注意事項
※R描写あり。
※rtttによる少し激しめな言い争いあり。
以上自衛お願いします
ここから伏字なし
午後8時半
🤝「おらぁぁぁぁぁ!!!どけぇ!!」
🐙「あぁぁぁ😭😭😭緑甲羅に当たるのが1番ショックなんですから…😭」
👻「リトっ!?おいお前汚ぇぞやる事が!!」
🌩「いやいや視界が良好だね〜w」
某レーシングゲームではリトが1位、イッテツが2位、星導が3位、俺が4位だった。
開始早々俺は酒を飲む事になったが、まぁ強いので問題は無い。
👻「ぷはぁっ。リトお前○す…」
🌩「血気盛んだね〜望むところだ」
2回戦
1位星導、2位小柳、3位宇佐美、4位佐伯
🤝「えぇえ!?!ちょっと逆転が過ぎるんじゃない!?」
そう言いながらウイスキーを飲むイッテツ。
🌩「あぶねー!!最下位は避けたけどロウには負けたな〜クソ〜」
🐙「ちょっと1位をもっと崇めてくださいよ〜」
👻「はいはいすごいな次は俺が勝つ」
🐙「ちょっと酷くないですか!?」
某遊びが大全入ってるゲームでもあまり結果は変わらず、俺とイッテツの最下位争いといった形になった。
10時を回った頃にイッテツがボロボロに酔い始めてしまったので、あと1、2戦でやめようという事になった。レーシングゲームに戻ってきて最終結果、
1戦目
1位小柳、2位星導、3位佐伯、4位宇佐美
2戦目
1位宇佐美、2位星導、3位佐伯、4位小柳
となり、俺らの戦いは幕を閉じた。1戦目に関してはリトがこれ以上イッテツに飲ませないためにわざと負け、2戦目も自分は早々にゴールし、イッテツのコントローラを奪って3位を勝ち取っていた。とはいえリトは本当に酒に弱いため、一口飲んでイッテツと共にソファへ項垂れる形になってしまった。
🐙「リト?折角彼氏の前でカッコつけたのに1口でベロベロですけど大丈夫ですか?」
🌩「悪い…水くれないか…」
🐙「持ってきますよ」
👻「ごめん星導こっちにも水くれ。…おい大丈夫かイッテツ?顔色悪いぞ?前半飛ばして飲み過ぎただろ」
🤝「気持ち悪い…吐きそう」
👻「待て待て今トイレ連れてくからっ」
イッテツの肩を持ち、トイレまで運ぶ。
👻「吐けそうか?」
🤝「わかんない…クラクラする」
ふと、お互い彼氏がいるのに狭いトイレの個室で密着してていいのかと思ってしまったが今は緊急事態なのでとにかく彼の背中をさすり続ける。
結局吐けないらしく、一応口元にビニール袋を用意してイッテツの寝室に連れて行って寝かせた。星導から受け取った水の入ったコップをゆっくり傾け飲ませる。
🤝「…ふぅ。ありがとうロウ君。結構マシになったよ」
👻「お前は強くないんだから、ちゃんと自分のキャパ把握しとけよ?」
🤝「いつもはウイスキーじゃ悪酔いしないんだけどね…今日は単純に飲み過ぎたみたい…」
👻「寝れるなら寝ておけ。まぁ明日は二日酔いかもしれないけどな」
🤝「うん…そうさせて頂くよ…」
そう言ってイッテツは目を閉じた。苦しそうではあるが俺がしてやれる事はもうないので部屋を後にした。
〜〜〜〜〜〜〜〜
星導side
