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瞬くんの1ヶ月健診を終え、
1月は、まだ寒い日が多いが、少しでも暖かくて、
お天気の良い日にお宮参りをすることに…
藤堂家の孫として、氏神様へお参りに行く。
亮のご両親と舞の両親も一緒に参った。
瞬くんの着物は、レンタルで良い!と言ったのだが、
七五三にも参るから…と舞の両親が用意してくれた。
お母様は、着物を着て来られた。
瞬くんを抱っこするのは、お母様。
神社でお参りしてから、自分達で写真を撮り、
そのあと、写真屋さんへ行き、皆んなで写真を撮ってもらい、瞬くんだけの写真もたくさん撮ってもらった。
購入する写真を選んだ。
結構な数になり、結構な代金になったが、ご両親が購入してくださった。
そして、神社が亮のご実家近くということもあり、
お家に招いていただいた。
舞の両親も招待され、注文されていた懐石料理が届き、皆んなでお昼ご飯をいただいた。
こうして、孫が中心となる両家のお付き合いになるのだろうな、と思う亮と舞。
生後100日目には、お食い初めを行なう。
舞の両親は、「私たちは良いから、藤堂さんのご両親と一緒にお祝いして!」と言ってくれたので、
ようやく、我が家に亮のご両親を招いて、瞬くんのお食い初めをし、皆んなで一緒に食事をした。
舞が瞬くんのために作った料理と、足りないといけないので、お寿司も買っていた。
赤飯、焼き鯛や煮物、汁物、香物を瞬くんの前に並べ、順番に口に付けて食べるフリをする。
『一生食べ物に困らないように…』と…
亮のご両親は、
舞が亮と住む前には、何度か来られたことがあるタワーマンション。
久しぶりに来られたので、
「やっぱり、ここからの景色は最高よね〜」
と、お母様
「そうですよね〜私も初めて来た時には、本当に素晴らしくて、驚きました。」
「昼間も綺麗だけど、夜景は、もっと素敵よね」
「そうですね〜」
「ボーっと見てるだけでも癒されるわね。」
「はい、いつまでも、ボーっとしてられます。」
『ん?夜景を見たい!ということなのかなぁ?
考え過ぎかなぁ?
また、夕食に誘えばいいかなぁ?』
お父様は、いつもお忙しい方だから、初孫の瞬のために、こんなにも時間を割いてくださるとは…
舞は、それだけで嬉しかった。
お父様は、瞬くんにも『議員さんになれ!』と、
言うのだろうか?
義父母の本心は、まだよく分からないから、つい変なことを考えてしまう舞。
『あとで亮に聞いてみよう。』
ご両親は、夕方には帰られた。
瞬くんも疲れたのか、良く眠っている。
「お疲れ様〜」と抱きつく亮
「お疲れ様。ね〜お母様、夜景が見たかったのかなあ?」
「え?どうして?」
「昼間の景色が綺麗だから、夜景は、もっと素敵よね〜って、おっしゃってたから…」
「あ〜前に来た時に見たことはあるよ。」
「そうなんだ。」
「確かにその時も、綺麗〜!って感動してたなぁ」
「そっかあ〜」
「気にしなくても大丈夫だよ。」
「また、見たくなったのかなあ?って…」
「そうかもしれないけど…」
「今度は、夕食にお誘いすればいいかなぁ?」
「また、そういう機会があればね。今は、そんな余裕がないのは、分かってるだろうし…気にすることないよ。」
「お父様もお忙しいのに、孫のこととなると、時間を割いてくださって、有り難いね。」
「ふふ、さすがに親父の顔も綻んでたなぁ〜」
「うん。」
「舞〜疲れたね。ちょっと休憩しよう。」と、
おでこにキスをする亮
そして、ソファーに2人で座る。
舞の肩を抱き寄せ
亮の肩にもたれる舞。
頭を撫でる亮
「頭を触られると、眠くなるよ。」
「良いよ、ちょっと寝たら?」
「うん、ありがとう。」
しばらく、頭を撫でていると、そのまま眠ってしまった舞。亮は、自分の膝の上に寝かせる。
コメント
2件
亮くんに癒されてね💕