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お久しぶりです! てかフォロバずっとしてもらっちゃってていいんですか!?
こんにちはー
どぞ〜
「それじゃあ隊列はこうだ」
「2つの隊に分かれる」
戦闘・敵の排除
無陀野、四季、水鶏、ロクロ、碇
偵察・突入のサポート
真澄、馨、夜咲、帆稀、遊摺部
「潜入や偵察以外で敵地に踏み込む時は」
「戦闘部隊主体となる」
「そこに偵察、医療が数人加わって隊を作る」
「覚えておけ」
無陀野がそう言うと生徒達は各々返事をする
「優先すべきは皇后崎の救助だ」
「戦闘はできるだけ避けろ」
「変装はしねぇの?」
「敵地に行く以上必要ない」
「いざという時混乱を招く」
「服を用意します」
「すぐ着替えてください」
そう言い隊服を用意する
生徒達の着替えが終わると真澄が話す
「役職付きの隊員だけが本来着れる正装だ」
「気合い入れろよ」
「総員状況開始!」
そして半グレ達の溜まり場が見える屋上に着いた
「あのキャバクラが半グレの溜まり場だ」
「んじゃあサッと乗り込もうぜ」
「馬鹿かお前は頭使え」
「まずは状況の確認と整理だ」
「眼鏡!索敵ができんだろ?やってみろ」
「え!はい!」
『汝、何処へ』
「…あれ?」
「どした?」
「なんか見えにくいというか…」
「だと思ったよ」
「お前の能力はいくつかデメリットがある」
「まず動けない」
「それと建物とか階層が沢山ある所だと」
「人が重なって正確な位置が掴めない」
「テメェはまだ発展途上ってことだ」
「じゃ、どーすんだよ?」
「ばーか!だから俺らがいんだろ」
「役に立たねぇことは百も承知だ」
「だったらせめて吸収しろ」
「お前らは待機だ」
そう言い馨と真澄は手袋を取り指を切り血を出す
馨は血を小瓶に入れ、真澄は舐める
「偵察部隊の仕事ってやつをしっかり見とけ」
「ここならカメラの死角ですね」
「馨、まずは店内の人数と構造を調べろ」
「わかりました」
「ど…どうやるんですか?」
「これ」
そう言い馨は小瓶を見せる
「小瓶?」
「僕の血が入った小瓶」
「これを振る」
そう言い小瓶を振りながら能力の説明を始める
「この血の音が反響して」
「周辺の人数や建物の構造を教えてくれる」
「コウモリやイルカが音を発して」
「物の位置などを察知するの聞いたことない?」
「あれの最上級って感じかな」
「人だけじゃなくて建物の構造もですか…?」
「簡略化した物が見えるよ」
「しかもこれは他の人も使える能力なんだ」
「え!やるやる!やらせて!」
そう言う四季は小瓶を受け取り思い切り振る
それを見ながら馨は説明を続ける
「デメリットは情報処理が大変なところ」
「一気に凄い量の情報が脳に飛び込んでくるから」
「……」
「どう?みえる?」
「情報酔いする」
そう馨が言うのと同時に四季が吐いてしまった
「うわー!吐いた!」
「大丈夫?一ノ瀬くん」
「全然わかんねぇのに」
「すんげー頭がパンクしそーになる…」
「経験上IQが高い人は使えるみたいだよ」
「お前!IQ!!低い!!」
「遊摺部は似た能力だし大丈夫だろ」
そう言われ遊摺部もやってみるが四季と同じく吐いてしまった
「こいつも吐いた!」
「あらら…」
「大丈夫?遊摺部くん」
「低IQ眼鏡!」
「まぁ僕も使い過ぎると高熱出るしね」
「似た力でも使えない場合も全然あるよ」
「それあげるよ」
「2時間はもつよ」
「僕に…くれ…」
「だめ!!」
「俺もらう!俺の!」
「取り合いしないの…」
(幼稚園児かな…?)
