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fwak
朝がきて、カーテンの隙間から光がさしこんだ
隣をみると、きれいに畳まれた布団がおいてあった
『ふわっち…帰っちゃったかな…』
でも、リビングから足音や、何かをしている音が聞こえるため、まだ帰ってはいないんだろう
きっと彼のことだから俺を起こさないようにとか、そういうことを考えてたんだろうな…少しくらい起こそうとかしてくれてもいいのに…
そのとき、玄関を開けるような音が聞こえたので、俺はあわてて外へ飛び出した
まだふわっちの後ろ姿が見えた
『あ、ふわっちーーー!!!』
俺のその声を聞いたふわっちは振り向き少し驚いた顔をみせ…
「あ、あきな!?ごめん!起こした?」
『いや平気平気!ていうか起こしてくれてもよかったのに…』
「…ごめん」
『謝らんで?追っかけてきたのは見送りをしたかったのもあるし…あとね!連絡先!交換したくてさ!…だめかな?』
「いいよ」
『まじ!?やったー!』
そのあとはQRコードを読み込んで、ふわっちの連絡先を追加した
そしたら何かわからないけど紫とピンク色をしたドーナツみたいなスタンプで、かわいくよろしくお願いします、と書かれていた
『ングッw』
「おい」
『ちょっとこんなかわいいの使ってるの意外すぎてさ…w 』
「別にいいじゃんかぁ…」
少しすねたように頬を膨らますふわっちにごめんごめんと、謝る
「じゃあ俺帰るわ、ありがと」
『うん!…また学校でね!』
そういうと、ふわっちはひらひらと、手をふりかえしてくれた
月曜日、教室にいくと、何やら廊下に人だかりができていた
みんな気まづそうにある一点を見つめて話している
何事かと思い、教室にはいり、みんなの視線をたどると、そこには…
「…おはよ、あきな」
ふわっちがいた
『あ、あぁ、おはよ…』
俺らのそのやり取りをみて、周りの視線はさらに集中する
俺も予想外だった
彼がこんなに早く学校にくることは、ていうかなんで?
朝のチャイムがなり、先生が入ってくると、先生もふわっちをみてすごいびっくりしたような表情をしている
さらにみんなが驚いたのは、ふわっちはホームルーム中に保健室にいかなかったこと、一限目の授業から参加していたこと、各教科の先生もみんな驚いていた
【…不破、どうしたんだろうな】
昼、俺の机に弁当をもってきてたAが呟いた
『急にだもんねぇ』
【あれ?あきなご飯は?いつも購買で買ってるじゃん】
『今日も買おうと思ったんだけどさ…授業長引いたじゃん、そのせいで買えなかったんだよ…今日は抜きかな…』
【まじか~残念だn…】
「…ん」
そこにふわっちが入ってきて、何やら風呂敷包まれているものを俺に渡してきた
Aは驚いたのか、それとも怖いのか、言葉を発せずにいる
「弁当、作ってきた、美味しいか分かんないけど、食べて」
『まじ?ありがと!洗って返すね!』
「ん」
きっと俺が料理できないことを知ったから、作ってきてくれたんだろう
自分の席に座ったふわっちをみて、Aは…
【は?お前なに受け取ってんだよ!なにはいってるかわんないだろ…】
『大丈夫!美味しいから!』
【まじどうなっても知らねえからな】
【ていか、さらに仲良くなってねぇか!?】
『んー?どうだろ』
正直、前より仲良くなった感じはしない
ただ、少しだけ、自分のことを打ち明けられるような関係にはなっていた
『…うまッ!!やっぱ美味しいわー!』
この前の夜ごはんもそうだけど、暖かくて、おいしい
俺はスマホを取り出し、ふわっちにおいしいよ、と入れ、送信した
1分もしないうちに返事のスタンプがかえってきて…
“「またつくるから」”
と、送られてきた
迷惑じゃないのかなと思いつつも、今回は少し甘えてみることにした
“『じゃあ、お願いします!』”
ふわっちに送信した
こんなおいしい料理食ってたら、俺他の料理で満足できるようになるかなぁ…?