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「…よし、行こう。」
「あぁ、そうだな。私は観察役として閣下に頼まれたからな。」
「…なんか今更だけどお前の名前ってなんなの?」
「ほんっと今更だな。私の名前は、アリス、だ。」
「わかった。これからかは知らないがよろしくな、アリス。」
「呼び捨てするな、ヴィクトール。」
「アリスさんはいいのかよ…。」
理不尽だろ。
「まぁ戦いに行こうか。」
「あぁ、私もその魔術がみたいからな。もし腑抜けたものだったら許さんからな?」
「いや、試し撃ちしたことないからそれもわかんないんだよ。まぁ、読んだ所、範囲に効果がさせる感じなんだよね。」
「それは楽しみだな。」
「あぁ。そうだね。」
「…着いたな。」
「この先に精鋭をほとんど殺した敵が待ってるのか。本当にこの魔術効くのかな…?」
少々不安になってきた。本来こういうの雑魚的に試し撃ちしてからやるものだろう。そうだよな?
「まぁ、案ずるより産むが易し、だろう。」
「本当かよ…?」
まぁ頑張ろう…。うん。
「さぁ、行くぞ。」
「うん。わかった。」
門番がいる部屋の扉が開く。こっちはもう準備万端だから、警戒を怠らずに闘うだk…
「…え?」
瞬間、辺りに血しぶきが舞った。僕のではない。それは…