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佐野いちご
95
🐰side
海での出来事から1週間が過ぎた。その間も部活はあって、カイリュウともナオとも顔を合わせる。
ナオは何事もなかったようにいつも通り明るく接してくれて、その優しさに俺も甘える。
「セイちゃん、今度ダンスの大会あるんやけどさ、ラン兄とタクトと出てみん?」
ダンス部と部活が終わる時間が重なり、リュウキと一緒に帰っていると突然そう声をかけられる。
「えっ?!急やな、、」
突然の誘いに驚くが、いつもリュウキにはバンドを手伝ってもらっている感謝もあり、少し悩んだ末に了承した。
そこからはダンス部にも参加させてもらい、練習をする日々が何日か続いた。
「いや〜やっぱセイちゃん上手いな!一緒にやっててめっちゃ楽しいわ!」
ペカペカの笑顔でそう話すリュウキ。確かに俺も最近は考え事ばっかで久々に体を動かせてスッキリする。
「てかさ、俺見にきてって友だち誘ったんよ。セイちゃんも誰か誘ったら?ナオくんとか、カイリュウとか!」
その一言にドキリとする。そうやななんて精一杯動揺を隠しながら返事をした。
ーーー悩んだ末に軽音のみんなに声をかけた。
ナオとエイキは予定があるらしく来られないと残念そうに返事をもらった。
「お!俺その日空いてるからいけんで!」
まさかのカイリュウだけ来られることになり、嬉しさと緊張でパニックになりそうになる。
まじか、、カイリュウ見にくんなら余計頑張らな、、!そう思い、より一層練習に励んだ。
当日を迎え、緊張しながら出場する。大会というほど堅苦しいものではなく、年齢問わず様々なチームが出場していた。
「がんばれよ〜」とカイリュウに声をかけられ胸が高鳴る。
曲が始まると自然と緊張もほぐれ、コレオやサイファーを楽しみながら無事に終えることができたーー。
「いややばかったな〜お前ら!どうやったらあんな動きできんねん!」
カイリュウがこちらに寄ってきて興奮気味にそう話す。みんなで少し雑談を交わした後、他のみんなはまだ見たいグループがあると言って会場に残り、俺とカイリュウの2人きりになった。
「はんぱなかったわ〜!いいもん見れたわ誘ってくれてありがとうな!」
まだ余韻に浸っているカイリュウの笑顔に癒される。ほんまにかわいいな。
会話をしているとあっという間に別れ道に着く。まだ帰りたくなくてじゃあなと手を振るカイリュウの手を掴んで止める。
「、、、もうちょっと、一緒におらん?」
少し驚いた顔をした後、もちろんよ!と話すカイリュウに安堵してそのまま2人でファミレスに入る。
色んなことを話しているうちに外は暗くなって流石に帰らなあかん時間になった。
2人で再び元きた道を戻る。お互い話し足りなくてゆっくり歩いていることに気がつかないフリをする。
それでもあっという間に着いてしまい、別れの時間に。
勇気を出してカイリュウに声をかける。
「こ、今度!2人で遊び行かん、、?」
カイリュウは少し黙った後、ニヤリと笑い俺のこと大好きやな?と話す。
「セイちゃん可愛いとこあるやん〜もちろんええよ」
急なセイちゃん呼びにドキッとしながらも誘いをOKしてくれたことが嬉しくて舞い上がる。
2人で日付を決めてその日はそのまま別れる。
家に着いて一息つくと改めてさっきのカイリュウの姿が目に浮かぶ。
「よっしゃあ〜〜!」
嬉しすぎて興奮したまま眠りについたーー。
コメント
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あめさん、第18話読みました〜!✨ セイちゃんがカイリュウをダンス大会に誘うところ、めっちゃドキドキしました…!「もうちょっと、一緒におらん?」って手を掴むシーン、エモすぎて胸がギュッとなった😭💕 カイリュウの「セイちゃん可愛いとこあるやん」もズルすぎるでしょ〜!2人の距離が確実に縮まってる感じがたまらんかったです! 続きが気になりすぎる…!次回も楽しみにしてます🌸