この作品はいかがでしたか?
504
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悪魔らしく、黒ベースの豪邸。
空気が澄んでいて恐ろしいほど美しい。
悪魔界トップの2人 ないこ と いふ に連れられ、
天使界トップ りうら、ほとけ と、淫魔界トップ、初兎 は、悪魔界トップ いふ の家に来ていた。
青)ん、ここ俺ん家、
赫)結構悪魔…、
水)初兎ちゃん!この家かっこいいね!
白)まっくろまっくろ!
桃)まろの家久々〜、
獣人族の土地と近い、この場所は、
悪魔と獣人、2種類の種族が街を歩く。
少し歩くと、悪魔の黒く光る羽や、獣人のもふもふとした耳や尻尾が目につく。
青)お前ら、この辺歩くときは気をつけろよ?
水)なんで?
青)獣人とか、悪魔は、天使とか淫魔好きだから。
桃)あー、警備員増やそ
赫)…りうら、帰ろっかな、
白)…帰っちゃうんですか、?
眉を下げ、悲しそうに言う初兎。
その言葉を聞き、帰らない帰らない、と焦る天使界第一王子。
水)…ないちゃん、りうちゃんしょーちゃんのこと好きなのかな?
小声で悪魔たちに話しかける天使。
桃)絶対タイプだと思ってた。
青)あれは惚れてんな、
ふわ、と花が咲くように笑う初兎と、
それをみて、顔を赤くするりうら。
赫)…別に敬語じゃなくていいから。
白)んふ、じゃあ、よろしく?
赫)…うん。よろしく、“しょーちゃん”
白)んへへ、“りうちゃん”?
赫)~ッ //
水)ひゃぁぁ、尊い!
桃)俺らもいちゃいちゃする?
水)…いい、離れてくださぃ、
する、と恋人繋ぎをするないこ、
それを解こうとするほとけ。
屋敷についてから、一歩も進まない4人に
呆れて溜め息をつく、いふ。
青)…とりま、家入ろーぜ、
家に入る、と言ってもここから
入り口までは100mほど距離がある。
赫)りうら歩くのやだ〜
水)りうちゃん、笑
桃)まろ、車呼んでよ
白)100mぐらい歩きましょうよ笑
第一王子たちは歩くのが不満な様子。
青)お前らがそーゆーとおもって、呼んどきましたー!感謝してほしいわ、
赫)お、せんきゅせんきゅ、
桃)やるじゃん、まろ
水)、ありがと、いふ裙。
白)、ありがとござます、
さっさと車に乗り込む第一王子達と、
ぺこ、と頭を下げる平和組。
青)ん、ないことほとけの部屋と、りうらと初兎の部屋がある棟、ちょっと距離あんねん、
水)え!?そんな広いの!?
赫)ないくん、ほとけっちに手ださないでよ?
桃)ださ…ないよ?
白)いむくんと一緒の部屋ちゃうん?
青)ごめんな、“大人の事情”や。
水)毎日会えるから!ね?しょーちゃん!
白)寂しい…っ、
赫)りうら居るよ?
白)それは嬉しい!!
車の中で説明された場所までとりあえず行くことに。
屋敷で見えなかった裏側には、
9つの棟があった。
1つめは、りうらと初兎の棟。
赤と白をベースにした、華やかな棟。
2つ目は、ないことほとけの棟。
パステルピンクと水色ベースの柔らかい棟。
3つ目は、いふの棟。
深い青と、黒がベースの大人っぽい棟。
9つのうち、3つを使用することになっている。
じゃあね、と別れ、それぞれの棟で部屋作りをする。
赫)ひろいね。
白)せやなぁ、広い。
只々広い、と呟かれる第一棟。
部屋作りが終わり、二人でリビングルームのような場所でくつろいでいる。
外観から想像できる、洋式で華やかな作りとなっているこの棟は、
内側は白ベースで、天使界の王宮らしい作りとなっている。
リビングルームには、白ベースに金色で縁取られた家具が置いてあり、
天井は吹き抜けとなったおしゃれな空間だ。
さりげなく香る、バラのような香りが心地よい。
赫)どーする?なんかする?
白)…、あの、お腹が空いてて。
赫)?何か食べに行く?
白)そう、じゃなくて…その、
赫)もしかして、ぇ?本気?
淫魔である初兎が、お腹が空いたと訴えること、それはつまり、お誘いに等しい行為だ。
りうらが話を聞くと、悪魔界から天使界に連れて来られる間、何も食べていないらしい。
初兎の真っ赤な顔と、ぐぅ と鳴るお腹に、
天使であるりうらは “助けたい” という本能があらわれてしまう。
赫)しょーちゃんが嫌じゃなければ、あげるよ?
白)え!いいん、?
赫)ん、いーよ?
白)あの、じゃあ。ありがとう…、
次回あーる有り。次回の赤白さんの所飛ばしても話がわかるようにするので、ご安心を。
NEXT ♡ 500 ⇢⇢⇢⇢
余談
コメント読んで、
モチベあがりまくりのりらさんです。
コメントくれた子ありがとね!
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