【配信】
sideしろせんせー+おまけ後日談
本日も見てくださりありがとうございます♪
『こん ばん わ〜〜』
Xの告知通りYouTubeを開けばさっそく配信が始まる。もちろん、まちこのだ。
相変わらず綺麗な声だ。
いや、声だけではない。
顔もかなり可愛い。
更に俺の好みの体型もしている。
つまり、何が言いたいかと言うと…
俺はまちこが好きだ。
ビジネス?あんなもん表向きに決まってるだろう。 しろまちだーなんだと騒がれているのをいいことに彼女に”そう言う”言動を繰り返してアプローチをしていたにすぎない。
…まぁまちこにはまーーーったく俺の気持ちなど届くことなく5月1日を迎えて彼女は女研を卒業しちまったんだがな。
それはいい。
寂しいがまちこが決めた道だから…が、しかしここからが問題であれから彼女のリアルで会ったことがない。
リスナーも嘆いてるだろう?しろまちが足りないと。それな、俺も足りてねぇんや。
ついこの前まではずっと一緒に仕事してたのに…今じゃLINEしても忙しいの一言で片付けられている。
…だからこれから行くのだ。
何しにって?彼女の配信に乱入するんだよ。
住所は18号から聞いた。
正直に18号のみ自分の気持ちを言い、相談して”まちこの嫌なことをしない”という条件で教えてもらったのだ。
と言うことでイヤホンで彼女の配信を聴きながらタクシーで向かう。
同じ都内、しかも時間帯も割と遅いからすぐ着くだろう。
…
チャイムを押すと不審そうな顔で覗かせるまちこだったがなんとか 誤魔化し中に入ることに成功した。
入ってしまえば諦めたようですぐにPCの前に座り直す彼女。
「ごめんごめん!なんか酔っ払いさん?だったみたいで!」
そして俺は酔っ払いの間違い訪問と言うことで片付けられた。
まぁいい。俺は黙って彼女を後ろから眺める。
最初こそ俺の視線が気になるのかこちらをチラチラしていたまちこだが、次第に気にならなくなったのかいつも通りの配信になっていった。
…そろそろいくか
意を決してスマホを操作し彼女からマイクを奪う。そしてかけるのは去年散々練習した曲。
…生歌なんて、やるタチじゃない。
でもこうしてやろうと思った時から暇さえあれば練習しなおした。
〜♪
俺が歌えば沸くチャット欄。
マイクを突き返せばしぶしぶ歌い出すまちこ。
正直、こんなに間近に顔を寄せたことなんてないから内心バクバクだが彼女の綺麗な声に負けじと歌う。
「…私もあなたが好きよ」
これ、いいな。俺に向けられた言葉じゃないけど。くるもんがある。
まちこの顔を見れば真っ赤だ。
そんな彼女に正直理性ぶっ飛びそうになるもんで
「ほーら、まちこちゃん配信配信」
と、誤魔化す。
戸惑うまちこの代わりに流れるチャットに返答する。
努めていつも通りのノリで話せば横で我に帰ったまちこがキャンキャンと言ってくるがそんなのはお構いなしだ。
落とすから、と言えば再度フリーズするまちこ。ややしばらくしてからチャット欄の助けもあってやっと察してくれたようだった。
目が合う。
「あ、やっと気づいたん?まちこ愛してるぜ」
「〜〜〜っつ?!?!?!」
そう言ってやれば今まで見たことないくらい耳まで真っ赤っかにして茹で蛸みたいになった。
やっと俺のことを意識してくれたみたいで嬉しい。
これでいい、ここから宣言通り落としてやるんだ。
「とっとりあえず一回事務所挟んで話し合おうね?!?!?!」
〜後日〜
俺、白井は本当に事務所を通してまちこと話し合うことになった。
結果、いい大人なのだから当人に任せる、と言うお言葉と、事の発端は勿論俺なので責任を持って俺がリスナーに説明する、と言うことになった。
炎上に近いことになってるもんでね。
俺は早速Xに文書にてお騒がせしている旨を謝罪。
配信で説明をすると告知した。
…もちろんメンバーからもLINEの嵐なのだが全部配信で説明すると言ってある。
配信日は確実にメンバーが集まる金曜のラジオの直前。
俺1人、じゃなくて全員いる中での説明だ。
元メンバーであるまちことの事だからあいつらにも直接話したい。
配信で伝える内容は事の経緯と騒がせていることに対する謝罪。あとは今後、まちこと先を見据えたお付き合いが出来るようにアプローチしていくことと彼女に間違っても誹謗中傷が行かないようにお願いする事だ。
…さ、配信スタートしよう。
そして今後宣言通りまちこを俺のものにするのだ。
おしまい
ここまで読んでくれてありがとうございまーーーす!!!!
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裏テーマは
『まちこに意識してもらおう配信⭐︎』
でした笑笑
コメント
2件
すごいすごく好きです(語彙力)