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#BL
にゅうひん☆
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𝕟𝕒𝕧𝕚.⋆𝜗𝜚
159
#めめいわ
有栖
414
【設定】
・「show time…」楽曲パロ
・舞台俳優パロ
💜深澤辰哉
劇団の看板俳優。
岩本とは昔から一緒に舞台に立ってきた相棒。
ずっと岩本に恋心を抱いているが、岩本には「大切な相棒」としか思ってもらえていないと思っている。
💛岩本照
劇団の看板俳優。
深澤とは昔から一緒に舞台に立ってきた相棒。
岩本も深澤に恋心を抱いているが、「この関係が壊れたら舞台の上で一緒に隣に立てなくなる」のが怖く、深澤への思いを隠している。
________________________
岩本と深澤。
舞台の上では息ぴったりで、互いの視線だけで次の動きがわかるほど。
でも舞台を降りた途端、二人の間には微妙な距離ができる。
自分は相棒としか思われていない。
この関係が壊れるのが怖い。
舞台の上で隣に立てなくなってしまうのが怖い。
二人とも、何年も告白できずにいた。
開演五分前。
舞台袖から客席を覗いた深澤は、暗闇の中に浮かぶ無数の顔をぼんやり眺めていた。
今日もありがたいことに満員。
いつもなら、それだけで胸が高鳴る。
なのに今日は、どうしても落ち着かなかった。
深澤は今回の公演で劇団を辞め、海外に行くことを決めていた。
岩本にはそのことをまだ伝えていない。
伝えられない。
💛「…ふっか」
背後から名前を呼ばれて、深澤は振り返る。
衣装の襟元を整えながら、いつものように無表情に見える。
💜「ん?」
💛「今日、なんか変じゃない?」
💜「えー?いつも通りでしょ」
笑ってみせる。
岩本は何も言わなかった。
ただじっと深澤を見る。
その視線から逃げるように、深澤は舞台へ向き直った。
近い。
いつだって、こんなに近くにいる。
肩が触れる距離で踊って、何度も目を合わせて、何度も同じ舞台に立った。
なのに。
一番伝えたいことだけは、どうしても届かない。
💜「……照」
💛「ん?」
💜「今日さ…」
深澤は一瞬だけ迷った。
今日が最後になるかもしれない。
そう言おうとして――やめた。
💜「……なんでもない」
💛「そっか」
岩本はそれ以上聞かなかった。
開演を知らせるベルが鳴る。
客席の照明が落ちていく。
二人のいる舞台袖にも、
暗闇が降りてくる。
💛「行こう、ふっか」
💜 「うん」
岩本が先に歩き出す。
その背中を見つめながら、深澤は思った。
この人の隣に立てる時間が、あと少ししかない。
だったらせめて。
最後の一秒まで、隣にいたい。
幕が上がる。
眩しいほどの光が、二人を照らした。
岩本はいつものように、舞台上で深澤を見つけた。
まるで、初めて会った日のように。
その瞬間だけは、二人の間に何の秘密もなかった。
しかし、岩本は徐々に深澤の異変に気づいていく。
深澤は普段、舞台上で岩本と目が合うと、ほんの少し笑ったり、アイコンタクトを返したりする。
でもこの公演だけは、一度も照を見ない。
振り付け上は当然目を合わせる場面なのに、ほんの一瞬だけ視線を逸らす。
岩本は最初、
💛(緊張してんのかな
と思う。
でもいくら目を合わせようとしても同じ。
そして岩本だけが気づく。
💛 「……ふっか、俺のこと避けてる?」
一幕が終わり、舞台袖にはけた時、深澤に言った。
深澤は笑って、
💜「まさか。照の顔なんて見飽きてるだけじゃん」
と軽口を叩く。
でも岩本には、その笑顔がいつもの深澤の笑い方じゃないことが分かってしまう。
舞台上の深澤はほとんどミスをしない。
でも今日だけは、言葉に詰まった。
「これからもずっと、俺の隣にいてくれ」
岩本に向かって言う大事なセリフだけ。