リトをソファに座らせ、水を渡す。苦い顔をしつつも、10分程すると話せる程度には回復したようだった。
🌩「ありがとな、るべ」
🐙「いえいえ、落ち着きました?」
🌩「うん。俺は大丈夫だから…それより相談の続きがしたい」
🐙「はいはい。本当に切羽詰まってますね…。あ、ちなみになんですけど、愛情表現が乏しくなったって事は、夜の営みも行えてないって事ですか?」
🌩「そう…だな。今までもイッテツから誘って貰えた事は無いし、俺も今こんな感じで悩んでるから少なからず年明けてからは一回も…かな。」
🐙「クリスマスはどうだったんですか?俺の目から見て2人は別に普通にラブラブでしたけど?」
🌩「クリスマスは普通にヤった。でもその時かな?行為中さ、テツがあんまり気持ちよく無さそうっていうか…あんま喘いでくれないし、顔が強ばってる感じで」
🐙「イかせてあげられてない感じですか?」
🌩「いや声抑えながらイって、その後気づいたら気絶してる感じ?」
🐙「んー、不可解ですね…」
🌩「だろ?だから俺とそういう事するの嫌だったのかなとか、無理して下になってくれてんのかとか考えちゃって。好きとかって最近言われてないし…」
🐙「なーんかちゃんと2人で話す時間作った方がいいと思いますよ?嫉妬させたいとか言って任務の後、アジトに逃げるのもよろしくないですし。充分ウェンとマナは怪しんでると思います。優しいから言わないだけで。」
🌩「いやー、結局そうなるよな…」
リトはさっきお酒に苦しんでいた時より心なしか苦い顔をして水を飲む。話し合うという解決策に行き着き、彼なりに腑に落ちたのか、リトは話題を変えてきた。
🌩「てゆーかさ、俺お前らが喧嘩してた理由知らないんだけど。何だったんだ?」
🐙「あぁ…まぁ喧嘩というか、一方的な俺の暴走ですよ。小柳君を失う恐怖が幻覚と言うか、悪夢を生んでしまって、日常生活に影響を出してしまったって感じです。」
🌩「ふーん。るべもそんな風になる事あるんだな。なんか意外。」
🐙「そうでしょうね。るべちは頼れるスーパーダーリンでしたから。弱いとこ見せちゃって結構悔しいんですよ。多少なりとも小柳君の事傷つけてしまいましたし」
🌩「まぁでもよくやってるよ本当。やっぱ仲良しの秘訣は話し合いですか?星導さん?」
🐙「いえ俺らの場合は言葉より態度なのでとにかく体を重ねる感じですかね」
🌩「コッコッコッwwwお前言ってる事やばいだろww」
🐙「まぁ事実ですから。小柳君に聞かれたら無事じゃ済まないですけどね」
👻「そうだな。触手の1本や2本ぐらい引き抜いてやるよ、星、導?」
いつの間にかるべの背後に仁王立ちするロウがいた。月明かりのみが照らすリビングで、ロウの鋭い眼光が星導を貫く。
🐙「うぇっ…!?こ、小柳君…
あ、え?イッテツはどうしたんですか?」
👻「リトとイッテツの寝室に連れてったよ。水も飲ませたし、コップもイッテツの手が届く範囲に置いてきた。
で、お前の話を聞いた」
🐙「スゥ──。あー、俺眠くなってきたなぁ、、」
👻「ふっw寝かせるとでも?
