テラーノベル
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御本人様とは一切関係ございません!
「怖いよ……」
「1人はいやだよぉ…!!」
「誰か助けてっ…!」
大丈夫?君1人?
「…だぁれ?お兄ちゃん…」
俺?俺は……………だよ。
君、親は?
「はぐれちゃった…」
そっか…じゃあ、俺と一緒に探そっか!
「いいの…?」
もちろん!君、お名前は?
「僕は、伊沢……拓司…」
伊沢くんやね!よろしく!
「あ、いた…!」
よかったね。ほら、行っておいで。
「うん!」
「いた!」 「心配したのよ!」
「ごめんなさい。でも、お兄ちゃんが助けてくれたの!」
「お兄ちゃんって、さっきの子かい?」
「うん!」
「なら、お礼言わないとね。」
「そうだね!……あれ?」
「どうしたの?」
「さっきまで…近くにいたのに…」
「あら…お礼したかったのに…」
「…お兄ちゃん…」
またいつか…会えるよね?
伊「…!今のは…夢か…」
随分と懐かしい夢を見てたな…。小さい頃から勉強してた俺に親は遊ぶことも大事って言って遊園地に連れて行ってもらった時の記憶だっけ。当時の俺はもちろんはしゃいだ。でもはしゃぎすぎで親が追いつかなくなるほど走ってしまって、迷子になってしまった。そんな時、俺より数個年上?に見えた子に助けられたんだ。でも…今では顔もあんまり思い出せないし、名前も思い出せない…。夢でも顔はぼやけてたし、名前も記憶がないからか、途切れるようだった。
伊「お礼も言えてないのにな…」
…まぁ、そんな事を考えても名前も思い出せないんじゃなぁ…というよりも名前を聞いて思い出すかも微妙だ。なにせ10年以上前の記憶だし。
伊「…会社に行く準備しよ。」
とりあえず、夢の事は置いておいて、出勤準備とかを済ませてしまおう。
伊「おはようございまーす。」
福「おはよー。」
河「おはよう。」
朝は基本的に早めに行くようにしてる。ただ、福良さんと河村さんはもっと早くきているみたい。さすがPコンビ。
伊「今日撮影はあるよね?」
福「そうだね。午前中に鶴崎、山本、伊沢でサブチャンネル一本、午後に問、須貝さん、河村、伊沢でメインチャンネル一本かな。」
伊「オッケー。」
そんな話をしていると…
山「おはようございまーす。」
須「おはようございます!」
山本と須貝さんが来たみたいだ。
福「おはよー。」
河「おはようございます。」
須「あれ、鶴って来てない?」
福「まだですね。どうしました?」
須「ああ、企画の件で直接話したい事があったからさ。」
河「もう直ぐ来ると思いますよ。」
と、河村さんが言った直後
鶴「おはようございます!」
鶴崎も来た。河村さんは予知能力者か何かか?こんなピッタリ来る事ある??
須「あー、鶴ー。来て早々悪いんやけどさ、この企画についてなんやけど…」
鶴「あー。僕が考えるって言ったとこですよね。それ迷ってて…」
何かの企画を立てているみたいだ。須貝さんと鶴崎か…。The・理系って感じの2人だけど…何するんだろうなぁ。
問・言「おはようございます!!」
福「おはよー。」
河「おはよう。」
東兄弟も来たみたい。これで一応どっちの撮影も出来るようになった。
福「よし!サブチャン撮ろう!」
お、早速始めるようだ。準備しなきゃ。
山「サブチャンネルーーー!!」
伊「wwwww」
鶴「で、今日は何を…?」
山「今回はねぇ、夢について!」
鶴「夢?将来のってこと?」
山「そっちじゃなくて、寝る時に見る夢!」
鶴「珍しいねぇ。そういう系。」
山「最近同じ夢ばっかりみるからさ、聞いてほしくて。」
伊「なるほど…」
夢…俺も懐かしい夢みたな…。
山「実はですね……
って感じなんですよ。」
鶴「うーん、同じ夢を見続ける事自体珍しい気がするしなぁ…」
山「…そう言えば、伊沢さん静かですね?」
伊「え?いや…」
鶴「もしかして伊沢さんも何か夢見たんですか?」
伊「まぁ…そうだね。」
山「何ですか!?」
伊「昔の…ほんと小さい頃の夢だよ。」
そうして俺は夢の話、そしてそれが実際に俺が体験した話だということも話した。
山「その人、名乗ったんですか?」
伊「名乗ってたはず…でも思い出せなくて…」
鶴「うーん…その人の特徴とかあっても、大人になれば変わってますよねぇ…」
山「確かに…髪染めるとかされたら特にわかりませんよねぇ…」
髪を染める…確かにそれは顔を見ても分からないかもしれない。それに大人になるにつれて骨格も変わるだろうし…。
鶴「その人の特徴とか…例えば方言とか。」
伊「方言…」
…そういえば、方言というより…
伊「…訛りがあったような…」
山「訛りですか?」
伊「あの感じ…京都とか?」
鶴「京都…須貝さんの出身ですね。」
山「須貝さん呼んで、その訛りが京都か確かめてみる?」
伊「でも、俺もその人が言ってた通りに言えるかなぁ…」
山「まぁ、ものは試しです。呼んできまーす!」
鶴「はやww」
須「えー、何で呼ばれたんですかね。」
山「今、夢の話してて…」
かくかくしかじか…
須「んー。まぁやってみますか!」
伊「えっと……(話し中…)」
須「あー。京都やろうな。その感じ…」
…京都か。それじゃあ流石に探せないな…まぁ、仕事とかで違うところにいる可能性だってあるからどうしようもないなぁ。
山「伊沢さん、その子、自分より数個歳上なんですよね?」
伊「え、多分。俺より身長あったし、年齢以上に落ち着いた雰囲気だったし…俺を笑わせてくれて、落ち着かせてくれたり…お兄さんみたいだった。」
山「それ、須貝さんじゃないんですか?」
伊「え?」
須「は?」
鶴「ん?」
山「え、そんな反応される??」
伊「いや、なんで須貝さん??」
山「え、だって身長があって、年齢以上に落ち着いて…は微妙ですけど。」
須「おいさりげなくディスるな。」
山「笑わせてくれたり、落ち着かせてくれたり、お兄さんのよう…それって須貝さんって感じしません?」
鶴「あー。確かに。ここでのポジションはそのまんまだよね。」
須「えー?記憶ないんやけど…」
俺は案外その線もあるなと思い、須貝さんをジッと見つめた。ただ、今は茶髪だから、仮にあの子が須貝さんだったとしても、俺が分からない。それに、当の本人には記憶がないようで、これではどうしようもなくなってしまった。
山「うーん…他に何かないんですか?」
伊「ほんと小さな子どもの頃の記憶だから信憑性も薄いし、それくらいしか思いつかないかな…」
なんて話していると、福良さんが”時間押してきてるから!”と言ってきたので、撮影は終了した。
…結局分からずじまいか…まあ、そうだろうな…。
「なんでアイツ覚えてんだか…」
どこからか、そんな声が聞こえた。
その人はすぐそこに? 終……?
はい、変な終わり方してすみません。ほんと。
続きは書くか分かってません。これで一応話は終わっているんですが、最後は誰のセリフなのか…ただ口調や、今までの話で絞られますよね。というか、ほぼ1人みたいなもんですね。
では、閲覧ありがとうございました!
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