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翌朝。昨夜の惨劇が嘘のように、窓からは明るい陽光が差し込んでいた。

アイは、リムルが(シエルに命じて)かけた安眠魔法のおかげで、今はルビーと一緒に泥のように眠っている。

​リビングでは、一晩中語り明かした(というより、リムルに一方的に問い詰められた)アクアが、コーヒーを飲むリムルを複雑な目で見つめていた。

​「……信じられないが、認めざるを得ないな。お前が異世界の『魔王』だということも……昨夜、俺たちの運命を強引に捻じ曲げたことも」

​「はは、魔王っつっても今はただの居候だけどな」

​そこへ、玄関のチャイムが激しく鳴り響いた。

ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!

​「アイ! アイ、無事か!!」

​現れたのは、昨夜の事件を警察から聞いた斉藤壱護社長だった。

彼は部屋に飛び込むなり、無事なアイを確認してヘナヘナと床に崩れ落ちた。

​「……よかった……本当によかった……。警察からは男が自首してきたって聞いたが……」

​社長は、ふとソファでくつろぐリムルに目を止めた。

その瞬間、彼の「プロデューサーとしての嗅覚」が、昨夜以上の熱量で燃え上がった。

「……おい、リムル。お前、昨夜アイを守ったんだな?」

​「まあ、そんな感じかな」

​「決めた。お前、今日から苺プロの所属だ。いや、所属してもらう!」

社長はリムルの両肩を掴み、顔を近づけた。

​「昨夜、あの会場でお前が見せたパフォーマンス……そしてこの『伝説のアイドルを守り抜いた』という事実。お前には**『最強の守護神』**という最高の物語(バックボーン)がある!」

​「……は?」

「アイの復帰ライブ、そしてお前の正式デビューだ! お前を、アイを超える、いや、アイを支える唯一無二の**『絶対的センター』**にしてやる!」

​横で聞いていたアクアは、溜息をつきながらも口角を上げた。

(……フン。魔王がアイドルか。悪くない。……こいつが表舞台で光を浴びれば、アイに群がる有象無象の『毒』をすべて吸い取ってくれるはずだ)

​こうして、リムルの意向とは裏腹に、物語は**「伝説のアイドル・星野アイ」と「謎の美少年・リムル」による、芸能界制覇**へと大きく動き出した。

推しの子の世界にリムルがやってきました。

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