ドクン
初めてだった。
なんだろうこの感覚、この気持ち。
俺のこの気持ちは…
杏「冬弥!おはよう!」
冬弥「あぁ、おはよう朝から元気がいいな」
杏「それ褒め言葉?嬉しーなー!ありがと!」
杏「お!彰人じゃん!ちょっと何その反応ー嫌な奴ー」
知ってる 分かってる もう気付いてる
白石は彰人のことが好きなのだろう
彰人もきっと……好きなのだろう
2人は両思いでハッピーエンド。でも俺は白石が好きだ。
冬弥「小豆沢、この部分を…」
こはね「あ、青柳くん!えっと、私分からなくて……杏ちゃんなら分 かると思うから、杏ちゃんに聞いてもらっていいかな?」
冬弥「あ、あぁ白石、曲のことで少し聞きたいんだが…」
杏「お!冬弥じゃん!久しぶり!うんどこどこー?ここかーここ難 しいんだよなー」
冬弥「無理なら大丈夫だ。すまなかった」
杏「いや!頑張ってみるよ!冬弥も手伝ってくれる?」
冬弥「あぁわかった。」
杏「はぁー!疲れたー!」
冬弥「ありがとな」
杏「ちょっと一眠りー……」
冬弥「おいここ俺の家……まあいいか」
杏「こはねー…大好きー……」
冬弥「フフ」
杏「冬弥……好き……」
冬弥「!?お、おい白石今のは……」
杏「ふぁーあ、冬弥ごめんね!疲れちゃって!もう帰るね!また明 日〜!」
冬弥「ちょ、待て白石……!」
冬弥「白石のあれはなんだったんだ?ホントに……?いやでも…」
父「冬弥!まだあの遊びをやっていたのか!?それに今日はその仲 間の女を連れてきたらしいじゃないか!最近たるんでいるんじゃ ないか?何をしているんだ!全く!」
冬弥「勝手に部屋に入るな!それに俺が何をしたって勝手だろう!」
父「冬弥!!」
冬弥「白石!あの、昨日のことなんだが……」
杏「んー?どこか変な点あった?」
冬弥「そうじゃなくて、寝言で冬弥好きと言っていたのだが」
杏「え?あぁそれは冬弥こはねのことすきー?って聞いてた!」
冬弥「そ、そうか」
ただの俺の勘違いか……
彰人「冬弥!今日どこで練習するんだよ」
杏「あーちょっと彰人!またこはねになんかしたでしょ!こはね困 ってたし!それに風紀が乱れてる〜!」
彰人「チッお前もいたのかよあーうるせえうるせえ」
杏「はぁぁ〜!?何それ!こっちは風紀委員なの!だから注意して んでしょーが!バーカ!」
彰人「あんだと!?」
フフやはり仲がいいな彰人と白石は…
ズキッ
?なんだこれはなんだか痛いでも物理的には痛くない……どういうことだ?ズキッ…ズキッズキッ 2人が話す度、どんどん痛い。
それになんだ?彰人や小豆沢を見ていても普通なのに白石を見ていると……
杏「?どしたの冬弥〜なんか元気ない?大丈夫?」
冬弥「!あ、ああ大丈夫だ」
やはり俺は……白石が好き…なのか?……俺が
白石を好き??????だと???????
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