「ただいまーっ」
今日も挨拶の返事が帰ってくることはない。なぜなら私は両親がたまに使う道具だから
今日も何もない部屋で教科書を読もう。
「えーっと、、時間が経つと星座の位置は変わるけど並びは変わらないっと…でも一番星は並びも変わるのかぁ〜」
少し遠くから怒鳴り声が聞こえる
「あんたが不倫してるんじゃないの!!!」
「お前も不倫してるくせに何上から目線になってんだよ!!!?」
「あ゛?証拠あんの!?」
喧嘩の内容がこちらにはっきりと聞こえる。両親のいつもの喧嘩だ
「あーあいつほんっとムカつくわ!!」
私の部屋に母がいきなり入ってきた
「お、お母さん、なんの用?」
「ちょっとあんたでストレス発散したいわ」
ドスッ!!
「う……」
私が両親のストレス発散道具になるなんてのは日常茶飯事。殴られるのは痛いけど、少しこの痛みに慣れている自分がいる。
両親が寝静まった頃だろうか
(何かあるかな…)
私のご飯はいつも深夜にこっそり台所に行き、使われてないキャベツの芯やニンジン、ジャガイモの皮などを食べている。
(それにしても物が落ちまくってて踏んじゃいそう…)
いつものように両親が喧嘩をしモノに当たるのでリビングや台所はいつも悲惨な汚さであった
「ゲホッ!ガハッ!」
今日やられた腹パンを今食らったのか、少し血を吐いてしまった
(やばい!早く部屋に戻らないと!)
「お前、こんな遅くに何部屋抜け出してんだ?」
「あの部屋からは特別許可しない限り出るなって言ったよね?」
「ぁ……」
そう。私は自分の部屋から勝手に出てはいけないというルールがある。お母さんによると、
勝手に家を抜け出して、知らない誰かに事情を聞かれるのが怖いらしい。虐待だと思われそうだからなんだって。
うん、両親がやってることはきっと虐待では ないんだ。ちょっとしたしつけ。みんなもやられてるはず。
「ああぁ痛い、、痛い、、ごめんなさい、、、ごめんなさい!」
今日は踏みつけられたりハリセンで体中を叩かれる日だった。
コメント
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そのク◯親俺がボッコボコにしてやr((((((((