同性愛者の私の話

私がこの感情に気づいたのは割と最近のことで、約1年前”また”あの子と仲良くなったことからこの恋物語は始まった。

これは、今まで恋愛なんてしてこなかった私の恋物語だ。

あの子と出会ったのは私が小学校4年生の時、同じ部活に入ったあの子と私は仲良くなりずっと一緒に過ごしていた。

5年生になってクラスが離れちゃって、私とあの子はそれぞれ他に仲の良い子が出来た。それからは仲は決して悪くはなかったがあまり関わることはなかった。

中学生になりあの子と私は隣のクラスになった。私もあの子も小学校の時と同じ部活に入った。お互いクラスに仲の良い子がいなかったこともあり、また話すようになった。

そして今年、同じクラスになった。

私とあの子は同じクラスになったことでますます話すことが増え、また仲良くなった。夏休みにクラスの旗作りも一緒にやった。

でも、そこからだった。

今までほとんど関わってこなかった子達が私たちと仲良くしようとしてきた。

あの子は割と誰でも仲良くなれるタイプだったが、私は興味のある人間以外正直どうだって良かった。

人間関係が面倒だからだ。

人に関心なんてなかったはずだった。

あの子とだって仲良くはしていたが正直関心はなかった。

あの子は仲良くしようとしてきた子達（ここではA子ちゃん達とする）と一緒に班長になり、A子ちゃん達と話すことが増えた。

その時は別に良かった。

班長の会議でしばらくあの子と昼休みに一緒に居られなかった。

同じ部活の仲の良い子と一緒にいたが少しだけつまらなかった気もする。

あの子は真面目で先生とも仲が良い。私と話していても先生がいれば先生に話しかけに言ってしまう。私はあの子のその行動にいわゆる嫉妬してしまった。

あの子がA子ちゃん達と仲良さげに話していた。楽しそうだった。あの子がとられてしまいそうで怖かった。自分がメンヘラなのではないかとおもいはじめたのはこの辺りだった気がする。

私は多分もうあの子に依存していた。