コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
(やっぱ外に出るのは間違いだったな)
歩いてる途中嫌な記憶が蘇り忘れようと
散々歩き回って疲れたため木陰のベンチで一休みしながらスマホを取り出し
怜はSNSチェックをしていた
\ピロン/
(ん?なんだ?)
開いてみるとLimeからだった
(通知?誰?)
そう思いながら開いてみると
「愛してる」と画面表示されており思わず落としそうになる。
(危ねぇ…焦った)
「てか…はぁ!?愛してるとか何だよ…
間違いじゃないのか?」思わず声が出てしまう
人気がないだけ救いだった
(まぁいい…帰ろう…)
ベンチから立ち上がり踵を返そうとしたら
また例のヤツから連絡があった。
「君を救ってあげるからね」
その文字を見て息を飲んだ
(救う?俺を?馬鹿馬鹿しい…知らないくせに)
苛立ちを少し覚えた俺は今度こそ帰った
「ただいま」
玄関を開け閉めようとした瞬間…
バキッ
「ゔ…ッ 」
いきなりの出来事に俺は硬直した
「テメェまた学校休んだのかよ、金食い虫」
目の前に兄、雅が立っていた
(え…何で?今日学校じゃ…)
背中に冷たい汗が流れる
「何でいるって顔してんなぁ… 今日学校早く終わったんだよ。」
機嫌悪そうに吐き捨てながら俺を睨みつけている
(まぁ…そうだろうな兄貴は学校に行って俺はのうのうと通わずってとこだし)
「早く入れ、ここじゃ迷惑だ」
俺に背中を向け去って行く
「はぁ…殴る必要あんのかよ…」
小さく呟き垂れた鼻血を服袖で拭く
リビングを見たら母さんはいない
きっと部屋だろう
手洗いうがいをした後部屋に戻り
ベットに転がる。
(そもそもこいつは誰だよ…本当に知らんやつなんだが…返信してみるか)
シュポッ
「おはようございます。初めまして
愛してるはなにかの間違いだと思います
貴方の探してる人とは多分俺は違いますよ」
(これでいっか…)
そう思いながら時計を見たがまだ午前8時
(少し仮眠しよう…)
寝不足の俺はすぐ寝付いた