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私の部屋が完成してから、私たちは涼子さんが居るリビングに行った。

「母ちゃん!うみの部屋完成したぞ!」

優雅に紅茶…ではなく緑茶を飲んでいた涼子さんはびっくりした顔でこちらを見た。

「はっやいな!お前ら!さては圭介、早く終わらせたくて手抜いて雑に家具置いたりしてないだろうな? 」

「しっ、してねぇよそんなこと!!」

圭介君は焦りながら言葉を返す。

「あのそれは大丈夫です!圭介君、ちゃんと日当たりとか考えてくれたりして、重いものも率先して運んでくれたりしてあと…」

私が証言しようとすると、涼子さんはそれを遮った。そして圭介君がニヤリと笑うのがわかった。嫌な予感がする。なんだろうと考えながらも涼子さんがこう言った。

「わかったわかった!ちゃんとやってたのはもう分かったよ笑」

「そうだうみ私らもう家族なんだから、敬語なんてなくていいんだよ?あと、お母さんって呼んでくれてもゴニョゴニョ…///」

家族…。私の事を家族と呼んでくれる涼子さんが大好きだ。やっぱり場地家は温かい。

「ありがとう、お母さん笑」

「へへ笑そうそうやっぱりあんたは笑ってる方がよっぽどいい笑」

私たちがお互い照れくさそうに話していると、圭介君がニヤニヤと笑っている。

「どうしたんだよ?」

不思議に思った涼子さんが尋ねた。

すると圭介君は小声で私に囁いた。

「うみ、ペナルティだな」

私はギョッと驚いた。

私も吊られて小声で話し出した。

「えっ涼子さんにも?!」

「あったりまえだろ!」

どうやら敬語を使うなというのはこの家でということだったらしい。

「ほんとにやるんですか、?💧‬」

「もちろんだ!はやく!」

私は涼子さんに改めて向き直った。

「な、なんだよさっきから💧‬」

「お、お母さん。初めてのおねだりをしてもいいですか…💧‬」

こんな事をするなんて図々し過ぎると思いながらも、もし怒られたら圭介君のせいにしようとしている私だった。

「あぁいいよ?」

「あの、ぺ、ペヤングが食べたいです!!///」

涼子さんの表情が変わった。

やっぱり怒っちゃったのかな…

「け〜い〜す〜け〜!!!💢」

どうやら怒りの矛先は圭介君に向いたらしい。

「あんただろ!うみに変なこと吹き込んだの!!💢」

焦った表情で弁明しようとする圭介君。

「ちが、お、お、俺じゃねぇよ!!」

もう手遅れだよ、圭介君。💧

あと焦りすぎだよ圭介君。

圭介君がしこたま怒られたらあと、私たちは3人でペヤングを食べた。

きっと今日の事は忘れないだろうな。

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