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28 - 第19話 お遊びと絆 (前編)

♥

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2025年05月04日

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今日悲しい事起こっちゃった…


まぁ私の独り言は置いといて…。



少しホラー気味です。

御本人様とは一切関係ございません!









遊ぼうよ!

お兄ちゃん、起きてよー







だ、誰…?誰が…呼んでるの…?






須「うっ……。」







?「あ。目、覚めた?」







須「だ、誰!?ここ何処!?」

ここって神社…?目の前には小さな子どもが何人もいる。でも、こんな神社あったっけ…?てか、何でこんなところに…。

確か俺は確か会社に遅れそうで、近道になる裏道を通ろうとして…あれ?そっからの記憶がない…。

?「ねぇ!遊ぼうよ!」

?「鬼ごっこは?」

?「いいね!」

須「ね、ねぇ。」

?「なぁに?」

須「ここは何処?」

?「ここ?ここはねぇ…僕達の遊び場!」

須「遊び場…?」

?「うん!楽しいよ!」

須「そこに何で俺が…?」

?「何でって…僕達が呼んだからね!」

須「え?俺を?」

?「うん!」

なんのために…?

?「僕達が視えるんでしょ?」

み、視える…?どういう事…?

?「僕達が視える人間は少ないから、お兄ちゃんが視えて良かった〜!」

…”僕達が視える人間は少ない”…もしかして…この子達は…。

須「……亡くなってるの?君達…。」

?「…そうだよ。僕達は親に捨てられてしんじゃったんだ…。」

須「……。」

だから、遊んでほしいってことか…でも…

須「(亡くなってる子と遊ぶって事は…)」

そう思うと身震いして、後ろへと少しずつ下がってみるけれど、子どもたちは俺を逃してはくれなさそうだ。

?「逃げないでよ。僕達とアソボウヨ?」

須「ひっ……!」

普段、怖がったりしない俺でも、子ども達に恐怖を感じた。遊んだりしたら…俺は…。

須「な、なぁ…俺さ、会社の人達待たせてるんよ…やからさ、今は無理なんよ…」

子ども相手に嫌だと直接言うのは憚れて遠回しに伝えてみたけど…






それが良くなかった。


?「じゃあ、その人達も呼んで遊ぼー!」

須「えっ!?」

?「ふふ、楽しみだね♪」

?「ねー!」

ま、まずい‥俺が仲間の事喋ったせいでみんなが巻き込まれてしまう…!

?「じゃあ早速…」

須「待って!!」

?「ん?」

須「あ、遊ぶからさ…みんなを巻き込むのはやめてや…!」

?「…お兄ちゃん、かっこいいー!きーめた!お兄ちゃん!その身体借してよ!」

須「え?何言って…。」

?「その身体借りて、お兄ちゃんのいう仲間と遊ぶんだー!」

須「!?」

なんでそうなるんや…!子どもの発想が怖い…!

?「ほら、借してよ!」

須「いや…嫌だ!!」

?「ふふ、怖がらないでよ!」

そういうとその子は俺めがけて走ってきて…



シュッ…



須「あ”っ”!?!?」

その子の姿が透けたと認識した直後、飛びつくかのように俺の中へと入っていった。

須「うぅ”っ…!!があ”あ”あ”っ”っ”!」

頭が痛い…意識も朦朧としてきて、あの子に意識を…身体を乗っ取られてきている証拠なのかもしれない…。

須「や”め”て”…い”だい”!!!」

?「大丈夫だよ!受け入れてしまえば苦しみだってなくなるよ!」

須「誰が…受け入れるかっ”…!!」

そういっているが、受け入れたくなくても、俺の意識はどんどん薄れていく。正直喋るのさえ苦しくなっている。苦しくて涙が止まらない…

須「うう”ぅ”…うあ”あ”あ”…!!」

もう……駄目だっ…

須「…ごめん…みんな…」

そこで俺の意識は完全に途絶えてしまった。















izwさんside


須貝さん遅いなぁ…あの人は遅刻とか嫌うタイプだし、遅刻とかそもそもした事ないんだよね…。だからこそ、連絡も取れないのが気になった。

福「撮影したいけど…須貝さんまだ来てないのかな?」

鶴「電話してるんですけど、出ませんねぇ…」

山「LI◯Eも既読がつきませんし…どうしたんでしょう…」

問「あの人が遅刻ってのがそもそもないですし、連絡すらないって、家で倒れてるとかしか思いつかないんですけど…」

言「ちょ、とんでもないこと言わないで!」

河「…でも、あるんじゃない?だってあの人だよ?遅刻とか、めっちゃ嫌うあの人が。」

福「うーん…家にいってみる?」

鶴「そうですね…行ってみましょう!」

という事で、俺と福良さん、河村さん、山本、鶴崎で行く事になった。




…ほとんど全員じゃん。ちなみに東兄弟は、連絡がきた時のために待機して貰ってる。

よし、行くか!








山「…あれ?」

伊「山本?」

山「あの、あれって須貝さんが大事にしてるキーホルダーじゃないですか?」

裏通り?みたいなところに光ってるなにかがあり、その正体は、アニメのキャラがついたキーホルダーだった。しかももう一つついてるのも、須貝さんが好きなアニメのキャラだった。これはあの人の持ち物だろうな。

鶴「なんでこんなところに…」

裏道を通る理由…遅れそうだったからとか?でも、ここにこれが落ちているという事は少なくとも須貝さんはここを通っていることになる。

いろんな可能性を探っている時だった。




キラッ




全員「!?」

急に目の前が光り、目を瞑った。

そして、次に目を開けた時には…

伊「じ…神社!?」

なんで…さっきまで暗い裏道にいたのに…!

