イルーダが口を開いた
「ここはルーカスに任せて行こう!」
イルーダがそう言った瞬間ルーカスは目を丸くしイルーダを見つめた。そしてイルーダがきょとんした顔でルーカスに言った
「ルーカスなら行けるだろ?」
「穂乃果達を2人だけで帰らしたら何かあるかもだし 」
「人数が多いからな 」
「早く帰って来いよ」
いや、人数が多いからこそルーカス1人でやらせるのはダメでしょ!
確かに跡継ぎになるための訓練をしてきたイルーダもルーカスも強いはず
でも一人でやらせるでなんて…
考える暇もなくイルーダに手を引っ張られて一緒に走った。イルーダは朱里の手は取ってなかったが来てるだろうかと横を向くと朱里が息を切らしもしないで隣で走っていた。
私は着いていくだけで息がやばいのに…
ルーカスは一人で足止めをしていてくれていた、私たちは急いで走って帰っていたが私は段々と頭がモヤモヤして鼻血が出てしまった
それに気づいた朱里が叫んだ
「イルーダ止まって!」
「穂乃果を見なさいよ!」
朱里が叫んだ瞬時にイルーダが足を止めながら後ろを目を丸くして振り向いた。
「穂乃果鼻血?!」
イルーダは私を見てすぐに抱き上げて(?)近くにあったベンチ迄走って行き私を座らしてくれた。
チッシュで急いで止血していると、イルーダと朱里の遠い後ろから数人の人影が現れてきた。
どうやらさっきの人達の仲間のようだ
イルーダ「さっきのやつらの仲間が来た見たいだ」
朱里「どうするの?」
私は鼻血を出しながら汗だくでいた、この状態では走れない、朱里もこの場所は来たことが無いはず、イルーダが私を抱えて家に帰っても家まで来る可能性がある、
そうしていると身体が高くて黒髪で目が赤くて目付きが凄く悪くいかにも強そうな人影がさっきの仲間達の後ろに静かに近づいていることに私たちは気づいた。
目が赤く目付きの悪い男があいつらに近づき真後ろまで行くと…
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