「あら…目覚めたかしら、大丈夫?」
僕はそんな優しい声で目が覚める。微かに視界にぼやけて映る”貴方”の顔は、誰よりも綺麗で、見惚れてしまう程だった__。
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地球を歩いて幾数年、街からは少し外れた路地で”貴方”を見付ける。
意識は無いが心臓を抑えていて、どうやら何かしらの病などに患っている事が一目瞭然だった。
普段なら何も知らないフリをして通り過ぎるが、本当に気まぐれだった。何となく看病をしてやろうと思った。
私はこの子を助けないと、と言う強い衝動に駆られていた。
恐らく吐血して出たであろう血液は純白のパーカーにべっとりと附着している。
そんな貴方をぼーっとながめていると、貴方がぎゅっと大切そうに握っている紙を発見する。
あまり詮索すれば後々面倒くさくなる。分かってはいるがやはり人間たるもの好奇心には抗えない。
私は好奇心に敗北し貴方の手から紙を取り見ると衝撃の内容を発見する。
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熊代善 様
貴方は現在の医療では治療の出来ない
«不治の病»を患って居る事が検査の結果から検出されました。
貴方の”余命”は持って1年でしょう。
悔いの無い人生をあゆむ様にして下さい。
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コメント
2件
え……なんか見たことあると思ったらクトュルフ!?!?!? 他のコメントに被っちゃったけど…( え…天才ちゅぎ🥺
こ、これって!?クトゥルフ神話TRPGのやつですよね!?最高すぎるぅっ!✨続き待ってます✨