…てかお前ら何の話してたんだ?」
聞かれて困りはしないため、軽くイッテツとの今の関係を説明した。
👻「えー?イッテツがリトの事好きじゃない訳ないだろ。なんならベッドに寝かせた後「リト君…リト君っ…」ってうなされてたぞ」
🌩「は!?ちょっと早く言えよ…俺様子見てくるわ」
👻「起こすなよー辛そうだから」
俺は軽く返事をして急いで寝室に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜
星導side
「だいぶ辛そうでしたけど、イッテツ大丈夫でした?」
「あー、リトの名前呼んでうなされてたっていうの、実は嘘」
「え?どういう…?」
小柳君も水を汲み、リビングの椅子に背を預けコップに口をつける。
「実はさ、お前らがお酒買いに行ってる時にイッテツから軽く話聞いてたんよね。最近レスだとか、恋人として魅力ないのかなとかぼやいてて。だからちょっと嘘ついた。2人の時間作らせる為に。まだイッテツも寝てないだろうし」
「なるほど。そうだったんですか…。
実はこのお泊まり会、リトに相談事があるって言われたから企画したものだったんです。小柳君イッテツとベイプ吸ってみたいって言ってたじゃないですか。だから丁度いいかと思って」
「そうだったのか。まぁ楽しいし来てよかったけど」
「理解して貰えて良かったです。にしてもほんと小柳君は酔わないですね」
「何?w酔って欲しかったのか?」
「はい。酔ってたら襲ってやろうかと」
「お前っ人ん家で何考えて//…だし別に酔ってなくても出来るだろ」
「あらぁ。それはお誘いと捉えていいんですか?♡」
「違う!人ん家ではやらないからな!!」
「えぇー?寂しいです…小柳君の中が恋しい…」
「もう俺寝る//」
「んふふ。ぎゅーして寝ましょうね〜」
お酒を飲んだ時よりもずっと顔を赤くした彼に後ろから抱きつき、寝室まで移動する。
…結局リトはリビングに戻って来なかったが、イッテツと一緒に寝ているのだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜
宇佐美side
うなされていると聞き心配で寝室の前まで飛んできた。しかしロウに看病を全て任せてしまった事に今更気づき、彼氏失格だと感じながらもドアをノックする。
「…イッテツ?入るぞ」
そっと扉を開けて様子を伺う。電気は消えており、ぼんやりとカーテンから光が差していた。ほんのりとウイスキーの香りがする彼が横たわっている。
「…リト君?」
「っ!悪い起こしたよなごめん。…テツの様子見たらすぐ出てくから」
「……別にいいよそんなに避けようとしなくて」
「っ別に避けてなんか…」
言いかけて言葉につまる。カーテンから漏れる月明かりに照らされたテツは泣いていたようだった。頬に流れる涙がキラキラと光っている。俺は入口の近くで立ち尽くしてしまい、この空間の美しさと俺らの関係の歪さに目眩が起こる。
「…っリト君はぁ…もう僕のこと嫌いになっちゃったの?最近ずっとアジトにいて、僕との時間作ってくれないじゃん。一緒にご飯作ったりお風呂入ったりできないし、…えっちなこともしてくれないなんて…僕は君にとってそんなに魅力なかったかなぁっ…!」
隠す気も無く泣き始めるイッテツ。俺はすぐにでも抱きしめに行きたいのに足が動かない。それどころか口も謝罪の言葉ではなく言い訳が溢れる。
「だっ…だってテツ俺とやってる時全然気持ち良くなさそうじゃん…声だって出してくれないし、何も言わずに苦しそうにして気絶しちゃうし」
「それは声出したらリト君に引かれるんじゃないかって気にしてるんだよ//!僕の声低いし、お世辞にも可愛いなんて言えないから…。一緒に寝よって、今日シたいって言いたくて僕いつも布団に座って待ってるのに、君ったら「配信してるから先寝てていいよ」って毎回言うじゃないかっ…」
「は、はぁ?あれお前眠くて先に布団行ってるんだと…あれで誘ってるって分かんねぇだろ…。飯とか風呂は、その…テツにいつ別れ話されるかって怖くて、極力2人で話す時間が無いようにしてたって言うか……ごめん。」
