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かいら
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ちい。こたつがめ
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天ノ宮 時雨零。
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最初は気にしてなかった。本当に、ただの情報収集だったし。街で聞き込みをしていただけ。 途中、オレは手分けをする為にゴンと別行動をしていた。戻ってきてみたら、ゴンが知らない顔の奴と話していた。呑気な奴。ゴンの手前にいる女の子。年はたぶん同じくらい。明るくて、よく笑う。
「へー!すごいね、それ!」
隣にいるゴンも笑ってる。普通に楽しそうに。 別におかしくない。むしろゴンらしいと思う。なのに、胸の奥がざわつく。
(……なんだよそれ)
視線を逸らそうとしてもつい見てしまっていた。余計な事考えなくていい。ただなんでもないフリして、 いつも通り振る舞えばいい。女の子がゴンの腕に軽く触れた。その瞬間。胸の奥が、妙に冷えた。
(――は?)
自分でも意味が分からない。なんでこんな。 ゴンは特に、というか全く気にしてない。普通に話してる。距離も近いし、笑ってる。オレといる時と同じ顔。そのことに、なぜか腹が立った。普段と変わらず無頓着なのが、なにより気に食わなかった。表情も、仕草も、全部がむしゃくしゃする。気づいたら、口が動いていた。
「ゴン」
声が少し強くなった。気づいたゴンが振り向く。
「キルア?」
「行くぞ」
「えっ、でもまだ」
「もういいだろ」
言い方がきつかった。そんなことくらい自分でも分かってる。女の子が少し驚いている。でも、どうでもよかった。ゴンは少し困った顔をした。
「ごめん、またね!」
そう言ってこっちに来る。歩き出した後、ゴンがオレに言った。
「キルア、どうしたの?」
「別に」
「なんか怒ってる?」
「怒ってねーよ」
オレがゆっくり足を止めると、ゴンもその場で立ち止まった。オレの様子を見るなり、尋ねるように聞く。正直、こんなふうに苛立ってる姿はあまり格好がつかない。認めたくなくて、言葉のままに否定した。すると、ゴンの表情に不安が募った。沈黙。空気が重い。まるで体にのしかかってくるみたいだった。ゴンがまた言う。
「さっきの人、情報教えてくれたんだよ」
「それで?」
「それにいい人だったよ」
その 言葉がなぜか余計に 刺さった。いい?何が?胸の奥で、何かが弾けた。
「…あっそ。行きたいんならさっさとそっち行けばいいだろ」
口に出してしまった。まずい。言った瞬間、一気に空気が凍る。ゴンが止まった。
「…え?」
しまったと思った。でも、もう遅い。
コメント
1件
めっちゃ分かる〜〜〜!!!😭💕 キルアの嫉妬がダダ漏れでしょ?「ゴンといる時と同じ顔」ってとこがもう、胸グッと来た…まだ自分で気付いてない感じがたまらんのよ!!最後の拗ねた台詞も「しまった」って後悔してるのに止まれない感じ、リアルすぎて泣いた。次どうなるか気になりすぎる!!続き待ってるよ〜🌸