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今回も短いです。

登場人物「若井・〇〇」


「〇〇、俺、〇〇との子供ほしい。」



俺は我慢できなくて3年目の結婚記念日に遂に言ってしまった。



俺の〇〇。



2年付き合って、18回もプロポーズして、やっと結婚してくれた。



俺が世界で一番愛してる人。



世界で一番じぶんの物にしたかった人。



俺はそんな人との子供がずっと欲しかった。



なのに彼女は言った。



「滉斗、私、子供ほしくない。」



「なんで?俺としたくないの?俺の事嫌い?」



結婚記念日にこんな事聞きたくなかったのに気づいた時には口から出ていた。



聞きたくないと思った彼女の答えは予想外のものだった。



「私、滉斗とするの好きだよ。滉斗のことはもっとすき。」



恥ずかしそうに答える彼女の小さな声がとても可愛かった。



でも俺はもっと我慢できなくなった。



「じゃあなんで子供欲しくないの?」



「滉斗はさ、男の子か女の子だったらどっちが欲しい?」



「どっちがいいとかはないけど、強いて言うなら女の子かな。〇〇に似て絶対可愛いよ。」



「うん。やっぱり私子供ほしくない。 」

全く理由になってない彼女の言葉を理解できなかった。



そのせいで俺は少し強く言ってしまった。



「だから、なんでってば」



「だって子供ができたら滉斗子供にかまうでしょ?特に女の子だとかわいくて。」



「そりゃあね。だって〇〇の分身みたいじゃん。絶対可愛すぎて離れられないよ。」



彼女はまた予想外のことを聞こえないくらい小さい声と恥ずかしそうに赤くした顔で言う。



「そしたら私、自分の子供に嫉妬しちゃうよ。女の子だったら特に。滉斗は私だけの物なのに。やだよ。」



“ああ、もうほんとに可愛くて仕方ない世界一のお嫁さんだ。”そう思った。



「可愛いね、〇〇は。」



「確かに俺も子供が男の子だったら嫉妬しすぎちゃうかも。」



「もういいや。ずっと2人でいよう、ずーっとね。 」

彼女は今までで一番嬉しそうに頷いてくれた。



この日から、俺と〇〇は二人だけで虫歯ができそうなくらい幸せで甘すぎる毎日を過ごしている。


おわり。





ミセス.○○┊︎短編

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コメント

4

ユーザー

語彙力分けて

ユーザー

やばい、みるちゃんのつくる物語全部好みすぎる♡

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