扉の前に立ったまま頭を下げる。テツを泣かせてしまった事、泣かせる前に話す時間を作れたはずなのに作らなかった事。結局俺の口から出たのはごめんよりも先に言い訳だった事。全部が不甲斐なくて泣きそうになる。泣く権利なんか俺にはないのに。
申し訳なさと自身の未熟さに頭を上げられずにいると、ベッドが軋む音がした。
ゆっくりと上半身を起こすと目の前には泣き腫らした顔のテツがいる。
「…君まで泣きそうになってどうするんだよ。僕はまだ君の事、許した覚えは無いぞ」
咄嗟にテツの頬に流れる涙を指で拭う。彼は驚いた顔をして1、2歩後ずさる。
「…っ!何だよ急に。僕を愛する気なんて無いくせに優しくしないでくれよ…っ」
「あるよ愛する気」
「無いだろ!!じゃあなんでこの期に及んで好きの一言も言ってくれないんだよ!!」
拭った頬に上塗りするかのようにテツの瞳から大粒の涙が溢れ出す。
ごめん、ごめん。でも、
「お前の機嫌を取るためだけに、好きとか愛してるとか言いたくないんだよ。」
「…何だよそれ。」
「だから今からテツの事本気で愛す」
そう言ってテツをお姫様抱っこでベッドに運ぶ。彼はいきなりの事で処理が追いついてないらしい。寝かせたテツに跨り、彼の唇を奪う。
「んっ…!ん” ー!!」
やめろと言わんばかりに暴れるイッテツを俺の体重で押さえ、しつこく舌を絡ませる。しかし彼もヒーローをやっているだけあって身のこなしは素晴らしいもので、押さえていたはずの彼の手は気づいたら俺の頬をビンタしていた。
「っ…痛」
「はぁっ…//はぁっ。っ結局体かよ。言葉で話しても埒が明かないからって、その凶暴な体で僕を服従させるしかないのか?」
彼から浴びせられる言葉は鋭く、胸に容赦なく突き刺さる。
それでも俺は分かっているから。さっきからずっと彼の目が泳いでいるのは、放つ言葉が本心でない事の証明になっている。
「っなんか言いなよ!!」
俺の下で抗うテツを思い切り抱きしめる。「ふぐっ…」と彼から声が漏れたが気にせず抱きしめた。俺が全力で抱き締めればテツの体が壊れてしまうかもしれないが、それでも俺は不器用だからこれしか方法が見つからなかった。
「ごめん、テツ」
バタバタと逃げ出そうと暴れるイッテツの耳元で囁く。頭を撫でていると心なしかさっきより暴れる力が弱くなったような気がした。
「…俺はテツの事考えると胸が苦しくなる。それは今みたいに喧嘩してるからじゃなくて、付き合ってからもだし付き合う前もずっと。それからヒーローとして努力する、どんな状況でも絶対的正義を掲げるお前をかっこいいと思ってる。すぐ残気あるからって無謀な動きをするのは嫌だけど、どんな絶望的な状況だって笑って戦い抜くお前を本当に尊敬してる。
…俺は出来るならテツの傍に居てずっと守ってやりたい。出来るならテツにずっと俺の事考えてて欲しいけど、でもそんな事言ったら重いし気持ち悪いから。だけど、だからそういう気持ち全部込めて言わせて欲しい。
俺はテツの事が好きだ。大好きだ。愛してる。だからこそ俺はこういう言葉を簡単に吐きたくない。きっとこれから先もお前を不安にさせる事があると思う。でもその分沢山話をして、沢山体を重ねて、テツの事どう思ってるかちゃんと伝えるから。
…だから許してくれるなら、テツが俺の代わりに沢山好きを伝えて欲しい。」
つらつらと結局言い訳ばかり。でもこれが俺の本心だった。聞く耳を持ってくれない今のテツでもきっと俺の声が好きだって信じて、耳元で思うがままに喋らせてもらった。彼はとうに俺の抱擁から逃げ出す事を諦めており、彼の涙で俺の肩が濡れていくのがわかる。
…まさかテツに限って俺の全力のハグで死んでたりしないよな?あまりにも静かに抱かれたままなので不安になって抱く力を弱める。
「テツ…?」
すると彼に強く抱き返された。もちろん俺の力には敵わないが、簡単に振り解けない程には強く抱擁されている。
「ふざけるなよ…っぐ…ぼくもっ…リトくんのこと尊敬してるしっ、ずっとずっとリト君を守りたいって思ってるよっ…。何だよそれっ…ずっと好きって言ってくれないから、っ僕…恋人として全然だめだめなのかと思ったじゃんかぁ……。そんなに愛してくれてるなら、っ言葉じゃなくても良かったからっ…ただ貪るように抱いてくれたって良かったのに…!リト君のばかぁ!!大好きだよ!!!」
