テラーノベル
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💖side
エイキに慰めてもらって気持ちが冷静になると、この状況にハッとして体を離す。
「ご、ごめんエイキくん!ナオなんか取り乱してたよな?忘れて?」
「ナオちゃん。俺の前では無理しなくていいから。好きなんでしょ?セイトのこと。」
大きなその瞳にじっと見つめられると全部見透かされているような気がして思わず頷く。
「分かってると思うけど、セイトはカイリュウのこと好きやと思う。」
改めてそのことを言われるとチクりと胸が痛む。
「、、、応援するよ。ナオちゃんのこと。俺にできることが何か分かんないけど」
そう言って頭をポンと撫でてくれるエイキに安心感を覚える。
「ありがとう。エイキくん。ナオ、頑張ってみる。」
これからセイちゃんとどうなるかなんて分からない。でも、エイキやランに背中を押してもらって、ありのままの自分でいたいと今はそう思うようになれたーー。
ーーーーーー
🐰side
カイリュウを寝室に運んだ後も気持ちが落ち着かず、リビングでただ時間が過ぎるのを待っていた。
しばらくしてから2人が戻ってくる。なんと声をかけていいのか分からず言葉に詰まっているとエイキが2人で話しな?と声をかけて寝室へ向かった。
ナオが隣に座り、無言の時間が流れる。何か話さなあかんと思っているとナオが先に口を開いた。
「、、、さっきは急に出てってごめんな?ナオ、さっきのカイリュウとの見てもうて、動揺しちゃったんよ。」
やっぱり見られてたよな。
怖い。あの時ナオにどんな風に思われたのか。俺のことキモいって感じたんかな。
「、、っごめん。あんなとこ見せてもうて、、。」
「セイちゃん。謝らんで?ナオ、分かってるから。カイリュウのこと、好きやんな?」
そう言われ、もう嘘はつけないと思い静かに頷いた。そんな俺を慰めるかのように背中を優しくポンと叩きながらナオが話し出す。
「ナオは、ずっとセイちゃんの味方やから。もうそんな顔せんといて?」
ナオの優しさに思わず涙が出そうになる。ああ、俺はナオのことなんも分かってなかった。中学の時からナオはこういう奴やん。ずっと俺の味方でいてくれて。辛い時には話聞いてくれて。
ナオの言葉に安心して体の力が抜ける。ありがとうと答えると、また静寂が訪れる。
「、、、でも、ナオだって、負けたくないから。」
おもむろに口を開いてこちらをじっと見つめるナオヤ。負けたくないって、どういうこと?戸惑っている俺を気にせずそのまま話し続けるナオ。
「ナオも、、好きやから。セイちゃんのこと。そういう意味で。」
突然の告白に頭を打たれたような衝撃が走る。は?ナオが?俺のこと好き?
混乱で何も言えずにいる俺を見てナオは少し微笑んだ後、もう寝よ?と声をかけて寝室へ向かって行った。
色々なことが起こりすぎて眠りにつけず、1人でリビングで考えに耽っていたーー。
「おはよ〜う、、え、セイちゃん起きるの早!」
リュウキの大きな声でボーッとしていた意識がハッとする。もう朝やん、、。
その後、ゾロゾロとみんなも起きてきて朝ごはんを食べ、あっという間に解散の時間になった。
「いや〜めっちゃ楽しかったわ!急やったのにありがとうなタクト!」
「全然いいよ〜カイリュウ、めっちゃ寝てたね?笑」
みんなが楽しそうに会話をする姿を眺める。チラッとナオの様子を見ると昨日のことなんてなかったかのように楽しそうにエイキと話していた。
、、昨日の、夢じゃないよな?なんてまだ動揺がおさまらないまま帰路についたーー。
佐野いちご
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コメント
1件
いや〜、第17話、めっちゃ重い展開きたな…!ナオの「ナオも好きやから」って告白、マジで心臓止まるかと思ったわ。セイトの混乱してる感じがすごい伝わってきて、こっちまで動揺した。それにしてもエイキ、優しすぎん?「応援するよ」って自分の気持ち押し♡♡♡てナオを支えるスタイル、強すぎるだろ…。あと、カイリュウとの関係がバレた後の修羅場感、めっちゃ緊張した。この先どうなるんやろ、続き気になる〜🔥