テラーノベル
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岡部
ポツ、、ポツ、、と🌸の頭に水滴達が落ちてくる
🌸「あ、雨だ、、」
岡部「うお、傘持ってねぇのに」
岡部は眉をひそめる
🌸「あ、私持ってるよ」
岡部「俺は、持ってないんだよ」
🌸「?」
「一緒に入ればいいじゃん、この傘大きいんだから」
🌸は傘を広げて岡部に入るように言う
岡部「お前な、、」
岡部は呆れるが、結局入ることに
岡部「こういうのは、彼氏とするもんだろ」
岡部はボソッと呆れたような切ない声を出す
🌸「、、ん?何か言った?」
岡部「いや、何も」
(、、雨音で聞こえなかったか)
🌸「あ、、雨止んだね、、通り雨だったんだね、」
岡部「そうだな、」
雨は止んだが、🌸は傘を閉じず
🌸「、、ねぇ」
岡部「?」
🌸「もうちょっと、このままでいい?」
岡部「、、なんでだよ」
🌸「雨、また、降るかもだし?」
岡部は少し考え
岡部「そうだな」
🌸(好きな人としかこういうことしないのになぁ、、)
どうやら、岡部の声は聞こえていたようですね
白石
🌸「あ、雨、降ってきましたね」
🌸は手のひらを空に向け、雨水を手に少しためる
白石「そうやね、あ、あそこ、雨宿りできそうやで」
白石は小さなカフェを見つけると🌸とそこへ行く
🌸「こんなところ、あったんですね」
白石「綺麗なところやねぇ、せっかくやし、、デートしていこか」
🌸「デートって、、変なこと言わないでください」
白石「つれへんねぇ、、」
白石はそんな彼女も愛らしいと言った表情をする
他愛もない話を数十分していると雨がやむ
🌸「あ、止みましたね!」
白石「そうやね、でも、、」
🌸「?」
白石「少し、残念やわぁ、、🌸ちゃんとの2人っきりの時間、まだ楽しみたかったわ」
🌸「なっ、、。」
いつも、真面目な🌸が少し顔が赤くなっているからか白石は続けて揶揄う
白石「次は、ちゃんとデートしてくれへん?」
🌸「、、、。」
白石「なんて、冗談よ、揶揄ってごめんな」
🌸「いや、いいですよ、デート、、」
白石「!」
「今日の天気みたいに雨が止んで、虹がかかったみたいやね、」
白石の言う通り、窓の外を見ると虹がかかっていた
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コメント
1件
おお、これ、同じシチュエーションで二人の相手が違うリアクションをする、いわゆる「分岐」の形になってるんですね。岡部くんの照れ隠しっぽい強がりと、白石さんの甘やかすような大人の余裕――どちらも🌸ちゃん視点だからこそ、読者が好きな方を選んで「もしも」を楽しめる構成が上手いなあと思いました。 しかも🌸ちゃん、最初のシーンでは岡部くんのボソッと呟いた本音を実は聞いてて、それを傘を閉じずに引き伸ばす形で返してる……この心理戦みたいな駆け引きが、雨の透明感とすごく合ってます。最後の虹、どちらのルートでも見えてるのがまた綺麗な締めくくりですね。短いのに二度おいしいエピソードでした。