テラーノベル
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アラスター「おや、つい力が入りすぎましたか」
アラスター「あまりに不快な発言でしたからねぇ・・・そういった言動は慎んでくださーい」
クルクルとステッキを片手で弄びながら、アラスターは一瞬だけヴォックスに背を向けた。
すると――――
ヴォックス「いい加減に・・・くたばりやがれ、アラスタァー!!!」
余程癪に障ったのか、ヴォックスは立ち上がるといっそう大きく声を張り上げる。
同時に目にも留まらぬ早さで部屋中にケーブルが伸びて、
バチバチと電気を帯びたそれがめまぐるしく四方から襲いかかってきた。
その勢いは目を見張るものがあり、私もアラスターも防戦一方と言えるほどに追い込まれる。
さすがに数が多すぎるのか、アラスターも小さく舌打ちを零した。
私もどうにか自分に向いた攻撃を躱しながら体勢を立て直すが、ヴォックスの猛攻は止まらない。
アラスター「ッッ・・・・・・!ッぐ・・・・・・」
〇〇「アラスター!!」
数え切れない攻撃のうち数本のケーブルが、アラスターの肩の傷を掠める。
流れ込む電流を受け、険しい表情と共にアラスターの動きが一瞬だけ止まった。
それを見たヴォックスの顔に、狂気じみた笑みが浮かぶ。
それに気づいた私は、一目散にアラスターの方へ走り出した。
〇〇(ダメ・・・!アラスター・・・!!)
電気を纏うケーブルが束となり、火花を散らしながらその切っ先をアラスターへと向ける。
あんなものが命中したら、いよいよひとたまりもない。
ただでさえ無理をしているアラスターが耐えられないことは、火を見るより明らかだ。
ヴォックス「―――ッハハハハ!!終わりだアラスター!!!」
〇〇(――――間に合って・・・!!!)
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