さっきよりずっとぐちゃぐちゃになった顔で一生懸命に話してくれるテツ。とうとう俺の涙腺も彼に壊されてしまった。
「不安になんてなるものかっ…!君からどれだけ重い愛を向けられてるのかも、君がどれだけ僕にくれる言葉を大切にしてるのかも分かったよっ…。君の分まで僕がいっぱい好きを伝えるからっ…沢山触れ合って抱きしめ合って愛し合って、2人で幸せになるんだっ!」
そう言ったテツは俺を抱きしめたまま足を絡めてくるっと回り、俺の上に跨る形になる。彼はベッドサイドに置いてあるティッシュで鼻をかみ、しゃくりあげる呼吸を何度か深呼吸して整えると、ゆっくりこちらに顔を近づけてくる。
そして俺の涙を舌ですくい取り、額にキスをされた。
「…っリト君?ぼく、君とその…しなかった間に//、練習して自分で用意できるようになったんだ。だからっ…もう準備できてるから、仲直りのエッチ…しよ?///」
顔を赤らめ荒い息遣いをしたテツは、今までで1番色っぽく、俺も自分の物が固くなっていくのがわかった。
「…テツ。俺我慢できない。…優しくできないよ?」
「いいよ。言葉で伝えてくれなかった分、思う存分に僕の体へ直接教え込んでよ。」
「………言ったからな?後から自分の言葉恨むなよ」
テツは恍惚の表情を浮かべ、鼻と口元を手で押さえた。
「ふっ…//雄の匂い凄いよリト君」
「テツのせい。責任取って」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
佐伯side
深夜3時を回り、僕らの嬌声に混じって雨の音が聞こえてくる。予報にない雨だが、まるで僕らの声を外に聞かせまいとしているように感じる。
一瞬だけ、この世界に僕ら2人のような錯覚を覚え、あぁとうとう快楽による末期症状が出ているなと自嘲した。
「…はぁっ、何笑ってんだよテツ…っ」
「んっ//?いやっ…♡っふ…僕らこの世界に2人きりみたいだって思って//」
「ときめいちゃったんだ?中締まってるよ」
「だって君が好きだからぁ…っ──…っ///」
お腹をリト君のごつごつした手でつぅっ…と撫でられる。それだけで僕は甘イキしてしまい、余計彼の物を締め付けてしまう。もうかれこれ2時間以上は営みに熱中しており、僕は意識を何度も飛ばしかけ、何度も暴力的な快楽によって叩き起されている。
「テーツ?お耳貸して?♡」
嫌な予感がする。なのに体は素直に彼の言う事を聞いてしまう。僕の耳元に口をあてがい、色っぽい吐息を吹きかけられる。やめて、お願いリト君喋らないでっ。君の声好きすぎてそんな距離で聞いたら僕…っ
「奥に俺の出すから孕んで…っ」
その瞬間僕の体から白濁液が出される。そして僕のお腹の中も暖かい液体で満たされていると感覚でわかった。
どーしよ気持ちいい///
眼前には少し苦しそうな顔をしたリト君、彼の妖艶な肉体美、僕に興奮して雄の匂いが強くなった体臭、体の中にあるリト君の精子。
あぁ僕ってリト君のものなんだ。あはっ…///
「リトくんっぼくの中も周りもリト君でいっぱいだね///……んっぁ///あれぇ?ビクビク止まんないっ♡」
あまりの気持ち良さに焦点が合わなくなってくる。やだ、リト君の事もっと見てたいのに、絶頂感が押し寄せ視界が暗転する。
「起きてよ〜テツ…俺寂しいなぁ…っ」
最奥をコンコンと彼の肉棒で突かれる。
強すぎる刺激に否が応でも飛び起きてしまう。
「んぁぁあ////っう…♡んっんっ…」
「あぁ、そうだテツ。遠慮しないで喘いでいいからな?お前の声聞いてると俺も安心すんだよ」
口では何やら優しい事を言ってるリト君だが、一向に腰を動かす事をやめてくれない。さっきまで喘ぎ声を聞かれたくなくて頑張って喋ってたが、もう僕にはそんな余裕が無い。あたまが少しずつうごかなくなってる。リト君のことを考える力だけを残して、快楽を享受するだけの生命体になってしまうようなそんな感覚。
「あっ♡あっ♡…っ///りとくんらいすきぃ♡♡」
