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んん”
ああまたこの夢か………
何度見たことか……もう勘弁してくれ
(gr)はぁまた前世の夢か……
俺には前世の記憶がある
それもはっきりだ
だが、あまり素晴らしい記憶ではない
自らが望んだ国、軍を手にしたというのに
仲間たちがどんどん死んでいく
愛する人まで自分のために死んでしまった
そんな救われない記憶…….
俺はずっと大切な仲間たちを愛する人を探している
そうして、探し続けて生まれてから15年
未だに…….
(？)ドンッドンッドン
(？)grさん!grさん!朝ですよ
(gr)あ、？
(？)いい加減起きてください!
(？)そろそろ起きないと怒りますよ
(gr)………
(？)ﾊｱおい、5歳児総統のクソgrさっさと起きろや….
(gr)ﾊｱ全く、朝からそんな物騒な言い方をしないでくれ……
(gr)em
(em)貴方が起きなかったら遅刻ですよ!学校!
(em)初日から遅刻なんて勘弁です…..本当に変わらないですね昔から
そう、仲間たちは未だに見つけられていない、
“こいつ以外は”
なんと、emと俺は双子として
生まれ変わってしまった…..なんでよりに寄って
emなのか…..
ちなみに俺等2人は前世と容姿はほぼ…..
いや全く変わっていない
名前も変わっていないくらいだ
他の仲間たちがどうかはわからないが…..
emも前世の記憶はあるらしい
いや、なんなら俺より憶えている。
俺は自分自身の死に方はあまり覚えていない
それに比べてemはっきり憶えているらしい
前にどのように死んだか聞こうとしたが
emはそれに対して口を一切割らなかった
(gr)………..
(em)また、あの夢を見たんですか？
(gr)…..ああ
(em)……そうですか。最初に会ったのが私で悪かったですね
(gr)……tnが良かったゾ
(em)….💢私だって最初に会うのはzmさんが良かったですよ!
emが言っているzmとは
emの前世の恋人だ。そして俺が探している仲間の一人だ
未だにemはzmのことを死に物狂いで探し続けている
ま、それは俺も変わらないが
(gr)そもそもzmが俺等のように転生しているとは限らないゾ
(em)……..それはないですよ
(gr)何故、言い切れる？
(em)なぜでしょうね…..w彼への想いがzmさんとの絆がそう言っているんです
(em)それを言うなら貴方もそうでしょう？tnさんのこと
(gr)それもそうだな…..
(em)高校に仲間たちがいたらいいんですけどね……..
そう、まさしく今日から俺等は高校生だ
少し遠いが、学校としてはなかなかよさそうなところだ
だが、仲間に会える確率は低いのだ。
あまり期待をしたりはしないようにしよう…….
(em)あ、まって、今何時ですか？
8時02分
(em)うわあああああ⁉grさん急いでください!
(gr)うわ、ちょっとまってくれええ⁉emーーーー!!!
ーーーーーーーー学校着きましたーーーーーーーー
(em)ふぅ〜なんとか間に合いましたね……
(gr)はぁはぁ、ギリギリだがな
(em)それは朝遅い貴方のせいですけどね💢
(em)よし、さっさと行きますよ!grさん
(gr)ああ、いこう
果たして、仲間は居るのか…….わからないまま
廊下に向かう… .ここにクラス分けがあるはずだ
ギリギリだと思っていたが、
案外まだ15分ほどあったのでゆっくりみることにした
gr…..gr……あ、
俺は2組か!
(em)あ、私は1組ですね
(gr)俺は2組だゾ!✨
(em)……….⁉⁉⁉⁉g、grさんッ!!
(gr)どうしたんだ？
emは少し震え驚きと喜びが混ざったような顔をしていた
emが指さしたところをみると………
はっきり書いてあったのだ
ゾム・ボンベ と
(gr)⁉⁉⁉⁉こ、これは!!
(em)……….ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
わかっている人違いかもしれないだが、数年ぶりにみる名だ
隣をみるとemは涙を流していた
そりゃあ、そうだろう前世自分より先に死んでしまった
恋人の名を現世でまた見ることができたのだから
感動と喜びで涙が溢れたのだろう
(em)ああ、やっとだ!zmさん,zmさん!
何度も何度も愛する人の名前を呟くemを見て
少しホッとする、仮にもemは双子の弟で、前世の仲間だ
こちらも前世の友の名をみれて嬉しく思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本当にあれはemなのだろうか……….
今日朝俺は少し早めに学校に来た
その理由はただ一つ前世の仲間たちを見つけるためだった
そして,“愛する恋人”を見つけるためだ
俺は前世はwrwrd国の暗殺部隊隊長だった
はっきり憶えている。
そして恋人をemを置いて先に死んだことも……..
(zm)(ほ、ほんまにemなんやろうか)
そして朝、クラス表を見たとき俺は息が止まるかと思った
そこに記されていた
エーミール・アルベルト
という名前を見たのだから
一番見たかった名前だ。
薄いミルクティー色の髪に
オパールのような瞳それに加えて細い体
もし、本当に彼だったら
俺のことを覚えているだろうか?
また、愛を伝え合える関係に戻りたいと心の底から思った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
続く…..
コメント
1件
面白いです！！ 続きすっごく楽しみです！！
