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「別にじゃないだろ!」
「……」
「なぁ…どうしてこんな事したんだ?」
「特に理由なんてない」
「じゃあなんでリスカなんてしてるんだよ!?」
そう、僕の秘密はリストカット。
それも傷は深く脂肪が見えるほど、だから優は優しいからな見せたくなかった。
「俺が可哀想に見えるか?」
「はっ?」
「リスカしてる僕は可哀想に見えて同情してるのか?」
「心配してるんだよ…」
「……っ!」
「心配なんかしてないくせに!」
なぜ僕は目から涙を流しているのだろう。
「ほんとにどうしたんだよ…」
「もう手離して…」
「むり」そう言って優は手を離さない
ふらっ あれ…?「、、お、、いっ!」
「、かり、、しろっ!」バタンっ!
僕は突然倒れた。
あれ?っと思い身体を起こすと、「大丈夫か…?」っと横にいた優が言った。「僕…」
「急に倒れたからビビったわ…顔色悪いし貧血だろ。」優がスポーツドリンクを差し出して来た。
「……ありがと」
ごグッと飲んでため息をついた。
「あのさ、さっきは問い詰めるような事言ってわるかった。ごめん。」
「僕の方こそごめん……」
「あのさ、リスカ…してた理由はーーー
「………っ」
あれ?優…泣いてる?
「どうしt…」
バッ優が僕を抱きしめた。なんだろう…懐かしい。暖かい…
小さい頃よく父さんに抱きしめて貰ったな…
僕は今高校生3年。
父さんは突然死んだ。心筋梗塞だった。
母さんは命懸けで僕を産んでくれそして死んだ。ゼロ歳からずっと父さん1人で育ててくれた。その父さんも母さんのところに行ってしまった。
それから僕はひとりぼっち。
笑いあった夕食もない。1人で食べるご飯は不味くあまり食べなかった。
夜は何故か寝れなく睡眠薬を使い無理やり寝ていた。
僕は生きているのか?と思った。人と喋っていてもどこか上の空で夢の中かと思うくらい、生きている実感がわかなかった。
そこでリスカを始めた。痛みを感じることで生きているのことの確認をすることができた。毎日毎日切り続けた。そして生存確認。相談相手なんて、いない、優にも相談はしないつもりだった………
「………うっ…っ」
僕生きてる…?あれ…?生きてる?……
「ゆう…っうぅ……」
一緒になく僕を優は抱きしめながら頭を撫でてくれた。
「心」
「…うぅ…グズっ…ん?」
「話してくれてありがとうなっ」
「こんな話してごめん」
「どうして謝るのさ、誰も何も悪くないよ、でもさ生存確認確認は他にも方法あるでしょ?」
「うん…見つけた」
「ほんと?じゃあそっちに切り替えてよ」
「そうする」
「心はよく本心を隠すけど、隠す心じゃなくて、正直になる心を持ったらいいと思うよ。お前は優しいからな」
僕の生存確認。それは優。優しい優のそばにいれば冷めきった僕の心が温かくなる。
正直になろう心のままに。
僕は「心」だ。
優しい両親がつけてくれた名前だ。