ミンジュのベッド
ドスッ
ミンジュ 「ひゃあっ…!!////」
グクに抱っこされたまま
私はベッドに押し倒された。
ミンジュ 「グ、グクッ…待っ…////」
グク 「ダメ、子ども扱いした罰だもん」
グクの唇が私の唇に触れようとした瞬間
バサッ
グクのポケットから紙らしきものが落ちた
ミンジュ 「…ん?なにこれ」
私は折りたたまれているその紙を開いた
グク 「ヌナッ…」
『ジョングクへ
初めて会った時からずっと好きでした。
私と付き合ってください。
ユナより』
グク 「ヌッ…」
ミンジュ 「ラブレター!!!??」
私は思わず飛び上がった
グク 「っ…」
ミンジュ 「そりゃ高校生だもんね~!!」
ミンジュ 「ユナちゃんってこの前一緒にいた子だよね?!
あんな可愛い子から告られるなんて、さっすが私の弟!!!」
グク 「ちょっ…ヌナ」
ミンジュ 「きっとグクにおにあッ…」
グク 「ヌナってば!!!!」
ビクッ
グク 「そんなこと言わないで…」
グクが私の肩を両手で強く掴む
グク (“好きな人”からのお似合いなんて言葉、死んでも聞きたくない)
ミンジュ 「グク…痛いよッ…」
グク 「ご、ごめん…!」
グクの手が離れる
グク 「ねぇヌナ」
ミンジュ 「なに?」
グク 「…俺にはヌナだけなんだよ」
チュッ
再びグクに押し倒された私は
強く求めるようにキスをされた。
ミンジュ 「んんっ…!///」
私の頬を両手で包み強く唇を押し当てられる
ミンジュ 「んっあっ…///」
片手を私の頬から離したグクは
例のラブレターを私からとりあげた。
それと同時に私たちの唇が離れた
ミンジュ 「それッ…どうする、のッ?」
グク 「捨てる」
ミンジュ 「えッ?!ダ、ダメだよッ…そんなの!」
ミンジュ 「大切に保管しなくちゃ!」
グク 「…イラッ」
グク 「…なんで?
なんで好きでもない人から貰ったラブレターを大切に保管しなきゃいけないの?」
グク 「ヌナはほんとお人好しだよね。
今までもそうやって好きでもない人から貰ったラブレター大切に保管してたりするの?笑」
ミンジュ 「え、えぇ…?!
わ、私…ラブレターなんて貰ったこと…」
グク 「あーそうだよね
俺がいつもメガネとマスクつけさせてるもんね」
ミンジュ 「グ、グク…なんか怒ってる?」
グク 「なんで?」
ミンジュ 「その、口調が…怖い…」
グク 「…だって怒ってるもん」
ミンジュ 「そ、そうなの!?」
ミンジュ 「ごめんね。私…なにしちゃった?」
ミンジュ 「ダメだね…ヌナなのに弟困らせてハハ」
グク 「はぁ…いっつもそう…ボソッ」
ミンジュ 「へ?」
グク 「ヌナヌナって…都合のいい言葉で俺の気持ちから逃げてるだけじゃんか…ハァ」
ミンジュ 「グク…?」
グク 「さっきみたいなキスをするのが本当にヌナと弟がすることだと思ってるの?」
グクが私ににじり寄る
グク 「ほんっとお人好し…ハァ
そのお人好しのせいで“俺以外に3人もの男とセフレ”になってさ」
ドンッ
ミンジュ 「っ…」
気づいたら後ろは壁で私はグクと壁に挟まれる
グク 「ヌナ、どうやったら俺を見てくれるの?」
そう言ったグクの顔は今にも泣き出しそうだった
ミンジュ 「ヌナは…グクだけ見てるよ?」
グク 「……」
ミンジュ 「ほら!私恋人いないし…!ハハ」
ミンジュ 「今は、家族の存在が1番大切」
グク 「…もういい」
グクが乱暴にベッドから降りる
ミンジュ 「グクッ…!待って!!」
力無く伸ばした手がグクに届くことはなく
あっけなく宙を切った。
ガチャ
グクは部屋を出ていってしまった
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続きみたいです!!!!!!!!