動くのやめて、もうイったから、奥突かれるの苦しいからやだぁ、
そんな言葉を差し置いて僕の口からは君への愛の言葉が選出される。 とんだ出力ミスだ。
「…っ。伝わってるよテツ。偉いな」
リト君に頭を優しく撫でられる。下半身の動きは凶暴なはずなのに、眼前に広がる光景は何とも甘く優しくて。僕を慈しむような顔をした彼は、頭を撫でていた手を僕の頬に移動させる。僕はその手にすりすりと頬擦りをし、上目遣いで彼を見上げた。
…これ僕も結構悪いな。
そう思った時には既に唇を塞がれていた。彼の甘い唾液と、珍しくアルコールの香る吐息。僕の口内は珍しくたばこよりもウイスキーの味がするんだろうなと思う。
「…っテツ。愛してる」
僕はまた強く痙攣して白い欲を吐き出した。
彼から貰う愛してるの言葉がどれだけ重いかを知った後に、こうやって言われるのは駄目だ。嬉しくて、一瞬で幸せになってしまって、体は快楽に従順になる。
「りとくんっ。もっと欲しい♡」
「ふっ…//テツの変態…♡」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午前1時
小柳side
星導に抱きつかれて寝ていた俺は、突如香ってきた獣臭、もっと言えば雄の匂いに気づき目を覚ました。まるで血に飢えた猛獣が家の中に居るような香りに困惑し、星導を起こす。
「…るべ、星導起きてくれ」
「んん……なんです?」
「この匂い何か分かるか?」
「…はい?匂いなんてしませんよ。狼自慢やめてもらっていいですか?」
いやいくら星導でも気づかない訳……。
…!これフェロモンか?だとしたら狼の俺と豹(というかほぼ猫)のイッテツだけがこの匂いを嗅ぎ分けられてるって事になる。イッテツは大丈夫か?この匂いの強い方に居るはず。こんなの嗅いでたら具合い悪くする…
「小柳君?俺匂いは分かんないですけど、多分それリトですよ」
「…は?」
「多方仲直りしたんでしょう。で、イッテツに挑発されてかリトからか分からないですがよろしくやってるんですよ」
「いや、え?リトがこの匂い出してるって言うのか?獣のそれだぞこれ。」
「恋人と1か月弱も出来なかったら獣にでもなりますよ。逆によく耐えましたよねリトは。ま、俺どんな匂いか知らないですけど」
「そういう物なのか…」
「俺に1か月我慢させて見ますか?♡」
「やめておく…てかお前タコだからそもそもでフェロモンなんか出ねぇし」
「え〜出るかもしれないですよ?…まぁまぁ、分かったなら寝ましょう。それともリトの匂いで興奮して寝れないなんて言わないですよね?」
「…興奮はしてねぇけど、結構匂いきつい」
好きな相手のフェロモンなら興奮する事もあるが、俺の場合星導がいるから大丈夫だった。それでもこの匂いは俺の利く鼻にはきつい。
すると星導が俺を正面から強く抱いてきた。
「俺フェロモンはないかもしれないですけど、小柳君なら俺にしかない匂いも分かりますよね?」
彼のパジャマに染み込んだ彼の体臭。俺と同じボディソープとシャンプーの香り。これ、安心するけど下手なフェロモンより興奮する//
「あ、ありがと大丈夫だ落ち着いたから///」
「嘘だ顔赤いですよ?…そんなにリトのフェロモンがいいんですか?」
勘違いした星導が大袈裟なほど悲しそうな顔をする。
…っだから!そうじゃないって…
「リトのじゃなくて…!!お前の匂いの方がずっと興奮するんだよ…///」
「んふふ〜♡わかってますよ?俺の事大好きですもんね?」
「お前…!狙ってハグしたのかよっ」
悪い顔をした星導は俺のパジャマの下に手を入れてくる。
「ねぇ小柳君…俺、寝れそうにないんですけど付き合ってくれますよね?♡」
俺の乳首を指で弾いたり指の腹で刺激し、完全に反応を楽しまれている。
「嫌だ…っん//やぁだ…リト達がすぐそこ居るのに//」
「そのリト達が先に始めたんですから〜
今日はゆっくり楽しみましょうか♡」
あれ、俺荷物に湿布入れたっけ…っ
〜〜〜〜〜〜〜〜
1月21日
午前9時
佐伯side
いい匂いに目が覚める。バターの匂いと何だろう?お肉?ウインナーかな?
