける。
新八は信じたくなかった。
真夜がいるのは対武装警察真選組だ。
「は!?真夜さんは、真選組にいたんですよね!?
どうして!?」
「それをわかってて椿は真夜を誘拐したんスよ。」
ロウレスはクジラの着ぐるみを見ながら新八の疑問に静かに答えた。
「真夜の大切な奴らを炙り出すために真選組に行ったんだよ。めんどくせぇことしやがった。」
クロは舌打ちをしながら、頭を抱えた。
背の高い青年は、えぇ、と口に顎に手を寄せる。
「そうでしょうねぇ、真夜さんを脅したのも頷けますねぇ。」
「脅すアルか?」
神楽の疑問も、の高い青年は眉尻を下げる。
ロウレスがため息を零しながら、背の高い青年に変わって言った。
「…、真夜は言われたんじゃないスか?真夜が着いてこない限り、大切な奴らを殺すって。」
殺すって、
「じゃあ、真夜さんは人質に、」
「恐らく、椿は真夜を主人にする気なんだろう。」
しばらく黙っていたくせっ毛の青年が腕を組みながら言う。
「主人っつーのはなんだ。」
銀時は眼光を鋭くさせる。
「簡単に言うと飼い主です。ある一定の距離を取れば飼い主が死ぬんです。」
「そんな、じゃあ真夜さんは」
新八に続けて神楽が涙目になりながら言う。
「江戸にすら、帰って来れないアルか?」
くせっ毛の青年はため息をつきながら答えた。
「“契約”してればな。」
「「「!!」」」
「椿は焦ってんだよ」
クロは頭の後ろに腕を組みながら背もたれにもたれかかる。
「椿達は真夜の近くに僕たちがいないことをいいことに、真夜を拐かした。」
「それ程、焦っているということだ。」
銀時はくせっ毛の青年に掴みかかった。
「てめぇはそれをわかってて、真夜を見限ったのか!?」
くせっ毛の青年はそんな銀時を投げ飛ばした。
パンパンと手を払うくせっ毛の青年はため息をこぼす。
「銀さん/ちゃん!」
「そんなわけないだろう。何を言ってるんだ?貴様は。」
僕たちがそんなことするわけないだろう?
手は打ってある。
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