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『はー、、』
曲作りに集中していてふと時計を見ると日付を回っていた。
今日はオフだったから1日中作詞していた。
コーヒーを淹れるために席を立った時だった。
スマホのバイブが鳴った。
そこには『わかい』とかいてあり、僕はすぐスマホを取った。
『もしも、、、』
『あ、!!もとき!!!』
電話越しに聞こえる吐息。
それだけで興奮する。
僕がずっと片思いをしてきた人だから。
『ん、笑なに、?』
『嬉しいご報告っ、!』
嬉しい、そう聞いた時から嫌な気はしていた。
『りょーちゃんと、つきあいました~!!』
その嫌な気は当たっていて、
1番聞きたくない言葉だった。
それからの電話の話は覚えていない。
ずっと聞きたくもない惚気を聞いていた。
適当に相槌を打ち、作曲に戻るといい電話を切った。
スマホをベットに投げ、そのまま体をベットに沈めた
“だいじょうぶ”というように自分で自分を抱きしめる
ずっとすきだった。だれよりもあいしていた。
だけどわかいが選んだことだから、
僕は選ばれなかっただけだから。
中学生の時、不登校だった僕を救ってくれたわかい。
ずっと隣にいてくれて、ともだちを失ってもずっと_
わかいとそういう関係を持ったこともあった
だけど僕は選ばれなかった。
わかいとするせ✖︎くすはきもちよくて、
わかいのこえで心溶かされて、
なのに、_
『わか、っ、”』
気づいたら夜が明けるまで泣き枯らしていた。
ここに咲いていた薔薇の色が黒く染まり始めた。