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連載の詳細にもあった通り💙受けです。
ゴリゴリ名前出てきます。
※嘔吐表現有
※BL表現少
※💛出演❌
※急展開
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デフォルトで設定されたアラームが、決まった時間に流れ、朝日が差し込み、重い瞼がゆっくり開く。
何だか頭がクラクラして、身体が重い。
体温計なんて普段使わないからないし、ふわふわするけど、今日は打ち合わせだし、こんな小さい体調不良に付き合ってる暇はない。
昼になってようやく事態の深刻さに気づいた。
スタッフさんやメンバーの声、聞き取れているのに理解できない。
視界もなんだか歪んできた気がする。
吐き気がする。
『ごめんなさい、少しトイレに、、、』
「はーい」
トイレに着いた。
トイレの臭さが余計に吐き気を誘発し倍増する。
『お゛ぇ、ッう゛う、ぐ、ぷッ、ぇ゛え゛』
今朝、ご飯を食べていないせいか苦い胃液しか出てこない、胃液のせいで喉が痛い。
案を出さなきゃいけないのに。
『ゔぉえ゛、ッぐ、ん゛お゛ぇ』
第二波が襲ってきてもやっぱり、胃液しかでない、
辛くて涙が溢れてくるけど目元を擦ってなんとかとめる。
会議室に戻ってきた。
『戻りました、すみません。』
「目元赤いよ?どうしたの?」
今が春で良かった。
『あー、花粉症なんだよね。春最悪だよー!』
誤魔化す理由になるから。
「wwww、で、ここなんだけど〜〜〜〜〜。」
そんな事を言って誤魔化しても、やっぱり辛い。
あーもう、頭が痛くてイライラする。
何でこんな時に打ち合わせなんて入ってるわけ?意味わかんない。
元貴たちは悪くないのに、イライラして、ただ唾を飲み込んで耐えるしかないこの状況にもイライラする。
身体が重くて辛いのに何で笑って済ますの。
元貴は知らないんだから仕方ないじゃん。
あーーー!イライラする。
「若井?どうしたの。」
『ぁ、何でもない、。ごめん。、、、』
俺のそんな声で現場に沈黙が流れる。
あれ、沈黙って、、、
こんなにうるさかったっけ。
『ッ、ぁれ。』
さっきよりもずっと視界が歪んできた。
それに何だか、身体も、、しず、んで、、、き、た、、。
「ちょ、わかッ」
あぁ俺、この場にいる皆んなに迷惑かけてる。
こんな俺が生きてる意味ってあるの?
『ッは、』
いきなり白い天井が視界に飛び込んできた。
ここは、仮眠室か。
『ッぅ、う゛ぅ、ぁあ゛、う』
悪寒がして、辛くて、寂しくて涙が溢れてくる。
「若井?大丈夫?落ち着いて。とんとんしたげる。」
『もとき゛ッ、う゛ぅ、ふ、ごめんッねぇ゛』
俺、皆んなに迷惑かけた?
「なんで?謝んないで。」
そう言いながら、背中を軽く叩いてくれた。
『お゛れッ、迷惑゛かけたぁ゛ぅう゛、ふ、』
「皆迷惑だと思ってないよ。大丈夫。」
背中をトントンし続けながらそう言ってくれた。
「で、いつから体調悪かったの?」
『ゔぅ、ふっ、ぅあさ、ぁ゛ふぅ、』
「朝?そっか。休んでも良かったのに。」
『みんな゛、にぃ゛あいた゛かったの゛ぉ゛ぅ、』
「そっか、嬉しい。泣いたらもっと頭痛くなっちゃうよ。」
て優しく言ってくれる。
『ぅん、、、だ、、、ぃ、すき、、、。』
そう言って俺はまた、眠りについた。
〜Fin〜