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(廊下)
…あ、居た。
茜「…ねぇ。」
?「え?茜裙??」
ふわふわとした長い髪に髪飾りを付けていて、大きくぱっちりした目、
そしてアオちゃんの親友。そう僕が声を掛けたのは八尋彡だ
寧「どうしたの?茜裙から私に声をかける何て珍しいね!」
茜「ちょっと相談があって…」
相談と口にした瞬間、八尋彡はびっくりしたような顔をした。
寧「茜裙が私に相談、…?明日は槍でも。」
茜「…あ〜相談する相手間違えたかも、」
寧「あーっ待って!!嘘だからっ本当は嬉しいのよ!」
僕が他を当たろうと後ろを振り向いたら八尋彡が僕の腕を掴み、
大袈裟に声を荒らげ、僕の事を引き止めた。
茜「じゃあ聞いてくれるの?」
寧「どんな相談かにもよるけど、」
寧「あーもしかしてあれ?最近葵の様子がおかしいとk…」
茜「バレンタインの相談なんだけど、」
寧「え?」
寧「えっーーー!?!?!?」
茜(うるさ…、)
寧「そ、それってまさか恋愛相談??」
茜「まぁ、バレンタインならそうなるんじゃない…?」
寧「…ちょっと待ってて!!」
茜「え?」
八尋彡は少し考え込んだ後、ちょっと待っててと言い何処かへと走って行った。
別にここで教えればいいものなのに…
ー
(空き教室)
寧「えー、茜裙は私に恋愛相談をしたいのよね!」
あの後、直ぐに帰ってきたと思ったら八尋彡に無理矢理引っ張られてここまで連れてこられた。
そして椅子に座らされ、八尋彡は僕の向かいの椅子に腰掛け、目を輝かせ少し興奮気味に僕に聞いた。
茜「…は、はい?」
寧「えっと確かバレンタインチョコだっけ?」
茜「うん、」
寧「じゃあ葵に渡す為に私に相談したって事?」
茜「え、…あそu」
寧「…でも、違うわよね!」
茜「え?」
寧「茜裙なら「アオちゃんに渡す物、渡し方は全て自分で決める!」って言いそうだものね。」
茜「う”、…」
八尋彡は妙な所で勘が鋭い…
たしかに僕ならそう言うだろうけど。
寧「で!誰に渡すの?!」
茜「え、えっと」
八尋彡は目を輝かせ食い気味に聞いてきた、さっき図星を突かれたような反応をしてしまった為、
あおちゃんに渡すつもりだったと言う言い訳は通じなさそうだ。
茜「…..先輩、」
寧「先輩?」
僕が質問に応えると、八尋彡はキョトンとした顔をした。
寧「…まさかっ女の先輩!?」
茜「嫌えっと、男の先輩何だけど…」
先輩と言っただけでそんな想像出来るその想像力に少し驚きつつ、
勘違いの話がアオちゃんの耳に入ってしまっては堪らない為、すぐに
男の先輩と訂正した。
寧「あー、成程、ね!つまりチョコは友チョコみたいな感じかな?」
茜「..それがよく分からないんだよね。」
寧「?よく分からない?」
友チョコと言う言葉に素直に頷いとけばいいものの、
口からほぼ無意識に僕は否定してしまっていた。
茜「…何か、友チョコと言われればそうじゃない感じ。」
寧「つまり、本命って事…、??」
茜「えっ。」
ほ、本命??
…何故か本命と言う言葉を聞いた途端、真っ先に源会長の姿が浮かんだ、、
友チョコや義理とか、今まで本命以外でしか考えてなかったけど、
本命と言う言葉が 1番しっくり来た 。
いや僕は…本命はアオちゃんだけって決めて、
茜「…??、?」
考える程頭の中が可笑しくなって…
寧「…、」
寧「茜裙。」
茜「?、、」
八尋彡は大きく息を吸った後、覚悟を決めたかの様に僕の名前を呼び、
僕の肩に手を置く。
寧「茜裙はもしかして、」
「その先輩の事が好きなんじゃない?」
茜「…え?」
続 ♡50