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過去一グロいです。
ESFPside
俺には高校に入ってから仲良くなったENFPっていう親友がいる。こいつと喋ってると俺も楽しいし何より沢山笑ってくれるから話がいがある。今日も俺はこいつと話して遊ぶ。
「ENFPおつ〜マジ今日の授業だるくなかった?」
ENFP「え、それな、まじ数Bとかいつ使うんだよ見たいなwww」
「寝てて全然覚えてねーwww」
ENFP「そういえば起こされてたなww笑いこらえるのに必死だったわw」
「ふざけんなwwwww」
そんなことを喋りながら歩いてると交差点に出た。信号待ちしてると目の前で信号待ちしてた小さな子供に車が突っ込んできた。
女性「キャー!!!!!!」
女性の悲鳴が聞こえた直後車の方を見ると目の前にいた子供は電柱と車に挟まれ腹からは臓器、口からは血を吐いてた。今この瞬間ひとつの命が消え去った。まさに地獄絵図だった。俺は思わず吐きそうになった。
「おぇ゛ッッあ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”……」
気持ち悪い、さっきまで生きていた子が、あんなに小さな子の命が消えた、、
「おぇ゛ッッゲホッゲホッウプッ」
俺は自分の服に着いた男の子の血液でさらに吐き気が増した。ENFPに見られてるとか他の人が見てるとかそんなの分からないただただ気持ち悪くて、どうにもできなかった。
ENFP「ESFP…ッ1回この場を離れよう、……ほら、俺のセーター着て、……」
ENFPの声がした。胃酸や嘔吐物、血液やらで汚れたセーターを脱がしENFPが着ていたセーターを着せてくれた。ENFPには血液があまりかかってなかったのかシャツに少しだけしか付いていなかった。
「ごめん、ありがと、」
俺はそのままENFPに支えられながらここから近いENFPの家に向かった。流石に何も喋れなくて俺らは終始無言だった。
ENFP母「あらおかえr…どうしたの?!」
ENFP母は俺らを見た瞬間青ざめた。まぁそれが一般的な反応だろう、俺は顔色が真っ青でズボンに血液がついてた。ENFPのシャツにも血液はついていた。
ENFP「事情は後、先にお風呂いれていい?」
ENFP母「わかったわ、着替え置いておくから何かあったらすぐ呼ぶのよ……」
ENFP「うん。母さんありがとう」
喋る気も出なかった俺はENFPに支えてもらいながら風呂場に向かった。
風呂で一通り身体を洗ったが気持ち悪かった。あの映像が強く脳裏に焼き付いて離れなかった。
ENFP「いくつか質問するから答えれる範囲でいいから教えて欲しい。頷くとかそういうのでもいいから」
「ん、はなす、」
ENFP「ありがとう」
ENFP「俺は事故が起こった瞬間を見てないんだよね。起こった直後の状態だとかそういうのは見たけど多分ESFPは全部見たよね。」
「うん……」
ENFP「んで、ESFPに決めてもらいたいことがあって」
ENFP「1つ目が病院に行く。……精神科だね、勿論俺も付き添うよ。俺にとってもESFPにとってもこれが一番いい方法だと思うんだ。」
「……」
ENFP「2つ目が俺と暫くメンタルケア的なカウンセリング的な事を行う。俺そこまで知識がないし、専門家じゃないから、さっきあったことをゆっくり時間をかけて別の記憶で埋めたりとかそういうのしかできないから極力この手段はどうしてもじゃなかったら取りたくない」
ENFPにはもう迷惑をかけたくない。けど外に出るのも怖かった。
「…病院いく、でも俺しっかり話せない、怖い、気持ち悪い、だから一緒に来て、」
ENFP「!うん、ありがとう、無理だったらほんとに言ってね、病院行くことも大事だろうけど、1番大事なのはESFPだからね」
「ん、……ありが、と」
俺はここで意識を失った。