テラーノベル
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コンコンッ
「みどり〜ご飯渡しに来たよ〜」
はぁ、もうそんな時間か。
「…ハイッテ」
ガチャッ!
そんな少し大袈裟なドアの音と共に、
赤いマフラーを巻いた青年が入ってきた。
「今日ハラダオクン?珍シイネ」
「うん!ちょっと用事があってね〜」
「ヨウジ?」
「みどりここ数ヶ月外でてないでしょ?」
「ア…」
そういえばそうだったような…
研究に夢中になり過ぎてたかな…?
「だから散歩行こ?」
「ウン、ソウダネ」
たまには、気分転換でもするか。
「眩シイ…」
数ヶ月ぶり?に日光に浴びたからか、
もう日が落ちかけているのにも関わらず眩しいと感じてしまった。
「シャバの空気は美味いか?」
「ナンカヤダ」
「w」
久方ぶりにまともに人と話したような気がする。
そんな事を思う度、時の流れを実感する。
止まっていた時間が、再び動き出したかのように感じた。
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