💜「これからも…ずっと……」
一度止まる。
💜「……俺の隣にいてくれ」
客席には演技の一部に見える。
でも岩本にはわかった。
あれは演技じゃない。
そして深澤自身も、
💜(本当にあんな言葉を言えたらよかったのに
と思っていた。
終盤。
二人が手を取る場面がある。
いつもなら決められた振り付け通り。
でも今日だけは、深澤が岩本の手をほんの少しだけ強く握る。
それに気づいた岩本は、驚いて深澤を見る。
深澤は笑っている。
でも、その目は泣きそう。
岩本はその瞬間、
💛(俺から離れていきそう
と思ってしまう。
そうして舞台は幕を閉じた。
💛「ふっか?」
深澤がいない。
舞台袖にも、楽屋にもいない。
舞台袖から客席を見る。
誰もいない客席。
さっきまで鳴っていた拍手も消えている。
💛「……ふっか」
岩本は、劇場の入り口へ走った。
💛「ふっか!ふっか!」
外は雨が降っている。
そこに深澤の姿はない。
💛(間に合わなかった…
もう相棒には会えない。
何年も片思いしてきた彼に。
岩本はとぼとぼと戻るしかなかった。
舞台袖に戻り肩を落とす。
なんで自分は早く気づけなかったんだろう。
公演が始まる前から、いつもと違うのには気がついていたのに。
失う可能性を考えられなかったんだろう。
💛「なんにもあいつのこと、わかってないな…」
その時。
舞台から、一つの歌声が聴こえてきた。
岩本はハッと顔をあげ、舞台へ飛び出した。
💛「ふっか!」
💜「照…まだいたの?帰ったと思ったのに」
💛「いなくなったかと思った…お前のこと、追いかけた」
💜「最後だから、ここに立とうと思って。もう、立つこともないだろうし」
💛「なんで最後なんだよ…これからも俺と舞台に立つんじゃないのかよ」
💜「…俺、劇団辞めるよ。照の相棒も」
💛「はっ?なんで?俺と一緒なのが嫌になった?」
💜「そんなわけない。ただ、もう終わりにしたいんだよ」
💛「嫌だよ!何年もかけて築いてきたこの関係を、そんな簡単に終わらせるなんて!」
💜「ごめん…もう、決めたことなんだよ」
💜「照…」
💜「今までありがと」
深澤は視線を逸らし、舞台から降りようとする。
💛「待って!」
💛「俺、相棒だから隣にいたんじゃない」
その言葉に、深澤は動きを止める。
💜「…じゃあ、何?」
💛「好きだから。ずっと」
💜「えっ…」
💛「ずっと好きだった。一緒に舞台に立った時から。相棒になった時から」
💛「ただ、この関係が壊れるのが怖かった。舞台に立てなくなるのが怖かった」
💛「ふっかを離したくない。ずっとそばにいてほしい」
💛「俺を、置いていかないで…」
💛「俺はただ、一緒にいたいだけなんだよ…」
ほろり、と涙が一筋流れる。
その姿を見て、深澤は初めて気がついた。
岩本が自分のことを好きだということに。
💜「照、俺…」
💜「ずっと照は、俺のこと相棒としか思ってないと思ってた…」
💜「だから、言えなかった」
💜「俺も、照が好き」
💜「一緒に舞台に立っていたい」
💜「隣にいたい」
💜「離れたくない」
その言葉を聞いた途端、岩本は深澤を強く抱きしめた。
💛「ふっか、好きだ」
💛「愛してる」
💜「俺も…」
💜「愛してる」
舞台の上で、二人は初めて、演技ではないキスをした。
数週間後。
舞台の上では、岩本と深澤が手を取りながら踊っていた。
そして。
💜「これからもずっと、俺の隣にいてくれ」
💛「もちろん。ずっとお前のそばにいる」
舞台の上で、二人は抱き合う。
舞台の上でしかつながらなかった想いが、
しっかりと繋がった。
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(⑉>ᴗ<ノノ゙パチパチパチ~ こっちも涙がこぼれました
うぉ〜、 ちとかんどぅー
来た〜!!!! 雪だるまひとひとちゃんのshow time 来た〜!! お名前なんて呼べばいいのか…