ーーー会議室室ーーー
紫「これを見てまだ自分がやってないと、言いますか?」
嫉妬女「っ……」
橙「はよ認めろや」
黄「証拠もありますし、言わなくても大丈夫ですよ」
紫「貴方は退学です。明日からもう来ないでください。」
嫉妬女「なっ……退学なんて…」
紫「規則ですから。」
嫉妬女「………………」
ーーー放課後ーーー
桃「………………」ギュッ
(青の手を掴んでる)
青「…………」ギュッ
可愛い……
橙「ずっと掴んでるな」
紫「そうだね、不安になっちゃったのかな」
赤「桃ちゃん大丈夫?」
桃「………………」
橙「しばらくは話せそうにないなぁ……」
紫「今日はもう帰ろうか桃くん」
青「……紫くん、僕も一緒にいい?」
紫「……しょうがないね、今回はいいよ」
青「ありがとう」
黄「桃くん、ゆっくり休んでくださいね」
桃「…………」
青「桃くん、帰ろうか」
桃「…………」
ーーーシェアハウスーーー
青「桃くん、自分の部屋に行っといて」
桃「…………」ギュッ
青「……桃くん?」
桃「………………」(部屋に戻る)
青「……?ココアつくって部屋に行こう」
ーーー桃の部屋ーーー
桃「………………?」
青と……離れたくなかった……
なんでだろ……寒い…
青「桃くん、入るね」
桃「………………」
青「ココア作ってきたよ。」
桃「…………」ギュッ
(青の手を掴む)
青「……?……飲む?」
桃「……」コクン
青「はい」
桃「…………コクコク」
美味しい…
青「桃くん、こんな時にあれなんだけど今楽しい?」
桃「………いま?」
青「うん、お母さんと離れて僕らといるでしょ?だからどうかなって」
桃「………楽しい…かも。」
青「かも……ね」
桃「楽しいって…気分が明るくなるって辞書に書いてあった。」
青「うん……」
桃「みんなと居るようになって……心が…らく……話せるようになって…自分の気持ち?ってのがよくわかってきた気がする…」
青「そっか。桃くん、もしお母さんが帰ってきたら自分の家に帰りたい?」
桃「……自分の……家」
この大学受けなさいっ!
普通に早くなりなさいよっ!!
桃「ビクッ……」
青「桃くん?」
桃「……勉強……しないと…」
青「え?」
桃「家戻るなら…勉強しないと…ここ最近やってない…やらない…と」
青「桃くん!家に戻りたいの?」
桃「……お母さんが帰ってくるなら……帰らないと……」
青「桃くんの気持ちは!?本当に帰りたいの!?」
桃「……おれの……」
青「そう、桃くんの」
桃「………………」
青「……………」
桃「……かえり……たくないっ……」
青「桃くん…」
桃「ここにっ…いたいっ…グスッ」
青「なんでか言える?」
桃「青達と一緒にいたいっ……自由になりたいっ…好きなことしたいっ…グスッ」
青「うん……」
桃「……青………たすけてっ……」
青「うん!助けるよ!ずっと一緒にいようね!楽しい事、好きな事いっぱいこれからもしよう!」
桃「グスッ…したいっ」
青「うん、しよ!」(ギュッと抱きしめる)
なにか策を立てないと
桃「グスッ…グスッ…青」
青「ん?なぁに?」
桃「グスッ…もっと……ギュッてして」
青「…えっ?」
桃「頭もっ…グスッ…なでなでっ……」
青「うん……」ナデナデ……ギュッ
か、かわいい……
桃「グスッ…グスッ…ヒグッ」
暖かい…これ好き……安心する……
青「桃くん、大丈夫?」
桃「グスッ……スー………」
青「桃くん?」
桃「スー……スー……」ギュッ
青「………可愛い」
なにこれ……ギュッってしてって……可愛すぎるでしょっっ!!!!僕……桃くんのこと好きなんだ……
ん?……手首に包帯……?怪我してたっけ?
シュルッ……
(包帯を外す)
青「っ……」
桃くん、切ってたんだ……
ごめんね、気づかなくて
青「もうこんな事しなくていいからね……」
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