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💭「ちょっと、ねぇ!!ほんとにまずいって!!どうすんの!?」
くろばらがこちらに魔法を放ってくるまであとわずか。
🍷「誰かが攻撃するしかないでしょ。」
💭「攻撃…?まさか更に挑発するつもりなの?」
🍷「先制攻撃を食らわせて相手の攻撃を止めるんだよ。」
💭「な、なるほど…?」
🫘「んじゃここははるーやな。」
え?俺がやるの?
🍷「おっ、いいね、ちゃちゃっとやっちゃってはるー。」
やりたくない…やりたくないよ…でも早くしないとくろばらが魔法を放ってくる。
💭「はるー!!はやく!!はやくして!!」
👾「ああ!!もううるさいなあ!!ライバーン!!」
自分でもよくわからなくなってしまい、がむしゃらに魔法を放った。
これは最近新しく覚えた爆破の魔法。
手から放たれた小さい光の玉がくろばらのもとへと一直線に飛んでいく。
そして着弾、大きく爆発した。
被弾したことにより、くろばらの攻撃は中断された。
くろばらは静かに口を開く。
🥀「戦うつもり?」
👾「俺たちはあくまで“止めに”来ただけだ。」
🥀「なるほど、面白そうだね。」
👾「面白くなんか…」
🥀「受けて立とうじゃないか!!」
くろばらは俺たちが態勢を整える余裕すら与えず一方的に戦闘を開始した。
🥀「フラム!!」
早速、火の玉を飛ばしてきた。
しかも一発だけじゃない、いくつもだ。
💭「ちょっと、まって、はやいっ…。」
🫘「不意打ちはあかんて。」
くろばらは問答無用で攻撃を続ける。
🥀「メテオ!!」
🐸「め、めてお…?」
🕯「その魔法はまずい…」
魔法を唱えるや否や、上空から大きな隕石が急落下してきた。
今から逃げても間に合わない、それぐらいの規模のものだった。
🫘「大丈夫や、俺に任せてくれ。」
💭「ちょ、お前何言ってんの!!ごまめに何ができるんだよ!!」
🫘「ブラックホール!!」
ごまめは、隕石が落ちてくるであろう位置に、巨大なブラックホールを生成した。
💭「うぇっ…!?」
そのままブラックホールは落ちてくる隕石を吸い込み、跡形もなく消え去った。
🥀「おぉ〜。」
これはさすがに予想外だったのか、くろばらも少し関心していた。
🫘「何が“おぉ〜”や!!まだこれで終わりちゃうで、ホワイトホール!!」
続けてごまめはくろばらの頭上にホワイトホールを生成してみせた。
🥀「!?」
先程、ブラックホールが吸い込んだ隕石が、そのままの勢いでホワイトホールから出てきた。
🥀「うわぁぁあ!!!」
一切劣らず出てきた隕石は、そのままくろばらに直撃し、くろばらを怯ませた。
💭「えぇっ…思ってたよりごまめ強い…。」
⚡️「すげぇなぁ。」
🫘「まぁ、俺にしてはやるやんって感じかな。」
🍯「今がチャ〜ンス!!」
🍷「だね、はにけーき、これ使って。」
🍯「ん?」
ワレモノはロケットランチャーを生成し、はにけーきに渡した。
🍯「えっ…!?ロケットランチャー!?え、え、ありがとう!!!」
🍷「へへへ。」
早速ロケット弾を装着し、構えるはにけーき。
🍯「いってこい!!」
放たれたロケット弾は、大量の砂埃を上げて飛んでいく。
誰もが、この一撃で決まった、大魔導師もこの程度か、と思い込んでいた。
🥀「ディスポザブルバリア。」
ロケット弾は、ドカンッと凄まじい音を立てて着弾した。
しかしくろばらは無傷だった。
なんとバリアによって防がれてしまったのだ。
🍷「え〜、ダメか〜。」
まぁ予想通りの結果だったと言えば、それに尽きる。
🍷「じゃあこっちはどう?」
🍯「こ、これは、ガトリングガンじゃないですか…!!」
🍷「そうだよ。」
🍯「いいんですか…?」
🍷「いいよ、わちゃくちゃ言ってないで早く撃て。」
🍯「は、はい…!!!」
今度はガトリングガンを生成して渡した。
🍯「いっけえええ!!!」
そう、さっきのバリアには一つ欠点があった。
攻撃を一発しか防ぐことができない、という点だ。
わかりやすく言えば使い捨て。
そこで、ワレモノは一気に大量の弾を撃てるガトリングガンを選んだのだろう。
なかなか賢明な判断だ。
これでバリアを壊して攻撃が通るはず。
はにけーきは大きく足を広げ、ガトリングガンを両手に持ち、構えた。
🥀「サムポザブルバリア。」
弾の発射と共にくろばらが魔法を唱えた。
放たれた弾丸はくろばらにダメージを与えることすらなく、全て防がれてしまった。
🌙「一気に大量のバリアを張ることもできるんだ…。」
ガトリングガンは弾が尽きて停止。
くろばらは残ったバリアを解除した。
🥀「さすがに俺の事舐めすぎだよ。」
圧倒的な余裕さを見せつけられた。
🥀「グラスアロー!!」
🍯「ユメ!!動いて!!危ないよ!!」
くろばらはユメに向けて、氷の矢を飛ばした。
