Kn×Sh 出られない部屋
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目を覚ましたら知らない所にいた。ダブルベッドと扉と扉の上には大きい看板に
「隠し事を20個言わないと出れない部屋」
と書いてあった
こういうのセックスとかじゃないのかよ……と思いつつ、でもそれよりはいいかと、隣には密かに恋心を抱いてるシャークんが寝ていた。
「シャークん起きて。なんか大変なことになってるよ」
「…はぁ?こっちは寝不足なんだよ…てかなんできんときいるの?ここどこ?」
「ほら看板見て」
しばしの沈黙が流れた。理解するのにも時間かかるよな。なんでこんなことになっているのか、ここはどこなのか、何故隠し事を言うのか。
「……とりあえず言ってくか」
「そうだね。まず俺からいい?」
「なに?」
「実はね、高校の時の部活でサボったことある。」
ぴこん
「は!?いつの時?」
「あ、減ったね」
「いや、きんときがサボるなんてなかったでしょ!?」
「えっとねぇ〜…2年の秋だったかな?nakamuとカラオケ行きたくなってサボるかって感じで」
「ずりぃー」
そんな会話をしつつ、さっきの緊張感は解れていつもの緩い雰囲気になる。この程度の隠し事なら余裕だと思う。
「俺はね〜文化祭の時サボったことかな」
ぴこん
「えサボったの?!いつ」
「何か1年の飲食店おもんなすぎていい感じの言い訳使った」
「うわ俺めっちゃ働いたよ?nakamuとさぁ!」
「ふふっwごめんて」
その後も「録画ミスした」とか「遅刻したのはゲームやりすぎてたから」とか色々出した。
過去のことなので、もう怒ったりはしないけど色々暴露をしあって笑いあった。
だが、あと1個のところで出ない。本当はシャークんの番だからシャークんが言うべきなのだけど、俺もあるから言うべきだろう。
しかし、言いたくない。もし、シャークんのことが好きと言ったら今の関係が壊れてしまう。メンバーやファンにもなんかあったと悟られたら困る。
シャークんも無いみたいでもう10分は沈黙が続いてる。
やはり言うべきなのだろうか。絶対に引かれるが。今日は配信も20時からあるし今が何時か分からないが、出なければならない。
口を開こうとした瞬間、先にシャークんが口を開いた。
「……ごめん。…俺実は一個あるんだよね」
「そうなの?早く言ってよ」
「…いや、言ったら絶対引かれる。だって気持ち悪いもん」
「引かない!俺が今更シャークんに引くことなんてない!」
食い気味に言ってシャークんが少し驚く。絶対に引かれる?もしかしたら同じかもしれないと思った。シャークんも俺と同じで好きなのではと淡い期待も持ちつつ、ひと呼吸おいて口を開く。
「……1つ約束して欲しい、引いてもいいから表では今の関係を続けて欲しい。」
「分かった」
翠玉の瞳が揺れ、ゆっくり目を閉じ、呼吸を整えて言う。
「…実は、きんときに抱かれる夢、ッとか、想像をしてる」
ぴこん
ガチャ
「……え」
「ほら、開いたから行こう」
咄嗟に腕を掴んだ。理解は追いついてない。てっきり好きとか言われると思ったから想像の斜め上を行かれて、混乱はしている。でも今止めなかったらダメだと反射で思い掴んだ。何か言わないと。
「……キモイよな。男でしかも友達でなんて。1回じゃない……ッ何回もだよ。別に引くなとは言わない。俺だったら引くもん。…でもメンバーやファンにも迷惑かけたくないから、出来るなら今の関係でいて欲しい。」
そう言って悲しそうな笑顔を浮かべる彼に涙が頬を伝った。
「俺も隠し事ある。シャークんが好き。付き合いたい。キスもしたいし、えっちなことをしたい。」
「……へ?」
「これでどう?お互い様でしょ?」
「…なんで?嘘なんかつッ」
「嘘じゃない!これでわかってくれる?」
「え?ッんん!♡」
シャークんの腰を引き寄せ唇に触れた。最初シャークんは驚いて目を丸くしていたが、キスを受け入れ、幸せそうな顔をした。ずっとしてみたかったこと。念願叶って今してる。想像よりも柔らかくて甘くて愛おしい。
名残惜しそうに唇を離すと、しばし見つめ合い、また口付けをした。今度はシャークんの歯列をなぞり、小さく口が開いたところで舌をねじ込ませた。
「!?んちゅ……、ッちゅ♡っ、、ぁ、はむン♡♡」
動揺で閉じていた瞳を見開くのをみつめながら、シャークんを吸い尽くすように絡める。
行き場のない手を絡め合って逃げられないようにする。時々ビクンと震え、瞳に涙を浮かべる。
まだ満足はしてないが、少し苦しそうなので、涎をぢゅっと吸い、口を離す。
糸が引かれて、プツンと切れてシャークんの口周りが汚れる。肩で息をしながら、拭き取っている。
「シャークん、このまま帰るか抱かれるかどっちがいい?」
「ぇ……」
「俺はシャークんの意見が聞きたい」
嘘。本当は今すぐにでも抱きたい。ずっと片思いしてきた。待てるわけが無い。だが、かっこつけたいので、最後の理性を働かせる。
「ぉれは、……きんときに抱いてもらいたい。……ッぐちゃぐちゃにされたい…!」
「その言葉を待ってた」
