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翌日
ミンジュ 「はぁ…」
ユリ 「ちょっとミンジュ、何回目よ!」
ミンジュ 「何回目って…なにが?」
ユリ 「なにがって…ため息よため息!!」
ミンジュ 「え、あぁ…ため息…」
ユリ 「もぉ、なにかあったの?」
ミンジュ 「…うん、グクとちょっと」
ユリ 「なになに姉弟喧嘩?」
ミンジュ 「そんなとこ」
ユリ 「そっかぁ…グクくん今何歳だったけ?」
ミンジュ 「18歳、高3だよ」
ユリ 「高3ねー…年頃の男の子は年上の綺麗なヌナがいると話しにくくなっちゃうのよ」
ミンジュ 「そんなもん…?」
ユリ 「うんうん。私の弟もそんぐらいの歳の時はそんな感じだったよ!まぁなに、思春期?」
ミンジュ 「そっかぁ…」
ユリ 「でもさ、喧嘩の原因は聞かないけど、もしグクくんの方に非があるならその時はちゃんとヌナとして叱らなきゃダメだからね!」
ミンジュ 「うーん…なんで怒らせちゃったかわからないだよね…。私が一方的に怒らせちゃったみたいな…」
ユリ 「は、はあぁ!!?そんなのちゃんと叱らなきゃ!!💢💢」
ユリが席から立つ
ミンジュ 「ちょっ…ユリ…」
ユリ 「歳頃とか言ってらんないわ!!こんなかわいいヌナを困らせるなんてあいつぅ…!!💢」
ミンジュ 「ユ、ユリ…とりあえず座ろう?」
何言ってんのミンジュ!ユリの言う通りだよ!!
私たちの後ろから聞き覚えのある声が…
ジン 「ジョングガめぇ…!!!!💢」
ユリ 「ジンオッパもそう思う!?」
ジン 「あぁ思うとも!ヌナ不孝者め!!」
ジンオッパは私とユリの幼馴染。
1つ歳上だけど、長く一緒にいるせいで私たちに敬語という概念は無い。
ミンジュ 「オッパ…いつから聞いてたの?」
ジン 「ミンジュがため息してたところぐらいからかな♪」
ミンジュ 「ほぼイントロからじゃない…」
ジン 「いや~ごめんってヒャッヒャヒャッヒャ」
ユリ 「相変わらず窓拭きだね」
ユリが席に座る
ミンジュ 「ほんと笑」
ユリにつられジンオッパも席に座る
ジン 「ねぇミンジュ、ダメなことはちゃんとダメって叱らなきゃダメだよ?」
ユリ 「うんうん」
ユリが強く頷く
ジン 「もしミンジュが叱れないっていうなら俺たちが…」
ミンジュ 「そ、そんなのいいよッ…!」
ミンジュ 「今日…ちゃんと話し合う!!」
ジン&ユリ 「ほんとにー?(¬_¬ )」
ミンジュ 「ほ、ほんとに!ハハッ」
ジン 「…よし、じゃあ信じよう!」
ユリ 「同じく」
ミンジュ (よかった…ホッ
2人とも納得してくれたみたい)
でも…どうやって仲直りしよう?
昨日は晩御飯の時間になっても来てくれなかったし…
会うのも嫌ってことかぁ…ハァ
ねぇ、今日のお祭り行く~?
行くいく!絶対行く!
花火もやるんでしょ?楽しみ~!!
ふと聞こえたそんな会話
ユリ 「そっか、今日お祭りか」
ジン 「ミンジュ!一緒に行こうよ!」
ユリ 「ダ~メ!!ミンジュは私と!」
ミンジュ 「……」
“ヌナ!りんご飴食べたい!”
“ヌナ見てみて~!金魚いっぱい!”
“ヌナ~空にお花咲いてる~!!”
私は昔グクと2人で行ったお祭りを思い出した
ミンジュ (懐かしい…)
ミンジュ (今もかわいいけど、あの頃は抜群に天使だったなぁ…)
ユリ 「ちょっとミンジュ!」
ユリが私の肩を揺さぶる
ミンジュ 「な、なに?」
ユリ 「お、ま、つ、り!一緒に行こ!」
ジン 「俺も俺も!」
ミンジュ 「あーごめんね…。ユリ、オッパ…」
ミンジュ 「私…グク誘ってみようかなって」
ユリ 「え、グクくん?」
ミンジュ 「うん…!グク、花火とかりんご飴大好きだし!お祭り気分になったら話しやすくなるかなって…」
ジン 「そっかぁ…まぁそうゆうことなら…」
ユリ 「クソ~あいつめぇ!」
ミンジュ 「ご、ごめんね?ユリ」
ユリ 「いいもん!ムスッ
ミンジュはいつだって私のものだし!今日の午後、少しだけグクくんのものになるだけだもん!プリプリ」
ミンジュ 「う、うん?」