瞳と彼

rd side

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ゾムと別れて数分。

俺が南の配置についた時、もう其処は血の海だった。

こっちの部隊はほとんど全滅だから、向こうの国の幹部はおらず、残りの兵士が俺たちの残りを殺しているだけ。

不幸中の幸いであるが、俺は見つかっていないようだ。

､､､あれは、何だ？

敵兵が置いて行った黒いもの。

､､､もしや、あれは

？「爆弾やな。」

r「えｯ､､､？」

敵かｯ！？

咄嗟に後退り、短剣を構える。

？「おいおい、俺は敵やない。」

r「じゃあ何だ？」

？「ただのしがない旅人やで。」

r「旅人がこんなところにいるのはおかしいと思うけど？」

？「まぁ、それもそうやな。」

r「､､､何する気？」

？「お前を、勧誘しにきた。」

r「何で？俺はただのへi」

？「お前、鬼やろ。」

r「はｯ､､､？」

何でｯ､､､

？「実際は俺もニンゲンじゃないんや。」

r「っ､､､。」

？「で、こぉへんか？俺らと一緒に。」

r「いったらどうなるの？」

？「､､､お前の会いたい人に会える。」

いつもだったらいらないって言うんだろうな。

でも、今の俺にとってとても魅力的な話であったのは確かで。

差し伸べられた手を取る。

r「､､､着いていってあげるよ。」