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あっと視点
「ど、どういうこと…? その、死ぬ運命って…」
ちぐが驚くのも無理ない。何故なら、八百比丘尼の一族にしか知らない情報だからだ。
「説明するね」
ちぐが頷いたのを確認し、俺は話す。
「ちぐが、前俺が小さい頃暴走したって言ってただろ?そして、俺にもちぐにも食べてはいけないものがある…」
「それは、出会ってはいけない八百比丘尼の一族と人魚の一族の特徴何だ。何故ならより短い人生を歩むことになるから」
「そして、俺達は過剰な程に会ってしまったらから逆効果となり、ついには俺が咳き込んでたら血が出てしまった」
信じられないというちぐの顔が見えたが、事実だ。それで、当主様に報告したところ俺達が死ぬ運命になることを知らされた。
「だからね、ちぐ。俺は後悔したくないから、想いを伝えたかったから、ちぐに告白した」
「そっ、か…、分かったよ。あっとくんが告白した意味が」
「でも、あっとくんの告白は嬉しかった。こんな理由があったとしても、嬉しかった」
ちぐは笑顔で俺の方を向いた。
「伝えてくれてありがとうね。きっと、話したくなかったはずなのに」
「いいや、いずれ分かる事だから、先に話しておきたかっただけだよ」
俺が、言い訳をするとちぐが突然俺の方へ顔を近づけた。
「んっ、むむむっ…」
何をやっているのだろうか。とても可愛らしく見えるが。
「と、届かない…」
どうやら、身長差があるのでちぐがしたいことが出来ないようだ。
「何したいの?」
恐らく、俺には出来るのだろうと思い、ちぐに聞いてみた。
「そこは、あっとくんがやるところじゃないの!?何で気づかないんだろ…?」
どうやら、ここでも俺は鈍感さを発揮してしまったらしい。だが、本当に分からないのだ。
「そ、その…、キス、だよ…」
ちぐが言いながら照れている。何故キスをしたいのかは分からない。けど、ちぐがしたいようだから、してみようと思った。
「俺は大丈夫だから、やろ?」
ちぐが顔を赤くし小さく頷く。
そして、俺はちぐに顔を近づけキスをする。
その瞬間、ちぐの顔が更に赤くなったのが分かった。恐らく、照れているのだろう。
「どうだった?」
感想を聞いてみる。
「もうっ…、あっとくんったら本当に鈍感!天然!」
「ごめんて」
俺が謝るとちぐが
「ま、まあ、あっとくんらしくて、良かったけど…」
と小さく言っているのが聞こえた。
「そっか」
「というか、俺も死ぬってことだよね?」
「そうだね、ちぐには死んで欲しくないけど」
「なら、さ」
ちぐが微笑んで言う。
「その時まで一緒にいよ」
「うん、いいよ」
「約束ね」
「うん、約束」
俺達は2人で約束をした。
そして、3年後。
俺達は同じ日に逝ってしまった。
まるで、一緒に天国に行くように。
だけど俺、人魚を食う一族の俺は・・・
人魚の一族の、好きな人と同じ道を辿った
ℯ𝓃𝒹
ここまで応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
とうとう、この作品を完結することが出来ました。
途中で物語が変になってしまいましたが、完結まで、自分なりに努力をして、作品を書いていました。
この作品はもう更新されることはありません。
本当に、ここまでありがとうございました。よかったら、他の作品も見てみてください。
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ぷうなさん
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コメント
1件
ええーっ、完結おめでとうございます😭💕💕💕 最後、同じ日に逝っちゃうなんて…運命を分かってても一緒にいることを選んだ2人の想い、胸に沁みました…!「約束ね」からのラスト、美しすぎて泣ける…!つなさん、32話完走お疲れさまでした!本当に素敵な物語をありがとうございます🌸