体を起こそうとして腰の痛みに悶絶する。腰だけじゃない。首元の噛み跡からキスマまで、痺れるような痛みを感じ、悶絶する。
「ふっ…ぐ、っ僕がリト君煽ったから…はは、自業自得だね…」
どうにか上半身を起こした所で、キッチンの方からパタパタと足音が近づいてくる。
「…テツ?」
「あぁ、おはようリトくっ…」
瞬間彼に抱きつかれていた。随分と力を抑えられてはいるがそれでも強い。ちょっと苦しい…
「良かった…目が覚めて…」
「っ大袈裟過ぎやしないかい?リト君。僕はこの程度じゃ死なないよ」
昨日のお返しとでも言うように僕は彼の頭を優しく撫でた。彼も少し落ち着いたのかそっと離れ、ベッドの横で片膝を立てている。ベッドに座り込んだ俺を見上げるリト君はまるで王子様だ。朝日が綺麗に差し込んで、橙色の髪が煌めく。かっこいいなぁ…
「テツ。…その、改めてだけど、こんな俺でも付き合っててくれますか?」
しゅんとした顔の彼に僕は微笑み、少し下を向いた顔を両手で僕の方に向かせる。
「僕はさらさら別れる気なんてないよ?沢山愛してくれるんだろ…?」
「っ!もちろん!…ありがとう、テツ」
また僕に抱きつくリト君。
軽いキスを交わすなど少しイチャイチャした後、彼の手を借りて立ち上がり、2人でキッチンへ向かった。
「ねぇリト君何作ってたの?」
再びフライパンの前へと立つリト君に後ろから抱きついた。彼は少し頬を赤くしながらも、僕がリト君の腰に回した手を上から包んでくれる。
「んー?食パンあったからバターで焼き目つけて、上にハムとか卵とかチーズとかさ、好きな具材乗っけて食おうかなって。後ウインナーは俺が食いてぇから焼いた。」
「じゃあさ、みんな食パンの上はハムとなんかレタスとかにして、チーズ入りオムレツ作ろうよ!僕が上にケチャップで文字書いてあげようじゃないか!」
「テツ天才。何書いて貰おうかな〜」
「キリンちゃんとか描いちゃおうかな!」
「ちゃんと可愛く描けんのか〜?」
「できるよ!!ほら、クリスマスにあげたヘアピンだって上手く作れてただろ?」
「そうだな。別に俺への愛を綴ってくれたっていいんだぜ?」
「それは…ちゃんと僕の口から言うよ///」
リト君の顔がさっきより赤くなる。照れてるんだ〜♡嬉しいなぁ。僕も恥ずかしいけど、昨日の夜決めたんだ。僕が沢山愛を伝えるって!これからの生活でも沢山言えるように頑張るんだ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同日
午前9時過ぎ
星導side
リビングの方から聞こえる話し声で目を覚ました。腕の中を見るとちょうど小柳君も起きたようだ。
「…おはようございます。小柳君」
「おはよ。…っ痛ぇ腰、、おい星導湿布買ってこい」
「えぇ持って来て無いんですか!?」
「忘れた。そんな激しく動く事ないだろうと思ってたし、人ん家でヤるなんて思ってなかったからな」
「えぇ〜もう少し体が起きたら買いに行きますから、今はマッサージで勘弁してください」
