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今日、レコなのに、笑
こんな泣き腫らした顔で会ったら心配される。
そして理由を話すまで帰れなくなって、
結局話して2人の愛を壊す。
どんな顔して2人に会えばいいのだろう
最初になんて声をかければいい?
きっとまた惚気を聞かされる
そんなの嫌だ。
家を出るまであと10分もない。
泣き腫らした目を隠すためにサングラスをつけ、セットをしていない髪を少し整え、家を出た。
どうしても好きだった。
涼ちゃんよりも愛していたはずなのに。
心にきれいなまるいあながあいた。
わかいにもらった赤い薔薇は僕の心の中で
黒く深く染まって、
思いたくもない考えが頭をよぎる。
きっと、ずっと、願っていた。
いつか付き合えるような日が、くると、、
気づけばレコの部屋の前でうずくまっていた。
頭がくらくらする。おなかがさびしい。
熱いものが込み上げてくる。
泣き枯らしたはずの涙は、廊下を濡らす。
『はぁ、っ、なんで、っ』
大丈夫。大丈夫。
大丈夫なはずはない、けど、
遠くから聞き覚えのある笑い声が聞こえてくる。
こんなの見られたくない。
僕は走ってトイレまで逃げた。
トイレの個室に閉じこもり、涙が溢れ、嗚咽を塞ぐ
なんで僕じゃないの?
なんでなんで、
全部尽くしてきたのに。
全部、っ
きっとこの願いは誰にも届かない。
そして僕はトイレから出て、だれにもいわず、家に帰った