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ーまたまた別の日ー
不良A「ごふぉっ!!」ドサッ
中也「おいおい、お前らから誘ってきて期待したのにぃ〜…」
中也「もうこれで終わりかぁ〜?!」
不良B「クソ…!」
太宰「……またやってる」(ため息)
(夕焼けに染まる校舎裏。地面には転がる不良たち、そしてその中央に立つ赤髪の男。)
中也「ほら、立てよ。まだやる気あんなら付き合ってやるぜ?」ニヤッ✨
不良B「くっ…ふざけやがってぇ!!!」
中也「はいはい、吠える前に拳で語れよ!!!」
(バキッ!!ドゴッ!!)
太宰「……あのさぁ」
中也「お?太宰じゃねぇか 。今ちょうどいいとこ――」
太宰「いや、“ちょうどよくない”からね?」
中也「……」
太宰「何度言えば分かるの、中也。君の強さはもう十分証明されてるの」
中也「だがよぉ……」拳を握る
太宰「だが、じゃないの。ほら、見てみ?」
(不良Bがうずくまって「もうやめてくれ…」って泣いてる)
太宰「ね?」
(沈黙)
中也「……俺、やりすぎたか」ポリポリ
太宰「“か”じゃない。完全にやりすぎ」
中也「いや、手加減したつもりだったんだけどなぁ…」
太宰「その“つもり”が怖いんだよ」
(太宰がポケットからハンカチを取り出す)
太宰「ほら、拳ちょっと切れてる」
中也「え?あ、ほんとだ」
太宰「まったく……君ってほんと、不器用な優しさと暴力のハーフだよね」
中也「褒めてんのか貶してんのか分かんねぇぞ」
太宰「僕なりの愛情表現♡」ニコッ
中也「っ……////」
太宰「嬲る趣味とか…モテないよ〜?」
中也「な、嬲ってねぇ!!💢」
太宰「だってさ〜、相手もうボロボロなのにまだ立たせようとしてたでしょ?」
中也「立たせようとしてねぇ!“根性あるか見てただけ”だ!」
太宰「それを世間では“嬲る”って言うんだよ、中也くん」ニコッ
(不良B、涙目で逃走)🏃💨
中也「ほら逃げたじゃねぇか!あーあ、つまんねぇ」
太宰「中也の“つまんねぇ”=“周囲が命の危機を感じてる時”なんだよね〜」
中也「はぁ?大げさだな」
太宰「いや事実だよ?てかさ、中也…」
(太宰、ぐいっと中也の手を掴む)
太宰「こうやって拳、血出してまで戦うの、かっこいいけどさ」
中也「……な、なんだよ……」
太宰「もうちょっと“平和な趣味”にしない?」
中也「平和な趣味?」
太宰「うん。例えば――僕とデートとか♡」ニコッ✨
中也「デ、デデデデデ……っ!?////」
太宰「なに?顔真っ赤〜〜かわいい♡」
中也「ふざけんなぁぁぁぁ!!!」
太宰「いてててっ!ほらまた暴力っ!それがモテない理由〜!」
中也「モテねぇとか言うなあああああ!!////」
太宰「中也って運動神経良いよねー」
中也「あ?」
太宰「いや、ほぼパンチとか避けるじゃん、他にも、後ろに背中反ってかわしたのは凄かったね〜…柔らかいんだ…」
中也「や、柔らかいって言うな!!////」
太宰「え〜?事実じゃん。だってあの動き、まるで体操選手みたいだったよ?」
中也「だからって“柔らかい”はやめろっつってんだ!!!」
太宰「じゃあ“しなやか”?」
中也「それも変だ!!!」💢
太宰「うーん、“筋肉のバネが絶妙♡”?」
中也「♡つけんなッ!!」バッ
太宰「でもさぁ〜、あんなふうに後ろに反ってかわすって、普通できないよ? あの時、シャツの裾ひらってなって――ほら、腹筋見えたし」
中也「はあああああ!?!?!?」
太宰「うん、引き締まってて美しかった✨」
中也「お前今さらっと何言ってんだバカ!!!////」
太宰「褒めてるだけなのに〜。ねぇ中也、照れてる?」ニヤッ
中也「照れてねぇ!!」
太宰「じゃあ顔真っ赤なのは?」
中也「走ったんだよ!!全力でな!!!」
太宰「うんうん、“恋の疾走”ってやつだね♡」
中也「違ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」