💭「大丈夫。」
🍯「…いやなにが!?」
💭「メツア!」
ユメは飛んでくる氷の矢に魔法を唱えた。
すると、突然、矢は跡形もなく消え去った。
🍯「消えた…??」
🥀「ほぉ、メツアね、そんな技まで覚えてるんだ。」
💭「長い間、冒険してるからね。」
🥀「そっか。」
🐸「うおおおっ!!!波動斬!!」
くろばらがユメと話してる隙を狙って雑種が攻撃を仕掛けた。
油断していたのか、刀から放たれた波動は見事に命中し、くろばらにダメージを与えた。
🐸「おっしゃあ!!やったやった〜!!雑種のお手柄〜!!」
🥀「アグロムハンド。」
🐸「いぇ〜…い?え?ちょまってまって、」
くろばらは巨大な手を召喚し、大きく振り上げた。
🐸「ごめんなさい!!まって、許して、お願いしま…」
バーンッと大きな物音と共に叩き潰されてしまった。
🫘「あかんやん。」
🐸「…お前もハンマーで潰されてただろ。」
🫘「(そんなこと言ったら)あがんやん!」
🕯「ドラナルア!!」
🦊「!?」
🌙「えっ…」
🥀「うわ、マジか…。」
魔法を唱えると、あろまはみるみるうちにドラゴンへと姿を変えていった。
🕯「ふっ、この状態で噛み付いてやるのさ!!」
ドラゴンへと成り代わったあろまは、空に飛び、くろばらに目掛けて急降下した。
そして、そのまま噛み付こうと試みる。
が、案の定、くろばらは飛んで避けた。
💭「エクセスグラビティ!!」
ユメは、飛び跳ねたくろばらの足元に強力な重力を発生させた。
くろばらはそのまま重力に引っ張られ、とてつもない威力で地面へと押し潰された。
🕯「ナイス!」
💭「へへ!!」
どうやら全て計画通りだったようだ。
🦊「ドーーーンスターーーーァァァ!!」
追い討ちをかけるかのように追加攻撃を仕掛けるマシュ。
大きな声で魔法を唱えると、空から大きな星が降りてきた。
マシュはその星に乗り、空の彼方へと飛んでいってしまった。
⚡️「は?あいつは一体何をしとるんや。」
🦊「うおおおおおおおおおりゃぁぁあ!!」
なんとマシュは空の彼方から地上へと凄まじい勢いで戻ってきた。
そしてそのまま、過剰重力によって地面にめり込んだくろばらのもとへと突っ込んだ。
🦊「っしゃ〜!!初めてだったけど上手くいった!!」
🍯「やばすぎでしょマシュちゃん。」
🦊「そうかな〜??」
かなりのダメージを負ってしまったくろばらだが、こちらを見つめながらゆっくりと立ち上がった。
🥀「マシュ……ちゃん…?」
🐸「くろばらが怯んでる…!!今がチャンスじゃん!!マリさん!!合体技しよう!!」
🌙「?????」
🐸「ね!!ね!!」
🌙「いや意味わからん、無理無理、そもそもお前との合体技なんてないし何言ってんの。」
🐸「それが〜あるんだよね〜!!私が考えたから!!ね!!」
🌙「ちょ、」
マリは必死に抵抗するも、全く聞く耳を持たない雑種。
雑種は強引にマリの手を取り、そのまま合体技を発動させた。
🌙「まってやめてええええええ!!!!」
🐸「行くよ!!強制二子の大闘令!!!」
マリの腕を掴んだまま雑種は高速で回り始め、そのままくろばらのもとへと突っ込んで行った。
🐸「うおおおおおお!!!!」
🌙「うわあああああ!!!!」
回転と同時にくろばらを剣と刀で斬りつける。
さらに回転速度を上げ続け、疾風を巻き起こし、くろばらを巻き込んで遠くに吹き飛ばした。
🫘「飛んでった……。」
💭「やば…。」
雑種は回転速度を徐々に落とし、止まった。
二人は目が回ってしまい、その場で倒れ込んでしまった。
🕯「ちょっ、大丈夫…?」
あろまが心配そうに駆け寄る。
🌙「…まじで…急に意味わかんないことすんの…やめ…て。」
🐸「…ごめんじゃん…。」
🕯「なにしてんのマジで。」
くろばらが居なくなったことにより周辺は一旦落ち着いた。
そんな中、三人はごちゃごちゃ言い争っている。
その状況に気づいたワレモノは、三人を不思議そうに見つめる。
🍷「そういや前に物体同士をくっつける技覚えたっけ、あれって人間でも使えんのかな?」
どうやら良くないことを思いついたらしい。
ワレモノは好奇心に負け、良くない案を実行してしまった。
🍷「コンバイン!!」
三人は謎の力により引き寄せられていく。
そしてちょうど重なり合ったタイミングで、目が開けられなくなるほどの眩い光が発せられた。
🥀「………やっと戻って来れ…」
とてつもない光がピークに達し、突然大爆発が起こった。
辺り一面に黒い煙が立ち込める。
🍯「ゲッホゲホ…前みえ…ない…」
ジワジワと煙が晴れ、元の景色が見え始めた。
🦊「……!?」
🧣「え…。」
🫘「嘘やろ…?」
⚡️「はぁ………?」
ついに三人の合体した姿が露わになった。
🔱「え?え?え?」
🔱「どうなってんのこれ…。」
🔱「うーわ、最悪。」
🥀「嘘でしょ…。」