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「猫になる話」rd-視点です
おまけみたいなものなので、とても短いです(1000文字)
何故か朝早くに目が覚めてしまった。二度寝しようかとも考えたが、いざ寝返りを打ってみてもなかなか眠れそうもなかった。しょうがなく起きて、顔を洗い、歯を磨き、朝ごはんを食べ、それから手持ち無沙汰にコンビニ強盗でもするかーと思っていたのが、僅か15分前。
「なんっでこうなった?」
「ははは、我に出会ったのが運の尽きだったな、」
「もぉー」
まさかの一瞬で現行犯逮捕。しかもkuti相手に。しくじった…。
「ん?y-jr-…指名手配ついてるぞ……」
「あ“あ“〜ーー、忘れてた…」
「はい!切符切り終わったからプリズン送るぞー」
「ひどい!朝一番からだと?お前には人の心というものがな」
言い終わる前に送られてしまった。次会ったらシメよう。
まぁとにかく、こうなってしまった以上はしょうがない。さっさと刑期を終わらせて出所するかぁ!
「…〜〜」
ん?人の声…こんな朝っぱらから捕まってるやつがいるのか?おれ以外に。
「誰かいるんですかぁー?」
「え、その声、、rd-くん?」
「wesk-さんじゃないっすかー、こんな時間からもう逮捕されたんですか?」
「そっちこそ」
しばらく互いの近況を話し合いながら刑期をこなした。無事、ともに刑務所から出る。別れ際、急に何か小さな箱をポケットにねじ込まれる。
「んぇ?なんすかこれ」
「猫化薬。うちで作ったやつなんだけどさ、一個あげるよ」
「えー怪しいものじゃないっすよね?」
「あぁそれはもちろん。安全は保証するよ。服用した感想を聞かせてくれたらお代は要らない」
「へぇーこんなのも作れちゃうんすね、飲んでみよー」
「ちょ、ちょっと待って、」
「え」
「すぐに効果が現れちゃうから、家で飲んだ方がいいよ」
「あ、そうなんすね、わかりました」
「うん、じゃーね」
「ありがとうございましたぁ」
よし、いい物貰えたな。帰ったらすぐに試そう。帰ろうとして、足がないことに気づいた。wesk-はすでに仲間と帰ってしまったようだ。今起きてる仲間は…いないな。
歩くか。
・・・
部下にアジトまで送ってもらう道中に考える。
rd-くん警戒心無さすぎ。媚薬渡したらすぐ飲みそうだな…。
「どうしたんですか、ボス。そんな難しい顔をして」
「薬、開発しないと」
「ボス⁉︎⁉︎またなんかカジノで…」
「いやいやそんなことないから」
fin