武道視点
あの日、皆に罵声や、暴力受けて流石に俺はへこたれていた。。
精神的にもきつくて、ほんとにどうしたら良いのか分からなくなった。
食なんて喉通らない。ベッドに横になっても寝付けない。ずっとリピートされるあの人達の声。幸せなものから辛いものへと変わっていく。
その声や行動は、俺を56しにかかるかのように苦しめる。
ただ無心に歩いて、気がついたら病院にいるし、イザナ君、カクちゃん、灰谷兄弟、ココ君、イヌピー君、春千夜君、そして…千冬が居た。
何で彼らここにいるの?
ねぇ、
何で優しい言葉をかけるの……?
俺はもぉ、要らないと捨てられた、ただ汚い奴なのに……。
あれから東卍の話なんて一回も聞いてない。
みんな優しいから、俺の事優しく抱きしめてくれる……。
これも後どのくらい続くのかな…
ピピピピッ…ピピピピッ
武「んぅ……、イヌピーく…」
青「…熱、少し下がったな……。」
武「…何度?」
青「37.8」
武「……そっか。……風邪、うつっちゃうよ…」
青「俺は強いから平気だ。」
武「えぇ…、そんなもん、?」
青「あぁ。そんなもんだ。」
たけみちが寝込んでいる間、ずっと見ていてくれていたのだろう。
手も握って、優しい顔で話してくれる。
これで惚れないやつはいないだろう。。。
武「…昔の夢を見た……。」
青「昔?」
武「うん……俺…皆を沢山コロしてきたんだぁ………」
青「…、」
武「何度チャンスがあっても何度も見逃して……あの時止めていれば良かった……ずっと離さなきゃ良かった…。……俺がもっと強かったら…」
ジワッと、涙が溜まる感覚があった。
俺はなんでこんなにも弱いのか…。涙が零れる。情けないやつだ……。
そんな惨めな気持ちになる俺に彼は……優しく声をかけてくれるのだ。
青「武道、俺の顔みて」
武「…?」
青「いつかお前は俺に顔に、火傷の傷 があったと言っていたろ。」
武「……うん。」
青「今はどうだ?」
武「……無い。火傷の痕なんて…もぉない……。」
青「……お前はよく頑張ったんだよ…。だから自分を責めるな…」
武「……」
大丈夫だ…と、言ってくれた。
大丈夫だと……。
俺は、また夢を見ているのだろうかと思うくらい儚く、触れたら壊れそうな……
そんな優しさを皆は俺にくれる…。
ガチャッ🚪
春「あ!起きた??ご飯持ってきた!」
武「ありがとう春千夜君…。」
ほら、俺にご飯なんて要らないのに。
いつも残して勿体ない俺なのに……なんでいつもたくさんご飯作って………って
アレ……、俺今…、
武「ズビッ……あれ、」
春「!?!??!だっ!だいじょっ、どっどう、へ???なんで泣いてっ!」
青「武道…?どこか痛いのか?気持ち悪い、?吐く?トイレ?」
武「……」
(これはなんの感情から来るやつ…?悲しさ?寂しさ?それとも、孤独さ?
俺…どういう気持ちで泣いてるんだろう……何かが込み上げてくる、言葉が…)
そんな感情に押されている間に、春千夜の声が聞こえてきたのか、皆が集まっていた。
俺はそんなことにも気づかず、ただ涙を流し、脳内はなんで泣いているのかと…問いかける一方。
皆は心配の声があがる。
イ「どうした?飯食えれそうにないか?」
千「相棒、何か悲しいことでもあったのか、?怖い夢見た?」
一「なにか欲しいのあるか?買うぞ?…、」
蘭「ぎゅ〜する?」
竜「もぉ兄貴、それ自分が………」
欄の言葉はたけみちに匹敵しただろうか。
武道はベッド、布団から出て蘭に抱きつく。。
武「……ごめんね…少しだけ…。」
この感情が本当になんなのか分からない。
少しだけ…怖い。その怖さを紛らわしもあるのだろう。。
一「今日は蘭か、」
イ「はぁ、お前ら出んぞ」
灰谷兄弟を残し、3人となった。
今日は灰谷兄弟の気分なのだろうか。
……ぅうん。結果的に、ハグ出来れば誰でもよかった…。
たまたまらんが発言したことによって、その行動が芽生えたと言っても過言では無い。
蘭「っ!と……、」
急に力を抜いた武道。
まだたっている状態からのハグは続いていた。
熱ということもあるだろう。力が切れた。
武「力もぉ出ない…」
蘭「うん。ベッド座るね」
武道を抱え、ハグをしたままベッドに座る。
竜「ご飯食べれる?お粥、鶴蝶が作ったやつ。今仕事で居ないけど、」
武「……うん。食べる。」
竜「おけ!」
竜胆は、武道にご飯を与える。
一方蘭は武道を離さない。と言うより、2人とも離れる気がまずなかった。
ご飯は5口で終わってしまった。
だけど、熱のある武道にとってな最高記録。
ちょくちょく熱を出す武道。
ご飯はまともに食べないし、何も飲まず食わずだ。
けど今は5口もお粥を飲み込み、少しぬるいお茶も 飲み込んでくれた。
熱も下がり、いつも通りの武道。
濁った瞳
昔に比べ、痩せてしまっている身体。
なんにも変わりはない。もぉ見慣れたと言えば見慣れた、いつもと武道だ。
今日も武道はおやすみ。何せ病み上がりだ。たけみちが仕事に戻ると言っても部下である幹部が許さない。
と、言うことで今日はイザナ、鶴蝶の2人はたけみちとお留守番だ。
そんな中、部下のモブからだある電話が武道の元へと入った。
プルルルルルップルルルルルル…
イ「なってんぞ。」
鶴「部下からだろ」
武 ピッ))「はい。」
モブ「首領!!大変です!モットがこちらの情報をとある奴ら、確か、**東卍**って奴らに、情報が…!!」
武「……」
あぁ、結局…。
もぉ嫌なのに……
なんでそこまでま俺を…
ねぇ、君達は俺をどうしたいの………?
コメント
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麦茶さんの言葉のセンスが良すぎる。 私そんな言葉出てこないよ〜😭