1話目だけは完成してるので投稿します🐱
※n/m/m/nです。苦手な方はご自衛を。
ある日起きたら
悪魔が居た
ky「…え、誰?」
?「やっと起きた!」
?「俺?まあ、fjって呼んで」
「fj」と名乗るその男は俺と同じ年くらいだろうか
ニコニコした笑顔で俺を見つめるが、俺は混乱している
疑問に思うことなんて沢山あるし、今すぐコイツを通報しなくてはと思う部分もある
が、コイツは人間ではないようだ
尻尾、動物などとは違う硬そうで細く、先端はトランプのスペードのような形のものが生えていて、作り物と疑うほど立派な八重歯がある
そして頭から出た2本の角みたいなのと、小さめな黒い羽
悪魔と呼ぶに相応しい特徴を持ってるな…
fj「そんなに見られると照れる!」
急に照れだしfjは尻尾のようなもので顔を隠そうとした
え、動くの?それ!
ky「すご…」
声に出てしまった
それに気づいたfjはニヤッと口角を上げる
fj「凄いでしょ〜、触ってもいーよ?」
ky「…」
なんか、なんだこの距離感
人懐こい性格らしい
ギシッとベッドを鳴らし俺に近づくと、尻尾を目の前に寄越され、躊躇いつつも人差し指で優しくつついた
fj「ゔっ…」
ky「えっ、あ、ごめっ」
fj「なーんちゃって♪」
こいつ…
ベシッと尻尾を叩き落とす
fj「痛いっ!」
ひどいよぉと泣き真似をするfjをほっときつつ、俺は本題へ移る
ky「あのさあ…色々聞きたいんだけど…」
fj「あ、最初にいい?君の名前を教えて」
…忘れてた
ky「えっと…kyって呼んでくれれば」
fj「ky!」
ky「…うん」
fj「ky!可愛い!」
ky「かわ…っ」
目をキラキラさせて子犬のように(大型犬みたいだけど)「ky、ky」と呼ばれる
なにこれ怖い
ky「あの、ちょ、いい?」
fj「んー?」
ky「…お前はなんでここにいんの?」
fj「…」
途端に黙り下を向いた
え、地雷?
ky「いや、言いたくないならそれで…」
謎に雰囲気に呑まれて声が小さくなる
fjの呼吸音だけが部屋にある
ky「…fj?」
不安になって顔を覗き込んでみると
fj「…」
寝てる
え、寝て…
ky「ふざけんな」
頬を軽く叩く
俺の緊張感と不安を返せ
なに?悪魔って急に寝るの?
ky「…」
どーしよ、寝かせた方がいいかな
うん、そうだな
また起きてから色々聞き出そう
fjをベッドに横にさせて毛布をかけてやる
これだと暑いか?てかそもそも悪魔って暑い寒いあるの?
俺悪魔の知識ねえな…
…いやいや、悪魔の知識ある奴の方が珍しいって
俺おかしくなってる?
ky「…ふぅ」
今日は特に予定ないし、悪魔について調べようかな
…なんか神話的なのとか創作系が出る気がするけど
ベッドから離れデスクに座った
あれから暫く経って、やはりこれといった収穫もなく
なんか、悪魔にも種類みたいなのがあるってことしか分かんなかったなあ
ヴァンパイアとか、サキュバスとかインキュバスとか
でもfjは男だから可能性としたらインキュバスか?
いや、インキュバスって夢の中に出るみたいだから違うか
直接聞くのが1番いいな
fj「なにしてんの」
背後から気配を感じたと思ったら、耳元に熱い吐息がかかる
ky「ひっ…」
声出ちゃっただろおどかすな!
振り返るとすっかり元気になったフジの姿
fj「可愛い声出しちゃって」
ky「お前のせいだろ…」
まあ起きてくれて良かった
ベッドに腰掛けて話すことになったので立ち上がる
ky「…意外とでかいのな」
fj「そう?キヨが小さいだけだよ」
fj「痛い!すぐ手出さないで!」
見下されるのは嫌いだ
つい腹を殴ってしまったが悪魔だし大丈夫だろう
ky「それで、fjはなんでここに来たの?」
fj「んー、何処にしようか考えてたら可愛い子を見つけてね」
ky「…あっそ」
すぐ可愛いって言うけど、なんなんだ?
ky「えっと、fjは悪魔なのか?」
fj「そうだよー」
尻尾がぴょこぴょこ動いてる、これは感情を表してるのかな
ky「悪魔って何食べるの」
fj「んー、まあ悪魔によるね」
fj「有名なヴァンパイアは、吸血鬼で悪魔では無いけど血を飲むでしょ?」
fj「俺は、男だけどサキュバスでね」
fj「kyの精液を飲むんだよ」
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