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12 - epilogue

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2025年03月31日

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🟡



ライブ終わり、皆で楽屋に戻ろうとした時、後ろからがたんと物音がした


思わず振り返ると、頭を抱えて北斗がうずくまっていた


皆で北斗に駆け寄って支えると、北斗は辛そうながらも幸せそうに笑っていた


「北斗?」


俺は北斗に聞くと、頭の痛みに苦い顔をしながらもこう答えた


「ライブ、ほんっとに幸せだった。もう俺やり残した事ないわ。楽になれた。」


やり残した事はない…聞きたくない言葉ではあったが、北斗はライブで自分の人生でしたかった事を果たしたのだろう


それなら、俺たちも本望だ


「うっ…はぁ 」


「北斗頭痛い?」


「めまいする 」


「早く楽屋戻ろう」


楽屋に戻ると、北斗は荒い息を整えながら俺たちに感謝を伝えた


「ほんとにありがとう。俺がSixTONESにいられた事、誇りに思ってる。これからも頑張って」


北斗の目にも、光るものがあった


その後北斗はまた頭をおさえると、静かに意識を失った


急いで救急車を呼び、酸素マスクをつけられた北斗は運ばれていった


救急車に続いて俺たちも病院へ向かうと、色々な管に繋がれた北斗がいた


額には汗が浮かんでおり、眉間には皺がよっている


でも、今まで俺たちに見せていた寂しそうな表情ではなかった


立派に、自らの人生を全うした人間の顔であった



数時間して目を覚ました北斗は、様子が少し変だった


意識はあるのに俺たちの呼びかけに反応しない


医者によると、腫瘍が神経を圧迫して耳が

さらに聞こえにくくなったとの事だった


俺たちは紙に【ライブありがとう。楽しかった!頭は痛くない?】そう書き、北斗に見せた


すると、しんどそうな掠れた声で


「こちらこそありがとう。今までSixTONESでいれてほんとに良かった。頭はすっごい痛い。もう…終わりなのかな」


と北斗が答えた


その直後、北斗がゆっくりと目を閉じて口を「ありがとう」と動かした


北斗の目尻からは一筋の涙が流れていた



心電図が警告音を出す。看護師や医師が駆けつけて処置を行った。



これから北斗やその他のメンバーがどうなっても、SixTONESはなくならない。


何があろうとSixTONESの物語は終わらない



俺は細くなった北斗の体を強く抱きしめながら小さく唱えた。



この6人だから。


SixTONESは最強だ。




end.

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