そんな事を思っていると真澄が一言いう
「遊んでねぇで状況教えろ」
「少し変ですね」
「あの店内鬼一人の反応しかありません」
「絶対皇后崎じゃん!」
「一番奥の部屋に監禁されてますね」
「拉致った奴生かして置いとくのは変だな」
「罠か慌てて逃げたかのどっちかですかね?」
そんな事を話をし、真澄は血を舐める
見ていた生徒が気になったのか真澄の能力を聞く
「隊長の能力って?」
「真澄隊長は凄いよ」
「まぁ見てくりゃわかるか」
真澄はそう言いながらどんどん見えなくなって行く
「透明になってる!」
「自分の血を舐めて10分間透明になれるんだ」
「すげぇ!もう見えねぇ!」
「イチイチはしゃぐな」
「あたっ!」
そう言い四季の後ろにいた真澄が足を蹴った
「マジで見えねぇな」
「つーか服も透明になんのかよ?」
「そこが隊長の凄いところさ」
「身に着けてる物まで体と同じ反応が出るんだ」
「中を確認してくる」
「夜咲ついてこい」
「はい」
「お前らは待機だ」
そう言い真澄と月歌はキャバクラに向かう
「ここですね」
「施錠は…されてるか」
「1回手離せ」
「ん、」
「俺にとっちゃイージーな鍵だな」
そう言いながら真澄がピッキングをする
「開いた、行くぞ」
罠がないか確認し中に入る
「靴跡もそのままですね」
「大勢で慌てて出た感じだな」
「このへんは素人感満載ですね」
「そうだな」
「……」
(罠の一つもない…本当に急いで逃げただけ?)
(なんか違和感が……)
「残るはあのドアだけど…」
「やっぱり罠はねぇな…」
「俺なら重点的に罠仕掛けるぞ?」
「そうですね……」
そう言いドアをノックする
「無陀野ん所のガキだな?」
「誰だ?」
「説明は後だ」
「その中もしくは出入り口に罠はあるか?」
「いや、ない」
「十分だ」
「馨、来い」
みんながドアの前に集まる
「ここにいんのか?」
「どーやって開けんだ?」
「俺にやらせろよ」
「せっかく暴れられると思ったのに」
「やることがドア破りとか…」
「本当にむかつくぜ!」
『怒りを力に…!怒鬼怒氣ヒステリー』
力を使いドアを思いっ切り殴り壊す
「おぉ!すげぇ!」
「開いたぞオイ」
「皇后崎!?」
「お前!超!」
「監禁されてんじゃん!」
「すんげぇわかりやすく監禁されてる!」
「黙ってろ」
そう言う無陀野が四季の頭に拳を落とす
「手間取らせやがっ…え?オイ!」
そんな事を言いながら四季が拘束具を外すと
皇后崎は出入口に向かう
「どこへ行く」
「時間がねぇ」
「子供が人質にされてんだ」
「すぐ行かねぇとやばい」
そう言い皇后崎が簡単に説明する
「なるほどお前を拉致した奴が人質をとってる…か」
「そうだ、わかったろ時間がない」
「待てガキ」
「聞きたいことが色々ある」
「すぐに事情聴取だ」
「子供の方はこっちで対処する」
「テメェは動くな」
「子供の顔知らないだろ?」
「調べれば済む」
「わかったらお前は…」
「時間がねぇって言ってんだろ…?」
皇后崎は真澄の胸ぐらを掴みそう言う
「ちょっと落ち着いて…」
「血走ってんな」
「冷静さを保てない奴はすぐ死ぬぜ?」
「…なぁ先生」
「あいつがあんなテンパるの珍しくね?」
「なんか理由があるんじゃねぇの?」
「行かせてやった方がよくね?」
「……」
「皇后崎、戻り次第必ず話を聞かせろ」
「約束できるなら俺と一緒に行くことを許す」
「許してんじゃねぇよ、甘すぎやしねぇか?」
「こいつのことだ」
「行かせるまで話さない」
「行かせた方が効率がいい」
「四季、お前も来い」
「え?俺も?」
「皇后崎が先走ったらお前が止めろ」
「えー…」
「いいな?戻ったら全て話せ」
「わかった」
「どうしますか?」
「チッ…」
「残りの奴らは落ちてる情報全て拾え!」
「髪の毛から何までだ!」