しかも、ここ…俺すらも見た事のない神社だ…。って、あの人は…


河「…あれ?あそこにいるの…」

鶴「…須貝さん?」

少し遠いけど、オレンジ色のパーカーを着た茶髪の男性…須貝さんだよね?もしかして、ここにきたから連絡もとれなかったのかな?

山「須貝さーん!」

山本が名前を呼ぶと…

須「えっ?山本?」

須貝さんは振り返って、こっちへと走ってきた。

須「みんな、どうしてここに…?」

河「僕達、なかなか来ない須貝さんが心配で、家までいこうとしてた途中だったんです。」

須「そうなんや…ごめんなぁ、心配かけて。」

…なんか、須貝さんやけに落ち着いてるな…連絡が取れなくなったのが1時間ほど前だったから、その1時間の間にここに来たって事なんだろうけど、それにしては落ち着きすぎじゃ…?

なんて考えていると…

鶴「…誰?貴方。」

…と、聞いた事のないほどの鶴崎の低い声が聞こえた。

須「え?誰って何?俺、須貝だよ。分かるやろ?」

鶴「ええ。須貝さんとよくいたからこそ分かりますよ。貴方…誰ですか?」

と、須貝さん?を問い詰める。

須「なに?変なとこ来て気が動転してるん?」

でも須貝さん?は、しらばっくれている。

福「…そうだよね。須貝さんだよね!」

鶴「福良さん!?」

さっきまで静かだった福良さんが、話に入ってきた。

須「そうやろ?鶴も変な事言ってさぁ。」

福「ですねー。あ、そういえば須貝さん、結構前の屋ジャムで進路相談きてたじゃないですか?」

須「そうやね。だいぶ前やけど。それがどうかしたん?」

福「その進路相談で、僕が東大入る時の話したでしょう?」

福・須以外「!!」

須「あー…受験シーズンのね?」

福「…そうそう、僕の”東工大”に入る前のね。」

須「…え?」

福「…僕は東大出身じゃないですよ?そのくらい、本物の貴方なら分かったはずですよね?」

須「!」

福「もう一度聞きます。貴方は誰ですか?」

…これは言い逃れも不可能だろ。そう思っていると…

須「ククク…ハハハハハッ!!!」

と、笑い声をあげた。

須?「へぇ…僕が気づかれるなんて…君達、面白いね?」

もう取り繕う事もできなくなり、本性を現した。

伊「お前…誰だ!須貝さんをどこへやった!」

須?「僕?僕はねぇ…名前は…ないかなぁ?」

福「は、はぁ?」

須?「んで、その須貝さんって人だけどさ。




目の前にいるじゃん?」



伊「……え?」

目の前にいる…?それってもしかして…

河「その身体は…本物って事か。」

須?「せいかーい!」

よくできましたー!といって拍手をし、こちらを明らかに馬鹿にするような態度が気に食わなかった。

山「身体は本物ってどういう…」

?「そのまんまだよ。この身体は僕が乗っ取ったの。」

山「えっ…そんな事が可能なの…!?」

?「僕達なら可能なんだよねー♪」

山「でも、さっきまでの会話は本物と話してるようだったのになんで…!?」

?「だって、この人の身体乗っ取ってんだよ?そりゃあ今までの記憶だって僕にも分かる。」

山「!」

福「お前が僕は東工大に行っていた事が分からなかったのは、屋ジャムの話があったからでしょ?」

?「!…。」

福「僕が話した内容は屋ジャムをやり始めてかなり最初の頃の話だ。今まで色んなお便りを読んだりしてきてるから覚えてる方が不思議なくらいだよ。僕が覚えてたのは、その内容が僕にとっても、大切なものになったから。それでお前は記憶を辿ろうとしても本人が覚えていなかったから分からなかった。それ故に僕が東大出身ではないという情報を見逃した。そういう事でしょ?」

?「…ハハハッ…お兄ちゃん凄いね!その通りだよ!」

もう完全に本性を現してきたな…

にしても福良さんの事をお兄ちゃん呼び…て事は、コイツ…子どもか?

鶴「その人を返せ!!」

?「えぇーやだよ。せっかく気に入ったのに。」

人を気に入る扱いか…ますます気に食わないな…。

河「どうすれば返してくれるの?その人を…。」

?「んーとね。僕達と遊んで!」

伊「遊ぶ?」

しかも、”僕達”って…複数形ってことは、他にも仲間がいるのか…?











?「さぁ……どうする?」









続く






これからどうなるんでしょうかね…


はい、私の文才がないせいで詳しく分からかった方へ説明します。

最初の「視える」というのは多分話が進んでく上で分かったとは思いますが、幽霊なんですよね。だから視えるという漢字なんです。合ってるかは別ですね。

で、fkrさんとsgiさん?のやりとりですが、

まず、乗っ取った奴にsgiさんが持っている記憶(自分の事、仲間の名前や性格など)は共有されています。だから最初はsgiさんっぽさがありました。ただ、この謎空間に来たにも関わらず、焦りを見せない、仲間がきた事に疑問をあまり持たなかったため、メンバーに怪しまれてしまいます。そして、fkrさんが仕掛けます。ここが「?」ってなった方多いと思います。記憶共有してるよね?となると思いますが、sgiさんはその内容の(進路相談)屋ジャムを覚えていません。(そもそも、現実にはありませんけども。)その記憶を辿ってる時、大学の名前があがりました。記憶を辿っている最中に本人の口から情報が出たことによりそれを否定する為の記憶を引き出さずに乗ったことにより、sgiさんではない別の誰かだと判明したという感じですね。

…分かりますかね…これ…

ちなみに私は身体が何者かに乗っ取られる系や洗脳もの、闇堕ち系が大好きです(キショいと思ってもそういうコメはおやめください)。


では、閲覧ありがとうございました!




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