小柳君の腰周りを重点的にマッサージする。当の本人は「ぐふぅー」「んぁーそこちょーど良い」などとこちらの気も知らずに喘ぎ始め、どうにか昂る気持ちを抑える。
「ありがと星導。そろそろ腹減ったし起きたいからその辺でいいよ」
「はいはい。俺もうちょっと寝てから向かいます」
「はぁ?すぐ来いよ?」
彼は寂しそうな目を俺に向けながら部屋を出ていく。ほんとわっかりやすいんだから〜♡
ワンチャン俺のスーツケースに湿布がないか探すが、それらしいものは無かった。買い物行くの面倒だなぁと思いながら取り出した荷物をしまい直し、俺もリビングに向かおうとした。が、その時小柳君が気まずそうにして部屋に戻ってきた。
「あれ?どうしたんです?」
「いや…なんかドア越しに会話聞こえたんだけど、すっげぇイチャイチャしてて入れねぇ…」
少し頬を赤く染めた小柳君は部屋のドアに寄りかかり俯いている。
「何話してんたんですかリト達は」
「なんか朝ごはんの話…扉のすりガラス越しに見えたんだけど、イッテツがリトにバックハグしてた…///」
俺は立ち上がり小柳君の方へ歩く。寄りかかるドアに手を付き、いわゆる壁ドンの姿勢になる。顎に手を添え上を向かせ、優しく口付けをした。
ぶわっと頬を赤くさせる小柳君。
「なんか照れてる小柳君見ると、もっと照れて欲しいって思っちゃうんですよね♡そうだ!バックハグでリビングへ入場しましょうか?」
「…っ!星導のばか!もう知らねーから//」
後ろ手にドアを開けられた事で俺は体勢を崩す。その隙に小柳君はリビングへ向かってしまった。
宇佐美side
リビングの外からロウの声が聞こえる。イッテツも聞こえたようでハグしていた手をそっと離した。
直後顔を赤らめたロウが勢いよくリビングに入ってくる。るべもロウを追って入ってきた。
🐙「小柳君〜ごめんなさいってぇ〜」
👻「嫌だ///ぜってぇ許さねぇ」
🤝「ロウ君?ふ、2人ともどうしたの?」
🌩「随分元気だな。おはよ」
🐙「おはようございます…二度寝しようと思ってたのに〜」
👻「じゃああんな事すんな///星導のばか!」
🐙「本当にごめんなさい〜」
ソファに座るロウに対面座位の格好で乗り、無理やりにハグする星導。ロウは必死に抵抗しているが、全然振り解けていない。
🤝「朝からイチャイチャ見せつけられてる僕らの立場にもなってよ!ねぇ?リト君」
🌩「じゃあさっきみたいに後ろから抱きついてイチャイチャし返そうぜテツ♡」
彼は顔を赤くさせてロウとるべが居るソファの方へと行ってしまった。
🤝「うぅ…リト君のばか!!///」
その後朝食の前にるべと俺は土下座させられる事になった。しかし顔を赤くし照れながらも俺を叱りつけるイッテツを見て、恋人になれた幸せを今一度噛み締めていたとは絶対に言えないが。
お泊まり2日目のアイディアがまだ一切出来ていないので次が出るのはちょい先かもです。
2泊3日の1日目だけで約2万字強って…あははは。
to be continued
コメント
2件

前回に続き最高すぎました💝💝 もう言葉選びとかも天才すぎて読んでて楽しすぎました🥲💝💝 次回ゆっくり待ってます🎶!! 2万字お疲れ様です!!