ベッドに押し倒し、服を脱がす。恥ずかしそうにしながら俺の体を見つめる彼が可愛くて仕方ない。手止まってるよ?と尋ねると、コソコソと服を脱いでる。脱ぎ終わったら待ちきれなくてキスをする。
「んちゅー♡♡ちゅーー♡ッん、はぁッ♡♡」
「シャークん」
「?♡き、んときッ、?」
「ふっ、かわーい♡」
熱い息を吐きながらシャークんとキスをする。
左手でシャークんを支えながら、右手でお尻を揉んで、彼の孔の皺を指でなぞる。一人一つなぞる度に、腰が揺れ、涎が溢れる。グリグリと指を突き立てて孔を解す。
「はぁ♡はぁ♡♡、きんとき、おれぇ、♡♡えっちなこと、はじめてだよ……?」
「そっか♡キスも初だった?」
「うん♡」
「へぇー♡嬉しいねぇ!気持ちよかったでしょ?」
「うん!♡♡あっ♡そこぉ……♡」
「ここ?ここがいいんだね?ほら逃げないで」
「あん♡コンコンしないでぇ!♡♡」
はふはふと息をしながら、俺を見上げ舌をだらしなくだし、涎を垂らしている。丸いお尻を突き上げて、指を挿れやすい体勢になる。
ぬぽぬぽと指を抜き差しを繰り返しながら、指を増やしていき、ナカで前立腺を摘む。
「ひやああああん♡♡♡♡!!」
「かわいー声出しちゃって♡いけない子♡」
「ぁあん♡!」
クリクリとナカで指を動かし、ナカのしこりをまた摘むと達した。
「イッたねぇそんなに気持ちよかったんだ」
「……♡♡」
小さくこくりと頷く彼を見て、指を抜き、俺の誇張したモノを彼の孔に当てる。本当はもっと解した方がシャークんのためかもしれないが、余りにも可愛すぎる反応をするので挿れたくて仕方なかった。
「あ”あ”♡♡」
一気に奥まで挿入する。突然熱くて硬いモノが入ってきたので腰を浮かし、締め付ける。
「シャークん凄い締め付けんじゃん。離したくないんだね」
「あ”っ♡はぁっ、はぁ♡ま”っでぇ♡♡!はやいっ♡、もっとゆッくり、あっ♡あ”ぁ!♡♡」
「んふっwきもちーね♡」
ばちゅん!ばちゅん!と脚を浮かして、お尻を容赦なく突く。シーツを必死に掴んで感じたことの無い快楽に耐えている。
「あ”ッ♡♡イ”ッぐ!きん、ッとき♡♡おれ、またイッちゃう♡♡♡♡」
「まだだーめ♡」
「あ”ぅ♡♡」
指で丸を作り陰茎の根元を握る。前立腺を亀頭で抉り、ナカへ突く。その度にきゅんと締まる。
「きんときぃ…♡はっ、はあ、もうッ♡イキたい♡♡あん♡♡」
「俺も…っそろそろ…外に出すから」
「いいよ♡♡ナカいいよ♡♡きて♡いっしょにきもちよくなろ?♡♡」
「っーー!」
「あ”ぁぁ♡♡♡♡!きんときのしゅごぉいいぃぃ♡♡」
抜いて達しようと思ったら、シーツから手を離し、後ろに手を回され、抱き合うような体勢でおねだりをされる。そして、勢いよく最奥を突いてごちゅん!と結腸とぶつかる。その瞬間きゅん♡と孔が締まったので、締め付けに耐えることが出来ず達した。
シャークんも奥に出されビクビクと震え、腰をしならせて達した。
「きんときっ、とめ、ッとめて♡♡イ”ったばっか♡♡っ、や♡ぃや♡んん♡♡」
ぐったりしていたら、全然萎える気を感じないきんときのモノが更に大きくなって腹を圧迫する。思わず「おっきぃ♡」と腹を摩ると、嬉しそうに微笑み律動を続ける。
「シャークんはいつもどんな想像してるの?優しく抱かれてるの?それとも今みたいに激しいやつ?」
「はっ、は♡激しい…やつ♡今みたいに…ッもっと、ンもっとぉ…♡ぐちゃぐちゃにされてる……♡♡」
「へーとんだ変態さんだね♡」
「んいやン♡♡」
「それでいっつもオナニーしてるんだ♡」
「やめてッ♡」
「じゃあこれから俺と一緒に毎日セックスしない?」
「うん♡♡」
「付き合って一日中愛し合おう?」
「うん♡♡きんときとずぅーといっしょにいたい♡♡」
「いい子!」
「んあ”あ”ああああ♡♡♡♡」
その後も何度もイキまくり、シャークんは意識が飛んでしまった。
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やってしまった……折角お互いに好きだとわかってキスもできたのに…1回だけ行為は想像したことがあるけど、優しくしようと思ってたのに……
シャークんが優しいくてかわいいから、ついつい乗っかってしまって、Sっぽくなってしまう。撮影でもたまに思うけどやっぱりシャークんはMかもしれないな……
……
そういえば今何時だ?確か今日は20時から配信が……
ドアを開け周りを見渡すと、荷物があったので、急いでスマホを見ると時間は19時50分。
メンバーから鬼電が来ており、顔が青ざめる。
「どうやって言い訳しようかな……」
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久しぶりに小説書きました。難しいですね。本当は初夜の甘々優しい感じを書こうと思ったけど無理でした。
コメント
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ぎーむさんの作品でしか得られない栄養がここにありますありがとうございます😭😭😭 ドM🦈さん好きです可愛い…🎤さんのこと大好きで想像しちゃうの可愛すぎる…ぎーむさんのRの書き方本当に好きなんですありがとうございます大好きです😭✨️✨️✨️